【お酒】1204.萬代芳(バンダイホウ) カップ [07.福島県の酒]
合資会社白井酒造店
福島県大沼郡会津美里町永井野字中町1862
アルコール分/15.0度以上16.0度未満
原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
白井酒造店さんのお酒は、このブログの草創期に辛口本醸造 会津宝の山カップをいただいております。
今日いただくこのお酒について、福島県南酒販さんのWebsiteには、以下のような記述がありました。
「銘柄の「萬代芳(ばんだいほう)」は5代目の泰三氏の時に誕生したもので、当初は「よろずよし」と読んでいたが、戦後、「ばんだいほう」という読み方に改めたものだという。」(※1)
【2018/08/03追記】また、別の文献には以下のような記述がありました。
「なかでも、五代目白井泰三は明治十八年、二十八才のとき酒造技術の修得のため、単身で現在の兵庫県小西白雪醸造蔵に身を寄せ、それを伝授されているが、それまでの苦労と努力は大変だったようだ。」(※2)
「「万代芳」なる商標も、小西家から与えられ、」(※3)
そんな白雪からもらった萬よしの萬代芳ですが、残念ながら糖類酸味料フル添加の三増酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、すこしはっきりしておりました。
おお!
こりゃ濃いね。
うまみはかなり濃いめです。
酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも少しあるものの、添加されたと思われるクドさも感じます。
それに香ばしさ、苦み、渋み、いずれもはっきりしています。
キレはよくなく、残ります。
酸味ははっきりしています。
すっぱさがやや強めで、鋭さを感じます。
また、アルコール由来と思われるさわやかさも強めです。
それに、ちょいピリでした。
甘みもはっきりしています。
とろみのような舌触りがあって、それにけっこうべとつきます。
濃醇苦渋甘口のお酒でした。
こちらひさびさの~!(←パンチDEデートの桂三枝で)、ガツンとくる味わいでした。
この濃さというか、荒っぽさはすごいわ。
もしかしたら、マニアックな愛好家がいるのかもしれませんね。
残念ながら、あたしゃまだその域には達していないみたいでした。
(※1)新・酒蔵探訪 34 【2014年11月】(福島県南酒販株式会社Website中)
(※2)伊藤豊松『会津の酒』p.148(1977.4 福島中央テレビ ふくしま文庫34)
(※3)(※2)p.149
ここの蔵の「風が吹く」と言う銘柄は呑んだ事が有りますが萬代芳はまだですね。
by エクスプロイダー (2017-06-15 22:54)
エクスプロイダーさん、風が吹くはね、会津へ行ったことがある人はほとんどみんな飲んでいますよ。
とりたてて披露するようなことじゃないでしょう。
by skekhtehuacso (2017-06-15 23:40)
福島県も結構、美味しい酒が多いようですね。
by toshi (2017-06-16 16:21)
toshiさんのブログの“最後の記事”、切ないですよ。
ごめんなさい。
私には、うまくコメントできません。
マイケル君よ、なんとかしてくれたまえ!
by skekhtehuacso (2017-06-16 21:49)