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【お酒】450.白老 本醸造 からから カップ [23.愛知県の酒]

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澤田酒造株式会社
愛知県常滑市古場町四丁目10番地

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
日本酒度+10度
酸度1.4
(以上、ラベルより転記)



澤田酒造さんのお酒は、かつて普通酒の上撰白老カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、「辛口通のための超辛口本醸造酒」なのだとか。
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お酒における“辛口”という言葉は、私は“甘くない”という意味が本義だと思っております。
菊正宗がよい例ですね。

しかし、中には、酸味が強くてピリピリする、本当に“辛い”お酒もありました。
もし後者を燗し過ぎると、酸味が立ってきて余計辛くなってしまいます。

今日いただくこのお酒が標榜する“超辛口”がどちらの意味なのかは、私にはわかりません。
もし後者だと大変ですので、今日はいつもよりもぬるめのぬる燗でいただきます。


たしかに酸味がはっきりしています。
少しピリッと感じます。
すっぱさはひかえめです。

うまみは淡めです。
でも、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じます。
香ばしさも少しあるみたいです。

超辛口とは言え、甘みは弱めですがはっきりとわかります。


ちょいピリの酸味に、淡いがしっかりしたうまみ、それに甘みがコクを添える、淡麗甘辛口のおいしいお酒でした。
淡麗なのにうまみがしっかりしているので、飲み応えがあります。
それに、弱いものの甘みがあるので、それが酸味とよく合っています。
やはり酸味には甘みですね。

ある文献には「愛知県の酒は(中略)比較的に味が濃くやや甘めに感じられる酒が多くなっていますが、(中略)それはたまり醤油や八丁味噌に代表される、この地方特産の濃厚な風味を特徴とする醸造食品と共通の風味を持ち合わせているということが言えます。」との記述がありました。(※1)
この傾向は、たとえ超辛口を標榜するお酒であってもあてはまるのだと感じました。
もしかしてこれは、中国酒の伝統なのでしょうか?


(※1)松崎晴雄『日本酒のテキスト 2 産地の特徴と造り手たち』p.82(2003.11 同友館)
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