【お酒】489.八重垣 本醸造 180ml [28.兵庫県の酒]
ヤヱガキ酒造株式会社
兵庫県姫路市林田町六九谷681
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度
精米歩合 70%
容量 180ml詰
(以上、ラベルより転記)
江戸時代初期から続くヤヱガキ酒造さんですが、その社長さんは由緒正しき血筋のお方なのだそうです。
このことについて、文献では以下のように紹介されていました。
「寛文6(1666)年の創業。播磨国林田藩(現姫路市林田町)に生まれた“材木屋”という屋号の造り酒屋が、ヤヱガキ酒造の始まりだ。350年近くの長い歴史がある。当初は材木商との兼業だった。初代の長谷川栄雅氏は、藤原鎌足33代目の子孫といわれている。」(※1)
藤原鎌足と聞くと、私はある歌の一節を思い出します。
それは、“コーヒールンバ”の「♪それはすてきな飲みもの コーヒー モカマタリ」という部分です。
恥ずかしながら、私は最近まで、モカマタリというコーヒーがあることを知りませんでした。
そのため、この節の部分を聞くと、最近までずっと、
「♪それはすてきな飲みもの コーヒーも鎌足」
って聞こえていました。
(バカじゃないの!)
ネタがない代わりに自分の恥をさらしましたので、どうかこの辺でお許しください。
というわけで、藤原鎌足の末裔が造ったこのお酒をそろそろいただきます。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
一口含むと、まず最初に酸味をかなりはっきりと感じます。
さわやかで、ちょっとだけピリッとしています。
うまみは、濃いめな感じではないものの、けっこうしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じます。
それに、うまみに深みがありますね。
それでいて、苦みや雑味はありません。
甘みは少しあるようです。
しかし、酸味の陰に隠れている感じがします。
さわやかな酸味の利いた、旨辛口のおいしいお酒でした。
これはやはり、食中酒でしょう。
この酸味が、油っぽい料理や魚料理なんかと合うと思います。
(※1)神戸新聞総合出版センター編『播磨の地酒 こだわりの酒蔵めぐり』p.46(2010.10 神戸新聞総合出版センター)
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