【お酒】485.キンシ正宗 普通酒 カップ酒 [26.京都府の酒]
キンシ正宗株式会社
京都市伏見区新町11丁目337-1
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
キンシ正宗さんのお酒は、かつて普通酒の銀閣辛口荒武者をいただいております。
今日いただくこのお酒は、普通酒のカップ酒です。
このお酒が普通酒であることは、品質表示に精米歩合の表示がないことからわかります。
しかし、このカップ酒について紹介している文献が見つからなかっただけでなく、蔵元さんのWebsiteでも紹介されていないことから、普通酒であること以外の情報を入手することができませんでした。
かつて銀閣辛口荒武者をいただいた際に、キンシ正宗さんが液化仕込みを導入していることを紹介しました。
(液化仕込みの意味については、↑このリンク先の記述をご参照ください。)
液化仕込みは「もろみの初期から物料の流動性が高いため、もろみ管理が容易であり、酒化率(出来た酒の使用原料に対する割合)が高いなどのメリットがあるため、比較的廉価な日本酒製造で普及し始めている。」とのこと(※1)。
ここからは私の予想ですが、今日いただくこのお酒は液化仕込みを導入している蔵元さんが造った比較的廉価な普通酒ですので、きっと液化仕込みで造られているのではないかと思います。
ということは、比較的雑みが少なくて淡い味わいなのではないでしょうか。
そんなことを予想しながら、普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
一口含むと、まず最初に酸味を感じました。
キリッとしていて、スーッとした感じの酸味です。
それに、けっこうピリッと感じました。
うまみはやはり淡めです
酒臭さはほとんど感じません。
やや苦みを感じるものの、淡いせいか澄んだ味わいでした。
甘みはひかえめです。
淡めのうまに、酸味と苦みとの効いた、淡麗辛口のお酒でした。
うまみが淡めで澄んだ味わいなのは、やはり液化仕込みなのでしょうか。
(※1)小泉武夫監修『日本酒百味百題』p.153(2000.4 柴田書店)
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