【お酒】223.月の桂 純米酒 180ml [26.京都府の酒]
株式会社増田徳兵衛商店
京都市伏見区下鳥羽長田町135
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
アルコール分 15度
精米歩合56%
180ml詰
月の桂(つきのかつら)という伏見のお酒です。
このお酒の名前って、同じく伏見の蔵元である、月桂冠と似ていますね。
何か関連があるのでしょうか。
増田徳兵衛商店さんのWebsiteによれば、
「「月の桂」の銘は江戸時代、姉小路有長という公家に「かげ清き月の嘉都良の川水を夜々汲みて世々に栄えむ」と詠まれ命名。」
とあります。
一方、月桂冠のWebsiteを読むと、
「ギリシャ神話に「太陽神アポロが怪蛇を退治し、月桂樹の葉をもって身を浄めた」とあるように、ヨーロッパでは、月桂樹は邪気を払う霊木として崇(あが)められてきました。」
「当社は、1905年(明治38年)、勝利と栄光のシンボル「月桂冠」を商標登録し酒銘として使いはじめました。当時、自然や地名などをもとにした銘柄が多く用いられていた中で、ハイカラな酒銘として注目を浴びました。」
と紹介されていました。
名前を定めた時期も、その由来も、まったく異なりました。
要するに、関係ないってことですね。
そんな伏見のお酒を、今日もぬる燗でいただきます。
最初に酸味と甘みとを感じました。
酸味はやや強めです。
スッキリしていてさわやかな酸味です。
ちょっとだけすっぱさもあるようです。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みは弱めですが、感じとることはできます。
クドくはなくて、自然な甘みです。
うまみはやや淡いですが、しっかりしています。
淡いせいか、角がなく、酒臭さが目立たなくてまろやかです。
スッキリした酸味と、自然な甘みとを、まろやかなうまみが支えている、やや淡麗で旨口のお酒でした。
純米酒にしては飲みやすいと思います。
これが伏見の女酒ってやつでしょうか。
しかし、私としては、なんかちょっと中途半端な感じがしました。
東夷の私には、お公家さんが命名したこのお酒の味を理解することは、所詮無理なことなのかもしれません。
[東夷の私には]
・・・またご謙遜を( ´▽`)
by あとりえSAKANA (2014-05-22 00:06)
あとりえSAKANAさん、コメントありがとうございます。
どうやら私は、特徴がはっきりしているお酒をおいしいと思うようです。
今回いただいたこのお酒は、全体的にうまくまとまっているものの、特徴がよくわからないのです。
もっとも、そういうお酒は造るのが難しいのでしょうけれどね。
そのよさがわからないのは、きっと私が田舎者だからでしょう。
by skekhtehuacso (2014-05-22 23:12)