【お酒】257.258.志太泉 にゃんかっぷ&にゃんかっぷラスタ(梅酒) [22.静岡県の酒]
株式会社志太泉酒造
静岡県藤枝市宮原423番地22の1
志太泉(しだいずみ)酒造さんについて、ある文献では「現在でこそ藤枝市の各蔵の実力はかなり上がって、全国的に有名になったが、藤枝市の吟醸酒として初めて全国に名乗りを上げたのは、この蔵であった。1984年から1986年の全国清酒鑑評会(ママ)で三年連続金賞を受賞し、一躍注目されるようになった。その後も、(中略)安定した力を見せている。」と紹介しています(※1)。
今日は、そんな地域の吟醸造りを牽引してきた蔵元さんのお酒をいただきます。
このお酒の名前は「にゃんかっぷ」です。
蔵元さんのWebsiteでは名前の由来を
要するに「ワンカップ大関があるんだから、にゃんかっぷだってあってもいいだろ!」ってことのようです。
名前がどうであれ、お酒の味はそれだけで決まるわけではありません。
おいしいお酒が詰められていることを期待して、早速いただいてみたいと思います。
志太泉 にゃんかっぷ 純米吟醸
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合50%
使用米 八反100%
アルコール分16度
180ml詰
(以上、フタより転記)
このお酒には、原料米として「八反100%」と表示されています。
この八反という米は、おそらく“八反錦”の系統米の一種を指しているのだと思います。
八反錦は、主に広島で使用されている酒造好適米です。
ある文献では、このお米について、「心白率が高い、低温でとけやすく味がきれい―などの特徴を持つ広島独特の好適米」であると紹介されています(※2)。
といことは、雑味が出にくくて、かつ低温熟成の吟醸造りに適したお米ということですね。
そんな広島が生んだ酒造好適米を使用した静岡のお酒です。
純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしてからいただきます。
うまみがかなりしっかりしています。
濃厚というよりも、むしろ深みのあるうまみといったほうが適切かもしれません。
もしかして、一定期間熟成させているお酒なのでしょうか?
吟醸酒ですが、少し酒臭い(←ほめ言葉です)風味がします。
それに、少し強めの苦味も感じます。
でも、苦味以外の雑味はなくて、澄んだ味わいです。
酸味は弱めです。
ここまで酸味を抑えてあるのは、吟醸、すなわち吟味して造ったことの成果なのだと思います。
甘みはかなり弱めで、ほとんど感じません。
そのためでしょうか、ドライな感じの口当たりになっています。
お酒のうまみだけを引き出した、やや濃醇で辛口のおいしいお酒でした。
甘みが少なくてスッキリしているので、口当たりはよいですね。
しかし、うまみが深くて酒臭さが少しあるため、飲みやすくはないと思います。
でも、私はこの飲み応えがおいしいと思います。
志太泉 にゃんかっぷラスタ(梅酒)
リキュール
原材料名 清酒(純米酒 山田錦使用)・梅(白加賀他)・氷砂糖・果糖
アルコール分11度
容量140ML
(以上、フタより転記)
このお酒は、純米酒ベースの梅酒です。
カップの中には、梅の実が2個入っています。
まずは、冷蔵庫で冷やしたものをそのままいただいてみます。
すっぱー!
梅の酸味がとても豊かです。
きっと、梅のエキスが濃いからでしょう。
予想では甘いかと思ったのですが、梅酒にしては甘みはかなりひかえめです。
むしろ、目の覚めるようなすっぱさが際立っています。
これって、もしかしてこのままいただくよりも、ソーダで割ってみたらおいしいかもしれません。
ということで、梅酒:ソーダ=1:1で割ってみました。
静岡のお酒ですので、富士山グラスでいただきます。
もとのアルコール分が11度でしたから、1:1で割れば、ビールと同じくらいの度数になります。
梅のすっぱさと、炭酸のシュワシュワとがちょうどよくあっていて、とてもさわやかです。
甘くないので、ドライな感じに仕上がっています。
これは食事にも合うと思います。
暑いときにはピッタリだと思います。
おいしいソーダ割になりました。
中に入っていた梅の実は、カリカリでした。
(※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.163(1996.7 静岡新聞社)
(※2)中国新聞社メディア開発局出版部編『広島の酒蔵』p.166(1995.2 中国新聞社)
にゃんカップ可愛いですね〜♪^^
お洒落なデザインです。
微力ながら・・・
人権擁護委員として出来ることをやらせてもらってます。
本来は・・・
男女共同参画講座の講師&電話相談員ですけどね。へへ;
by hatumi30331 (2014-06-21 23:17)
これは猫ファンにはたまらん(^_^;)
購入すると飲み過ぎになるので、控えます(笑)
by green_blue_sky (2014-06-22 08:13)
いつも拝見していますが、ワンカップの清酒
いろいろたくさんあるんですね。
空き瓶を集め始めたら、大変なコレクションになりますね。
by toshi (2014-06-22 09:06)
にゃんカップは2度飲みましたが、いまは紫色のネコになっているのですね。私は白いバージョンしか知らなかったので、またいつか飲まねば、、、と思います。
by 遠霞(とおがすみ) (2014-06-22 15:05)
にゃんかっぷラスタ、良いネーミングです
by まつじ (2014-06-22 15:30)
ワンカップでも素敵なデザインのお酒が増えてきましたね。飲んだ後も使えそうなカップです。
by newton (2014-06-22 15:45)
hatumi30331さん、コメントありがとうございます。
やはりそうでしたか。
どうかお体をこわさない程度にがんばってください。
by skekhtehuacso (2014-06-22 20:21)
green_blue_skyさん、これはカップ酒ですので、買い過ぎなければ飲み過ぎないと思いますよ。
食事に合うおいしいお酒だと思いますので、試してみて下さい。
by skekhtehuacso (2014-06-22 20:25)
toshiさん、空きカップを集めるときりがないので、集めないようにしています。
しかし、台所には、水を飲むため用に2個ほど置いてあります。
そのうち一個を、今日からにゃんかっぷラスタに取り替えました。
by skekhtehuacso (2014-06-22 20:27)
遠霞さん、どうやらにゃんかっぷは、黒目を入れたりと、一度デザインを修正しているみたいですね。
そのときに色も変えたのでしょうね。
by skekhtehuacso (2014-06-22 20:30)
まつじさん、コメントありがとうございます。
本文上にリンクした蔵元さんのWebsiteによれば、デザイナーに無理を言って制作してラスタカラーにしてもらった旨の記載がありますね。
どうやら、これは蔵元さんの趣味でしょう。
by skekhtehuacso (2014-06-22 20:33)
newtonさん、穿った見方かもしれませんが、私としては、POPなデザインのカップ酒はデザインで味をごまかそうとしているのではないかと疑ってしまいます。
でも、このお酒は、そんなことはありませんでした。
by skekhtehuacso (2014-06-22 20:36)
こんにちは!
ぎゃ~✿ かわいいですにゃ✿
欲しいです~(^^)
by ちゅんちゅんちゅん (2014-06-26 16:26)