SSブログ

【お酒】632.今錦 お燗瓶 180ml [20.長野県の酒]

2095.JPG2096.JPG2097.JPG
米澤酒造株式会社
長野県上伊那郡中川村大草4182

アルコール分 15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(長野県産)米麹(長野県産米)醸造アルコール
180ml詰
(以上、瓶の印刷事項より転記)




1907(明治40)年、養命酒発祥の地と同集落である中川村大草で創業」(※1)したという米澤酒造さん。
その“今錦”という酒銘について、ある文献では以下のように紹介されていました。
蔵元の先祖に相撲の好きな人がいた。草相撲の横綱だったその人の四股名が「今錦」。酒の名はそれに由来する。
国技である相撲は、現在では想像もつかないほどの人気で、日本各地で盛んに素人相撲大会が開催されていた。そこで誕生した横綱は土地の花形。おそらく当時の「今錦」は押しも押されもしないヒーローであったことだろう。」(※2)


このお酒には、全量長野県産米を使用している旨が表示されています。
2099.JPG

また、表には、“手造りの酒”である旨が記載されています。
2098.JPG

これらのことについて、文献には以下のような紹介がありました。
酒米は地元の契約農家が手がける美山錦・あきたこまち・しらかば錦の三種を使用。いまでは珍しくなってしまった和釜を使った蒸し米から麹造り、木槽(きぶね)による搾りに至るまで、できる限り手間ひまかけた手造り醸造にこだわり続けている。」(※1)


今日はそんな長野県産米を使用したこの手づくりのお酒をいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色ですが、少しはっきりしているようです。
2100.JPG


おおっ!

うまみはかなり濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、やわらかさも感じます。
それに、香ばしさが豊かですが、これは熟成によるものでしょうか。

酸味はけっこうはっきりしています。
すっぱさとともに、深みを感じる重厚な酸味です。
ですが、刺激やピリピリ感はありませんでした。

甘みはややはっきりしているようです。
さらっとしていて、ベトつかない甘みです。


うまみ、酸味、甘みがみなはっきりしている、濃醇旨口のおいしいお酒でした。
はっきりした味わいであるものの、クドさはなく、むしろ全体がうまく調和していると思います。
それでいて、深みを感じました。
名実ともに、横綱クラスのお酒でしょう。
これはうまいわ。



(※1)『ようこそ日本酒の國へ』p.79(2014.5改訂 合同会社デザインファームアンドリゾート)
(※2)川崎史郎・小林敬一『酒蔵で訪ねる信州』p.218-219(2008.5 信濃毎日新聞社)
あ~酒臭かった!(52)  酒くさコメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

あ~酒臭かった! 52

酒くさコメント 2

ちゅんちゅんちゅん

おはようございます!
夏バテによる頭痛 ちょっと治まってきたので
今夜あたり 久しぶりに飲みたいと思います✿
猛暑 まだまだ続くようですが
美味しいお酒を飲んで乗り切ってください~(^^)
by ちゅんちゅんちゅん (2015-08-04 07:32) 

skekhtehuacso

ちゅんちゅんちゅんさん、コメントありがとうございます。
もうなんかねー、飲まなきゃやってらんねぇことばっかりでしてねー、毎日飲みまくっていますわー(←ただ飲みたいだけ)。
by skekhtehuacso (2015-08-04 23:34) 

酒くさコメント、書いちゃう!

お名前:[必須]
URL:
酒くさコメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0