【お酒】2238.菊美人 上撰 180ml お燗瓶 [40.福岡県の酒]
製造者 菊美人酒造株式会社
福岡県みやま市瀬高町上庄183
品目 清酒
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
内容量 180ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)
JR鹿児島本線瀬高駅。
その西側を流れる矢部川のほとりに蔵を構える菊美人酒造さん。
“菊美人”は北原白秋による揮毫。
なんでも、6代目の奥さんが白秋の実姉だったそうです。
品質表示はこちら。
いわゆる普通酒ですね。
バーコードラベルに、かろうじて上撰の文字を発見。
それではいただきましょう。
まずはひや(常温)でいただきます。
お酒には、色がかすかに着いておりました。
香りはなし。
うまみはやや・・・、否、ちょい濃いめ。
独特の香ばしい風味がどっしりとしており、米の風味がそれに続きます。
軽い苦みを少しだけ。
それでいてキレがよく、スッと引いて透明感を少し感じます。
酸味はひかえめ。
ほとんど感じません。
スーはないものの、かすかにピリ。
甘みはややはっきり。
変えに出て来ないけれど、じんわりと効いていることがわかります。
ちょい濃醇でちょい苦スッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
風味が独特の香ばしさでしたが、これはもしかしたら麹に由来するものでしょうか?
それでもクセはなく、嫌味を感じません。
しかもキレがよく、後味がスッキリしておりました。
甘みは脇役ですね。
次に、燗にしてみました。
アルコール香が少し立ちました。
うまみは同じ。
でも、独特の香ばしさが立って角が出たかな。
苦みも同じですが、香ばしさの角が出たことでよくわかるようになったみたい。
キレはかなり良くなり、スッと引いて透明感を感じました。
酸味はひかえめ。
でもスーが出て、逆にピリは引きました。
甘味も引く。
というか、わからなくなったようです。
燗にすると、ちょい濃醇でちょい苦ちょいスースッキリ旨口のおいしいお酒になりました。
燗のほうが香ばしい風味がよくわかりました。
それでいてキレが一層よくなり、スッと引いてさっぱりしておりました。
燗のほうがスッキリしていておいしいと思いました。
その菊美人とあわせたのは、
きゅうり、ねぎ、ちくわのごま酢和えと、
いつもの具だくさん味噌汁。
具で酒を飲み、汁で飯を食うという寸法なのでした。
ごちそうさまでした。
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