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【お酒】1393.美酒爛漫 普通酒 お燗瓶 180ml [05.秋田県の酒]

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秋田銘醸株式会社
秋田県湯沢市大工町4番23号
180ml(正一合詰)
(ここまで、瓶の印刷事項より転記)

原材料名・米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料
アルコール分 15度
(以上、王冠より転記)




大正7年には仙台税務監督局技師花岡正庸氏が本県技師兼務となり、氏の指導により全県の酒質は愈々向上し、同11年、本県酒造家全員の出資により東京市場進出を目的として秋田銘醸(株)「爛漫」を創立、伊藤忠吉、花岡正庸両氏が技術担当となって指導にあたった。」(※1)
大正期に、いわば秋田のお酒を東京へ売り出すためのtask force(特殊部隊)として設立された秋田銘醸さん。
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そのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
298.純米原酒ふなおろし 200ml缶
348.らんまんカップ(糖類・酸味料添加)
355.生貯カップ(糖類添加・酸味料添加なし)
408.本醸造 飛切カップ
416.美酒爛漫 本醸造原酒 熟成酒 200ml缶

今日いただくこのお燗瓶は普通酒ですが、残念ながら糖類酸味料フル添加の三増酒でした。
ということは、かつていただいたらんまんカップと同じ中身でしょうか?
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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うまみはやや濃いめです。
でも、これはかもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)ではなくて、添加された画一的な味わいですね。
それに、クドさもちょっとだけあるみたいです。
また、軽い苦みも少し感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさがやや強めで、鋭さを少し感じます。
それに、ちょっとだけピリッと感じます。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはしないものの、とろみのような舌触りがあって、しかも厚みを感じます。


やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱちょいピリやや甘口のお酒でした。
あくまでも私の感想ですが、これはきっと糖類や酸味料で作り上げられた味わいでしょうね。
味わいの要素が突出せずに全体的にまとまっているようでしたが、それでも味わいに深みを感じませんでした。

もし花岡正庸先生がこのお酒をお試しになったとしたらどうお感じになられるのか、興味深いところではございました。

(※1)深味春輝『藩政時代に始まる秋田県酒造業と酒造政策』p.109(日本醸造協会雑誌第82巻第2号 1987)
あ~酒臭かった!(31)  酒くさコメント(4) 
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あ~酒臭かった! 31

酒くさコメント 4

hanamura

Tubeで多岐川裕美さんのCM発掘!オロロ~ン涙!
by hanamura (2018-05-18 08:31) 

skekhtehuacso

hanamuraさん、美酒爛漫のCMは子どものころに見たことを覚えておりますが、多岐川裕美のものだったかどうかは記憶にありませんわ。

by skekhtehuacso (2018-05-18 21:45) 

エクスプロイダー

黄色いパックの酒ですかね。
亡くなった母方の祖父が呑んでました。
by エクスプロイダー (2018-05-18 22:29) 

skekhtehuacso

エクスプロイダーさん、スーパーでよく見るやつね。
by skekhtehuacso (2018-05-19 20:44) 

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