【お酒】252.美の川 越後二十村郷 牛の角突き カップ [15.新潟県の酒]
美の川酒造株式会社
新潟県長岡市宮原二丁目13番31号
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
美の川酒造さんのお酒は、かつて純米酒の“良寛”をいただいております。
今日いただくのは普通酒です。
ラベルの裏側には、“微酔”の文字がうっすらと印刷されています。
これって、なにか意味があるのでしょうか。
新潟県の「小千谷市東山地区、旧古志郡山古志村、長岡市太田、川口町の北部は、かつて「二十村郷」と呼ばれた1つの地域」だったそうです。
斜面が多いこのあたりの農地は主に棚田で、そのため、牛は農作業における動力源として必要不可欠だったそうです。
そこから、神事としての“牛の角突き”が生まれたようです(※1)。
このお酒は、そんな地域のシンボルである牛の角突きをラベルにいただくわけですから、もしおいしくなかったら一蔵元だけの問題では済まされません。
さぞやおいしいお酒が詰められているであろうと期待しつつ、今日もぬる燗でいただきます。
一口いただくと、酸味と甘みとが豊かであることがわかります。
酸味はスッキリしています。
ちょっとだけピリッとしています。
甘みはかなりはっきりしています。
クドさはなくて、自然な甘みです。
うまみは淡めです。
中越のお酒らしい、やわらかいうまみです。
スッキリした酸味と自然な甘みとの調和がほどよい、淡麗やや甘口のおいしいお酒でした。
私は甘口のお酒が苦手ですが、このお酒は酸味が甘ったるさを抑えてくれていて、おいしいと思いました。
(※1)パンフレット『越後牛の角突き街道をゆく』より要約(新潟県Website)
この記事を書いた三日後に、美の川酒造さんは廃業なさってしまったようです。
ある記事によれば「近年の日本酒離れや若者の酒離れ」が原因ではないかと書いてありました。
一度飲んでみれば、うまいってわかるんですけれどね、日本の酒は。
[牛の角突き]
荒々しい名前ですねー。
でも名前とは裏腹なやさしい
お味だったんですね☆
「牛」「ツノ」でまたあの方々の
顔が思い浮かびましたよ(^ω^)
by あとりえSAKANA (2014-06-17 01:14)
あとりえSAKANAさん、コメントありがとうございます。
こっちでは最近、西表島のやつの再放送をやっていました。
牛追い祭りだと思ったら虫追いの企画で、その企画もロビンソンに振り回されてめちゃくちゃになってしまうやつです。
そういった先の読めない面白さと、出演者の体を張った奮闘ぶりがあの番組の面白いところでもあると思います。
最新作のアフリカ旅行には、それらがまったくなくて、全然面白く感じませんでした。
by skekhtehuacso (2014-06-17 22:22)