【お酒】642.お福正宗 大吟醸生原酒 鑑評会出品酒 150ml [15.新潟県の酒]
お福酒造株式会社
新潟県長岡市横枕町606
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 40%
アルコール分 17度
150ml詰
(以上、ラベルより転記)
お福酒造さんのお酒は、かつて普通酒のやまこしの郷カップと、普通酒の槽垂原酒カップ、そして純米酒カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、“鑑評会出品酒”と銘打たれた大吟醸の生原酒です。
“鑑評会”の指すところは、ラベル上は明確ではありません。
しかし、これは私の推測ですが、おそらく数ある鑑評会の中でももっとも規模の大きい、独立行政法人酒類総合研究所が主宰する全国新酒鑑評会のことを指しているのではないかと思います。
直近の鑑評会の結果を確認したところ、お福酒造さんは入賞は成し遂げたものの、金賞を獲得することはできなかったみたいです。
それでも鑑評会へ送り込んだお酒ですから、きっとものすごく手間をかけてじっくりと仕込まれたことでしょう。
品質表示を見ると、精米歩合40%と、すなわち米粒の6割を削って捨ててしまっていることが分かります。
また、アル添の原酒であるにもかかわらずアルコール度数17度ということは、きっと低温の環境でゆっくりと発酵を進め、しかもアルコールの添加量を必要最小限度としているのではないでしょうか。
そんなことを考えながら、そろそろいただいてみたいと思います。
大吟醸の生原酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
フタを開けて盃に注いだだけで、お酒の香りがフワッと漂ってきます。
お酒の色は、ちょっと着いているのがわかります。
口に含むと、お酒の香りが口の中に広がって、それが鼻へと抜けていきます。
フルーティさもあるものの、それでいて華やか過ぎず、奥ゆかしい香りです。
それに、生原酒だけあって活性が残っているからでしょうか、わずかにシュワピリ感がありますね。
うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
やわらかいうまみに深みを感じます。
それでいて、苦みや雑味は一切ありません。
酸味はひかえめです。
ほんのわずかにさわやかさを感じる程度です。
酸味自体には、刺激やピリピリ感は全くありません。
甘みはひかえめですが、その存在はわかります。
べとついた感じのまったくない、さらっとした甘みです。
香りとうまみとだけを堪能できる、やや濃醇で旨口のおいしいお酒でした。
酸味と甘みとは、うまみを引き立てるための必要最小限度に抑えられていると思います。
それに雑味が全くなく、きれいな味わいに仕上がっています。
欲を言えば、生酒のシュワピリ活性感はなくてもよく、すなわち火入れされていたほうが味に角が立たなくてよかったのではないかと感じました。
白い杯だと、お酒の色がわかりますね。
美味そうな酒です。
コメント、ありがとうございました。
by toshi (2015-08-18 06:46)
瓶もオシャレですね♪
私は日本酒が呑めないので、ホント残念です(T_T)
by まつき (2015-08-18 11:36)
toshiさん、そうなんですよ。
お酒をおいしくいただくには、白磁の杯が一番いいと思っています。
あちこちで陶器屋を見つけると入ってしまい、白磁の杯をついつい連れて帰ってきてしまいます。
by skekhtehuacso (2015-08-18 22:11)
まつきさん、お飲みにならないのにこんな酔っぱらいブログをお読みいただき、どうもすみません。
by skekhtehuacso (2015-08-18 22:12)
鑑評会出品酒だと生のすっぴん何でしょうね。火入れするとやはり劣る部分が。
この量でもいい値段だろう。
by エクスプロイダー (2015-08-18 22:26)