【お酒】253.羽陽男山 精撰紅花カップ

男山酒造株式会社
山形県山形市八日町二丁目4の13

原材料／米（国産）・米こうじ（国産米）・醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
（以上、フタとラベルとより転記）


山形にも、男山を名乗る蔵元さんがありました。
男山というお酒の名称については、こちらで簡単に触れていますので、ご覧ください。

このお酒は普通酒です。
男山酒造さんの場合、普通酒のランクには精撰と上撰とがあって、精撰のほうが若干安いようです。
それ故、きっとこの精撰は、旧制度下における二級酒に相当したものだったのではないかと推察します。
なお、これも簡単にではありますが、お酒の級別制度についてはこちらで触れておりますので、ご覧ください。

そんな山形の男山の二級酒を、今日もぬる燗でいただきます。


アルコールの香りとともに、うまみを感じます。
うまみはしっかりしています。
醸し出された酒臭い（←ほめ言葉です）うまみですが、比較的まろやかなほうだと思います。
わずかに苦味もあるようです。

酸味もしっかりしています。
スッキリとしていて、さわやかな酸味です。
わずかにすっぱさも感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みは弱めですが、ちゃんと感じます。
お酒の味にコクを添えています。


しっかりしたうまみとスッキリした酸味とで仕上げられた、ちょっと濃醇でやや辛口のおいしいお酒でした。
普通酒らしい酸味は出ているものの、うまみがしっかりしているので、飲み応えがあります。
蔵元さんのお酒の中で一番安いこのお酒でさえこんなにしっかりした味わいなのですから、上位のお酒もきっとおいしいことでしょう。