秋の乗り放題パスを使った酒集め2018 [旅]
やーい!
やーい!
ざまあみろってんだ!
今回の酒集めでは、雨が一滴も降らなかったんだぜ!
先週の記事では、「台風の影響で、秋の乗り放題パスを“払い戻し”て旅行の計画を中止した」と書きました。
でも実はこれ、真っ赤なウソ!
実際には払い戻すことなく、翌週通用分に変更していたのでした。
秋の乗り放題パス
JR全線が乗り放題の切符
JR線の普通電車(快速を含む)しか乗車できない(一部例外あり)
秋の一定期間(2018年は10/6(土)~21(日))内に連続する3日間で利用可能
どうしてウソをついたのか。
それは、オレに対していやがらせで雨を降らせている輩をだますため!
ここのところ泊りがけで旅に出るたびに毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回どこかで必ず雨が降っておりました。
この原因は、まちがいなく“いやがらせ”です。(キッパリ!)
すなわち、出かけることを私がこのブログで予告したり他の方のブログにコメントで書いたりしているのを誰かがいちいちチェックしていて、その日に合わせて雨を降らせているのだと、あたしゃ確信しておりますよ。
(こりゃ重度の被害妄想狂だな。)
でも今回は、“出かける”と一切書かなかったどころか、計画を中止したとのウソの情報を流布したことで、いやがらせをしている輩がまんまと引っかかって、雨が一切降らなかったというわけですよ。
ということで、雨に振り回されることなく存分に楽しんだ酒集めの旅を、183枚の写真とともに晴れやかな気分で一気に報告させていただきまっせ。
★☆一日目(2018/10/13(土))☆★
まずは、総武線の津田沼駅。
ああそうだよ、どうせオレは千葉県民なんだよ。
なんか文句あるか?
なお、“津田沼(つだぬま)”という地名はいわゆる“合成地名”で、「町村制施行の明治22年」(※1)に誕生した、「千葉県習志野市にあたる旧津田沼村(谷津(やつ)+久々田(くぐた)+鷺沼(さぎぬま)その他)」(※1)に由来するんだってさ。
(※1)今尾恵介『住所と地名の大研究』p.31(2004.3 新潮選書)
旅の始まりは、4:56発の総武快速線横須賀行436Fから。
(以下、太字は乗換駅です。)
東京駅(5:46発沼津行普通323M)
沼津駅(8:09発静岡行普通2745M)
富士山は、雲に隠れておられました。
静岡駅(9:06発浜松行普通743M)
浜松駅(10:20発豊橋行普通929M)
豊橋駅(11:02発特別快速大垣行5119F)
昼食。
安城駅の手前で、踏切をまたいで緊急停車!
踏切内で異常を確認しちゃったんだってさ。
(その踏切がこの踏切なのかどうかはわかりません。)
安城駅までタラタラと走って、6分遅れで入線。
しかし、そこはさすが特別快速!
刈谷-金山間の無停車区間で、3分遅れまで回復してくれましたよ。
名古屋駅で東海道本線とお別れして、関西本線へ乗り換え。
(12:06発ワンマン快速亀山行2307G)
亀山駅(13:14発加茂行普通243D)
中在家信号場(跡?)を眺めつつ、
加茂駅(14:45発大和路快速大阪行3431K)
ようやく、この日の目的地が見えてまいりました。
着いたのは、奈良駅(奈良県奈良市)。
津田沼駅からここ奈良駅まで、10時間ちょっとの旅でした。
でもね、賃労働で拘束されている時間と比べれば、旅での10時間なんてあっちゅう間ですよ。
それに青春18きっぷシーズンではなかったためか静岡地獄が発生しませんでしたから、そりゃもう快適でしたよ。
こちらは旧駅舎。
観光案内所に転用されておりました。
まずはエキナカの酒屋さんで、三諸杉の辛口純米酒をGET!
奈良の街中へと歩いて行きます。
途中にあった“酒商のより”さんにて、往馬(いこま)の純米酒をGET!
猿沢池まで歩いてまいりました。
猿沢池まで来たら、そりゃ元興寺の門前にある小川又兵衛商店さんを訪問いたさねばなりませぬのでございますですよ。
看板犬の福くんに遊んでもらうことを楽しみにしていたのですが、この日は嫌われてしまいました。
トホホ・・・。
小川又兵衛商店さんの軒先で、生中をいただきます。
休日だというのに、午後4時までアルコールの摂取を我慢した自分をほめたいと思います。
次は、なら泉勇齋さんへ。
金鼓のうすにごりを、水茄子とともにいただきました。
このあともう一軒立ち寄る予定でしたので一杯だけでにしておこうかとも思ったのですが、そんなことは到底ムリでした。
もう一杯だけ、金鼓の山廃古酒をいただきました。
深いのに雑味ゼロで、後味すっきりでしたよ。
お酒2杯でなら泉勇齋さんを後にして、お目当てにしていた最後のお店へと向かいます。
その途中で入ったスーパーにて、升平(しょうへい)の菩提酛を見つけてGET!
ショウヘイヘ~イ!(←ガキの使いやあらへんで!より)
この日最後に訪問したお店は、ここ“居酒屋 樽”さん。
奈良に来てこの前の道を通るたびに気になっていたお店だったのでした。
お通しは酢の物。
これ、ものすごくまいう~!
とてもまろやかで、ぜんぜんツンとこないのですよ。
ご主人に伺ったところ、酢に一度火を通しているのだとか。
あたしゃその発想はなかったわ。
こういう“よい店”でのおいしいものとの出会いこそが日々の料理の改良につながるのだと、つくづくそう思いましたよ。
お酒は春鹿の金紋(おそらく普通酒)。
春鹿はかつて純米酒超辛口をいただいておりますが、あたしゃこっちのほうが好きだな。
たこ刺をいただいて、
吉野杉の樽酒(冷酒)を合わせました。
木香はひかえめで、口当たりがよくてやや甘口でした。
でもね、これは後から効いてきそうな危険なお酒ですよ。
“居酒屋 樽”さん、堪能させていただきました。
ほろよい気分で、奈良駅へと戻ってまいりました。
奈良駅からは、大和路快速大阪行に乗車。
何時発のどの列車に乗ったのかは、まったく覚えておりましぇん!
奈良駅から大和路快速に2駅だけ乗って、大和小泉駅(奈良県大和郡山市)にて下車。
駅前にあったスーパーで、瑞鷹(熊本県)の米焼酎(左)と、菱正宗超辛口純米酒(広島県)のカップ酒(右)とをGET!
いずれもわざわざここ奈良で買わなくてもよいものでしたが、吉野杉の樽酒が回ってきた勢いでついつい手を出してしまいましたとさ。
ここをキャンプ地とする!
本当は奈良市内で泊まりたかったのですが、奈良市内には安い宿はドミトリー(相部屋)しかなく、一方で個室となると1万円近くかかることから、少し離れたここまでやってきたのでした。
★☆二日目(2018/10/14(日))☆★
早朝の大和小泉駅から。
関西本線の6:41発JR難波行普通1719Kに乗車。
2駅乗って、王寺駅で和歌山線の6:58発高田行普通2453Mに乗りかえ。
終点の高田駅で、7:21発の和歌山線和歌山行普通437Tに乗り換え。
この電車(105系)は、かつて東京の営団地下鉄千代田線に乗り入れていた国鉄103系1000番台の生き残りですよ。
車内の扇風機が懐かしいね。
手すりの上の部分が塗装されている例って、国鉄の頃に見かけましたね。
この105系も、千代田線を走っていた当時からこうなっていたのかな?
“うしろ見ヌー”だってさ。
キャリーバッグを持って迷惑をかけながら大移動中なんだって。
このヌーの絵を見て、ごきブラの“ヌーやん”を思い出すのって私だけ?
「逆にな!」(←赤井英和より)
私がこの437Tに乗った区間は、40km(営業キロ)に満たない距離でした。
ですがこの区間を、437Tは1時間13分もかけけてゆっくりと走っていったのでした。
ここ吉野口駅では15分も停車して、対向列車を2本も通過させてんの。
その437Tに乗って、着いたのは高野口駅(和歌山県橋本市)。
もともとは高野山への玄関口として設置された駅だったようで、駅舎は広々とした造りでした。
駅前には、立派な造りの建物(葛城館)がありましたよ。
どうやらかつては駅前旅館だったみたいですね。
紀の川まで歩いてまいりました。
九度山橋を渡って行きます。
ですがこの九度山橋、それはそれはもうおそろしいことおそろしいこと!
なんか古そうだし。
それに欄干が低くてスカスカなので、前を向いて歩いているだけではるか下を流れる紀の川がまる見え。
歩道部分を歩くとベコベコと音がして、床が薄いことがとてもよくわかります。
しかもその床がさ、ところどころでボロボロになっていやがんの。
怖いから下を向いて足元を確認しながら歩いていると、今度は歩道と車道との間にぱっくりと開いているすき間からも下の川がまる見えじゃあ~りませんか!
恐怖の九度山橋を渡って、着いたのは“道の駅 柿の里くどやま”
道の駅 柿の里くどやまで、カップ酒を4つGET!
長久(いちばん右)はかつて上撰カップ(級別制度下における一級酒か?)をいただいておりますが、今回は金印(二級酒相当か?)を見つけました。
再び恐怖の九度山橋を渡って、高野口駅へと戻ってまいりました。
高野口駅からは、和歌山線の10:01発和歌山行1443Mに乗車。
1駅だけ乗って、中飯降(なかいぶり)駅(和歌山県伊都郡かつらぎ町)で下車。
中飯降駅の近くに蔵を置く初桜酒造さん。
その初桜酒造さんで、これらをGET!
たぶんどれも中身は同じお酒でしょうよ。
実はワタクシ、お酒を撮影したこのベンチ↑の上に時刻表を置き忘れてきてしまいました。
(行程はノートに控えてあったので問題はありませんでした。またこの後で時刻表を買い直しました)
目的を達成したところで、中飯降駅から和歌山線の10:44発奈良行440Tに乗って、来た道を引き返します。
この日の昼食。
中飯降駅から440Tに40分弱乗って、着いたのは五条駅(奈良県五條市)。
五條の街中には、蔵元さんが2軒あるのです。
こちはら駅の近くに蔵を構える五條酒造さん(五神)。
どうやらお休みのようでした。
古い街並が残る場所。
ここにあるのが、山本本家さん(松の友)。
ここもお休みでした。
へー知らなんだ知らなんだ!
紀の川と吉野川とって、同じ川だったんだ。
その吉野川にかかる大川橋を渡ったりしながら五條の街を1時間15分ほどかけて徘徊したのですが、成果はゼロでした。
五神も松の友も、カップ酒は販売されていないみたいですね。
五神の300ml瓶を見つけたことからそれを入手しようかと思ったのですが、三増酒だったのでやめました。
失意のうちに、五条駅へと戻ってまいりました。
駅舎に入ると、柿の葉寿司のお店が営業しておりましたよ。
そのお店でビールを買って、柿の葉寿司2個(鮭/鯖)をつまみにしていただきました。
この柿の葉寿司、ものすごくまいう~!
しかも塩加減が絶妙で、ビールとよく合うね。
あーあ、パンなんか食べずにさ、ここで昼食をとればよかったよ。
五条駅の改札を通って、構内に留置されていた105系(国鉄103系1000番台からの改造車)を愛でる。
折りしも、東京メトロ(かつての営団地下鉄)千代田線6000系の引退が発表されましたね。
一方で、6000系とともに千代田線を走っていた国鉄103系1000番台の生き残りであるこの105系も、来年から置き換えが始まるのだとか。
国鉄103系1000番台と営団地下鉄6000系とがほぼ同時期に現役を退くなんて、あたしゃ到底想像できませんでしたよ。
このコイルばね台車がもたらす揺れも、体感することができなくなってしまうのですね。
それにしても最近の電車って、揺れが少なくなりましたね。
五条駅からは、和歌山線の13:30発奈良行448T(高田駅から桜井線へ乗り入れ)に乗車。
五条駅から1時間ほどかけて、着いたのは桜井線の畝傍(うねび)駅(奈良県橿原市)。
無人駅ですが、立派な駅舎でした。
かつては皇族が橿原神宮への参拝時に利用したこともあったそうです。
ホームは駅舎よりも高いところにありました。
改札口(ホーム側)の脇には、扉が塞がれている箇所がありました。
ここにはかつて皇族専用の貴賓室があって、これはその入口跡なのだそうです。
改札口を出て表に回ってみたところ、なんとはからずもその貴賓室が公開されておりましたよ!
これは入ってすぐの部屋。
現代アートが展示されておりました。
その右隣には、控室かと思われる部屋がありました。
お待たせいたしました。
こちらが畝傍駅の貴賓室でございます。
これは貴賓室専用のトイレ。
洋式便所の黒い便座は、木製なのだそうです。
木だと冷たくないからかな?
畝傍駅から歩いて、古い街並が残る“今井町”へとやってまいりました。
その今井町の一角でお酒を造っているのが、河合酒造さん。
その河合酒造さんで、カップ酒2種をGET!
こちらは醬油の蔵元さん(恒岡醤油醸造本店さん)。
ここで醬油をGET!
あたしゃ九州で甘口醬油を入手して醬油の味にちがいがあることを知って以来、普段から地方の地醬油を使うようにしておりますもので。
本日の酒集めはこれでおしまい。
畝傍駅へと戻って、桜井線の王寺行普通557Sに乗車。
王寺駅で、16:32発の大和路快速大阪行3445Kに乗り換え。
天王寺駅で、JR難波行の普通電車に乗りかえ。
終点のJR難波駅で下車。
なんばウォークを歩いて行きます。
もちろん、目指したのは“初かすみ酒房”さんですよ。
まずは生小。
着席すると間髪入れずに飲み物を聞かれるので、私はいつも“生小”と伝えることに決めております。
おでん(大根と平天)をいただいて、空腹を満たします。
生小をさっさと空けて、初霞の普通酒を燗でいただきましたよ。
この日の初霞の味わいは、なんだかとてもさわやかでしたよ!
もしかしたら、今年の製造分(新酒)なのかな?
初霞にあわせたのは、ししゃもとポテトサラダ。
最後の一杯は、大和のどぶにしてみました。
いつもいただく生酛のどぶとちがって、こっちはさっぱりした口当たりですね。
めざしをかじりながら大和のどぶを飲み干して、お開きとしたのでした。
毎度のことながら、初かすみ酒房さん、堪能させていただきました。
こうして、大阪の夜は更けていったのでした。
★☆三日目(2018/10/15(月))☆★
楽しい旅も、とうとう今日でおしまい。
その最終日は、ここ大阪駅から始まったのでした。
大阪駅からは、東海道本線の5:54発快速長浜行700Mに乗車。
京都駅で、湖西線に乗りかえ。
6:45発の近江舞子行普通2802Mに乗車。
本当は1本あとの近江今津行1806Mに乗る予定でしたが、こちらひさびさの113系に乗ってしまいました。
セミクロスシートさんよ、ひさしぶり!
しかもこのセミクロスシート、もしかして初期型の狭いやつ?
非常灯。
最近の電車ではこうして独立して設置される例は見ませんね。
琵琶湖が見えてまいりましたよ。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですからね(水曜どうでしょうより)。
(面積669平方キロ/外周277キロメートル)
近江舞子駅で、湖西線の7:42発近江今津行普通1806M(京都駅から乗る予定だった電車)に乗りかえ。
20世紀の頃に新快速として京阪神間を快走した117系でした。
(写真がぼけてしまってごめんなさ~い!)
近江今津駅からは、8;14発の福井行普通4843Mに乗車。
521系の2両編成でした。
近江今津駅から4843Mに2駅だけ乗って、着いたのはマキノ駅(滋賀県高島市/合併前の高島郡マキノ町)。
昭和世代の私にとっては、国鉄のカタカナ駅名といえば北海道のニセコ駅とここマキノ駅でした。
マキノ駅からは、歩道が途切れる国道を身の危険を感じながら歩いて行きます。
この国道はさ、歩行者にとっては酷道だぜ。
目的地まであと2kmの地点から、今度は坂がはじまりました。
この坂を、酒を背負った中年男性が必死のパッチで登って行きました。
どうやらこの辺りが峠の頂上のようでした。
眼下には、湖西線の線路が見えましたよ。
目的地が見えてまいりました。
マキノ駅から45分ほどかけて歩いて、着いたのは“道の駅 マキノ追坂峠”。
ところがところが!
これほど苦労して到達したのに、なんと成果はゼロ。
でもしかたがありません。
こればかりは、実際に来てみないとわからないことですからね。
手ぶらで帰るのは悔しいので、松の花上撰原酒カップ(既出です)を買って帰りましたとさ。
マキノ駅へと戻る前に、焼きカレーパンをいただきました。
シャリバテ防止のためでしたが、これがなかなかの美味でしたよ。
当然のことながら、帰りは下り坂をひたすら降りて行きました。
下り坂ってのは登りみたいに疲れることはないけれど、足首に負担がかかるね。
マキノの街の向こう側に、琵琶湖が見えましたよ。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですからね(水曜どうでしょうより)。
(面積669平方キロ/外周277キロメートル)
その琵琶湖の岸辺へと降りてまいりました。
湖底が見えますね。
琵琶湖は水がとてもきれいなのですね。
その琵琶湖のほとりに蔵を置くのが、“竹生嶋”を造る吉田酒造さん。
竹生嶋の金紋本醸造カップをGET!。
既出ですが、おいしいお酒だったことから再度購入させていただきましたよ。
吉田酒造さんの蔵の近くには、旧海津港跡なる史跡がございました。
散策を終えて、マキノ駅へと戻ってまいりました。
マキノ駅からは、湖西線の10:51発敦賀行普通3130Mに乗車。
マキノ駅から2駅だけ乗って、近江塩津駅(滋賀県長浜市/合併前の伊香郡西浅井町)で下車。
近江塩津駅から30分ほどかけて歩いて、着いたのは“道の駅 塩津海道あぢかまの里 ”。
その道の駅 塩津海道あぢかまの里で、カップ酒の3個セットをGET!
ばら売りもありましたが、こちらのほうが新鮮でした。
でもこれ、どうやら中身は3つとも同じお酒のようでしたよ。
ここでも焼カレーパンを見つけました。
でも、道の駅マキノ追坂峠で販売されていたやつのほうがおいしかったな。
近江塩津駅へ戻ってまいりました。
ここからは、北陸本線の13:05発新快速姫路行3275Mに乗車。
近江塩津駅から30分弱乗って、着いたのは長浜駅(滋賀県長浜市)。
今回の旅における最後の訪問地です。
あたしゃ長浜へは何度か来ているのですが、これまでに徘徊したのはいつも街の中心にある古い建物が残っている場所ばかりでした。
ですが今回は、その外側に点在するスーパーを攻めてみる計画を立案し、やって来た次第でした。
徘徊を始める前に、“中島屋食堂”さんの営業時間を確認しておきたいと思います。
ここのご店主が作る鮎の姿煮がとてもおいしかったことから、今回の旅はこのお店で〆ようと固く心に決めていたのです。
というか、長浜に中島屋食堂さんがあったからこそ、今回の旅の最後の訪問地を長浜と定めたわけですよ。
あれ?
なんだか様子が変だぞ。
これはもしや・・・。
♪ちゃらり~♪
♪鼻から牛~乳~♪(嘉門達夫『鼻から牛乳』より)
これはきっと、「汝、余計なことを考えずに酒集めに集中せよ!」という神様のお告げなのかも。
(そんな神様なんかいねぇよ。)
しかたがないので、気を取り直して徘徊を開始いたしました。
中島屋食堂のご主人におかれましては、またあのおいしい鮎の姿煮をご提供いただけるように、一日も早いご回復が叶うことを心の底から祈念いたします。
長浜でスーパーを徘徊した成果はこちら。
金亀はこれまでに普通酒と本醸造(品質表示なし)、そして純米吟醸をいただいておりますが、これは純米大吟醸でした。
この純米大吟醸カップにはかつて出会っていたのですが、当時のワタクシは500円という高価なお値段に入手を逡巡してしまっていたのでした。
まあでも、その当時にとり尽さなかったことから、こうして初見のお酒として入手できる機会がまた巡ってきたわけですよ。
これは金亀の純米酒カップ。
こちらは完全に初見でした。
でもね、この2つはいずれも長浜駅の正面にあったスーパー(みやげもの店か?)で見つけたお酒でした。
このあと、2時間半ほどかけて長浜のスーパーを4軒回ったのですが、ここでも成果はゼロでした。
うすうす気づいてはおりましたが、滋賀県内にあるスーパーでは4合瓶や300ml瓶の地酒は少なからず見かけるものの、地酒カップの取扱はどうやらほぼ皆無のようですね。
まあでも、酒集めを趣味とする者としては、その仮説の当否を確認することができたことが成果だったと思いたいですわ。
失意のうちに、古い街並が残る場所へと戻ってまいりました。
でもでもでも!
その街中にあるみやげ物店で、初見のカップ酒2種をGET!
また、酒屋さんでは一合瓶3種を見つけて入手しましたよ。
長浜ってところはさ、いつ来ても初見のお酒に出会うことができるから楽しいのですよ!
今回の旅の行程はこれですべておしまい。
途中、海洋堂のミュージアムの前を通って、
好きなおでんは?
“すじですね!”
長浜駅へ戻って、北陸本線の16:57発新快速播州赤穂行3311Mに乗車。
3311Mへの乗車時間はわずか13分間だったのですが、長浜駅ホームへの入線が発車時刻の約15分前だったことから、車内に30分間ほど滞在することができました。
そこで発車前の車内にて缶ビールを開けながら、楽しかった旅の思い出を振り返りましたよ。
あーあ、帰りたくないなぁ~・・・。
発車後は、びわこ大仏様(二代目)に一礼し、
長浜駅から3駅乗って、米原駅で下車。
その米原駅からは、ひかり530号に乗って帰ったとさ。
(もちろん、別途乗車券と新幹線指定券とを購入しての乗車でした。)
以上、カップ酒18個(うち再購入2個)、一合瓶3本、300ml瓶4本、300ml焼酎1本、しょうゆ1本の旅でした。
それにしても、雨が降らない旅ってのは楽しくて、それにものすごく快適ですね。
これからは、旅の計画をけっして口外することなく、秘密裡に進めたいと思いましたとさ。
やーい!
ざまあみろってんだ!
今回の酒集めでは、雨が一滴も降らなかったんだぜ!
先週の記事では、「台風の影響で、秋の乗り放題パスを“払い戻し”て旅行の計画を中止した」と書きました。
でも実はこれ、真っ赤なウソ!
実際には払い戻すことなく、翌週通用分に変更していたのでした。
秋の乗り放題パス
JR全線が乗り放題の切符
JR線の普通電車(快速を含む)しか乗車できない(一部例外あり)
秋の一定期間(2018年は10/6(土)~21(日))内に連続する3日間で利用可能
どうしてウソをついたのか。
それは、オレに対していやがらせで雨を降らせている輩をだますため!
ここのところ泊りがけで旅に出るたびに毎回、毎回、毎回、毎回、毎回、毎回どこかで必ず雨が降っておりました。
この原因は、まちがいなく“いやがらせ”です。(キッパリ!)
すなわち、出かけることを私がこのブログで予告したり他の方のブログにコメントで書いたりしているのを誰かがいちいちチェックしていて、その日に合わせて雨を降らせているのだと、あたしゃ確信しておりますよ。
(こりゃ重度の被害妄想狂だな。)
でも今回は、“出かける”と一切書かなかったどころか、計画を中止したとのウソの情報を流布したことで、いやがらせをしている輩がまんまと引っかかって、雨が一切降らなかったというわけですよ。
ということで、雨に振り回されることなく存分に楽しんだ酒集めの旅を、183枚の写真とともに晴れやかな気分で一気に報告させていただきまっせ。
★☆一日目(2018/10/13(土))☆★
まずは、総武線の津田沼駅。
ああそうだよ、どうせオレは千葉県民なんだよ。
なんか文句あるか?
なお、“津田沼(つだぬま)”という地名はいわゆる“合成地名”で、「町村制施行の明治22年」(※1)に誕生した、「千葉県習志野市にあたる旧津田沼村(谷津(やつ)+久々田(くぐた)+鷺沼(さぎぬま)その他)」(※1)に由来するんだってさ。
(※1)今尾恵介『住所と地名の大研究』p.31(2004.3 新潮選書)
旅の始まりは、4:56発の総武快速線横須賀行436Fから。
(以下、太字は乗換駅です。)
東京駅(5:46発沼津行普通323M)
沼津駅(8:09発静岡行普通2745M)
富士山は、雲に隠れておられました。
静岡駅(9:06発浜松行普通743M)
浜松駅(10:20発豊橋行普通929M)
豊橋駅(11:02発特別快速大垣行5119F)
昼食。
安城駅の手前で、踏切をまたいで緊急停車!
踏切内で異常を確認しちゃったんだってさ。
(その踏切がこの踏切なのかどうかはわかりません。)
安城駅までタラタラと走って、6分遅れで入線。
しかし、そこはさすが特別快速!
刈谷-金山間の無停車区間で、3分遅れまで回復してくれましたよ。
名古屋駅で東海道本線とお別れして、関西本線へ乗り換え。
(12:06発ワンマン快速亀山行2307G)
亀山駅(13:14発加茂行普通243D)
中在家信号場(跡?)を眺めつつ、
加茂駅(14:45発大和路快速大阪行3431K)
ようやく、この日の目的地が見えてまいりました。
着いたのは、奈良駅(奈良県奈良市)。
津田沼駅からここ奈良駅まで、10時間ちょっとの旅でした。
でもね、賃労働で拘束されている時間と比べれば、旅での10時間なんてあっちゅう間ですよ。
それに青春18きっぷシーズンではなかったためか静岡地獄が発生しませんでしたから、そりゃもう快適でしたよ。
こちらは旧駅舎。
観光案内所に転用されておりました。
まずはエキナカの酒屋さんで、三諸杉の辛口純米酒をGET!
奈良の街中へと歩いて行きます。
途中にあった“酒商のより”さんにて、往馬(いこま)の純米酒をGET!
猿沢池まで歩いてまいりました。
猿沢池まで来たら、そりゃ元興寺の門前にある小川又兵衛商店さんを訪問いたさねばなりませぬのでございますですよ。
看板犬の福くんに遊んでもらうことを楽しみにしていたのですが、この日は嫌われてしまいました。
トホホ・・・。
小川又兵衛商店さんの軒先で、生中をいただきます。
休日だというのに、午後4時までアルコールの摂取を我慢した自分をほめたいと思います。
次は、なら泉勇齋さんへ。
金鼓のうすにごりを、水茄子とともにいただきました。
このあともう一軒立ち寄る予定でしたので一杯だけでにしておこうかとも思ったのですが、そんなことは到底ムリでした。
もう一杯だけ、金鼓の山廃古酒をいただきました。
深いのに雑味ゼロで、後味すっきりでしたよ。
お酒2杯でなら泉勇齋さんを後にして、お目当てにしていた最後のお店へと向かいます。
その途中で入ったスーパーにて、升平(しょうへい)の菩提酛を見つけてGET!
ショウヘイヘ~イ!(←ガキの使いやあらへんで!より)
この日最後に訪問したお店は、ここ“居酒屋 樽”さん。
奈良に来てこの前の道を通るたびに気になっていたお店だったのでした。
お通しは酢の物。
これ、ものすごくまいう~!
とてもまろやかで、ぜんぜんツンとこないのですよ。
ご主人に伺ったところ、酢に一度火を通しているのだとか。
あたしゃその発想はなかったわ。
こういう“よい店”でのおいしいものとの出会いこそが日々の料理の改良につながるのだと、つくづくそう思いましたよ。
お酒は春鹿の金紋(おそらく普通酒)。
春鹿はかつて純米酒超辛口をいただいておりますが、あたしゃこっちのほうが好きだな。
たこ刺をいただいて、
吉野杉の樽酒(冷酒)を合わせました。
木香はひかえめで、口当たりがよくてやや甘口でした。
でもね、これは後から効いてきそうな危険なお酒ですよ。
“居酒屋 樽”さん、堪能させていただきました。
ほろよい気分で、奈良駅へと戻ってまいりました。
奈良駅からは、大和路快速大阪行に乗車。
何時発のどの列車に乗ったのかは、まったく覚えておりましぇん!
奈良駅から大和路快速に2駅だけ乗って、大和小泉駅(奈良県大和郡山市)にて下車。
駅前にあったスーパーで、瑞鷹(熊本県)の米焼酎(左)と、菱正宗超辛口純米酒(広島県)のカップ酒(右)とをGET!
いずれもわざわざここ奈良で買わなくてもよいものでしたが、吉野杉の樽酒が回ってきた勢いでついつい手を出してしまいましたとさ。
ここをキャンプ地とする!
本当は奈良市内で泊まりたかったのですが、奈良市内には安い宿はドミトリー(相部屋)しかなく、一方で個室となると1万円近くかかることから、少し離れたここまでやってきたのでした。
★☆二日目(2018/10/14(日))☆★
早朝の大和小泉駅から。
関西本線の6:41発JR難波行普通1719Kに乗車。
2駅乗って、王寺駅で和歌山線の6:58発高田行普通2453Mに乗りかえ。
終点の高田駅で、7:21発の和歌山線和歌山行普通437Tに乗り換え。
この電車(105系)は、かつて東京の営団地下鉄千代田線に乗り入れていた国鉄103系1000番台の生き残りですよ。
車内の扇風機が懐かしいね。
手すりの上の部分が塗装されている例って、国鉄の頃に見かけましたね。
この105系も、千代田線を走っていた当時からこうなっていたのかな?
“うしろ見ヌー”だってさ。
キャリーバッグを持って迷惑をかけながら大移動中なんだって。
このヌーの絵を見て、ごきブラの“ヌーやん”を思い出すのって私だけ?
「逆にな!」(←赤井英和より)
私がこの437Tに乗った区間は、40km(営業キロ)に満たない距離でした。
ですがこの区間を、437Tは1時間13分もかけけてゆっくりと走っていったのでした。
ここ吉野口駅では15分も停車して、対向列車を2本も通過させてんの。
その437Tに乗って、着いたのは高野口駅(和歌山県橋本市)。
もともとは高野山への玄関口として設置された駅だったようで、駅舎は広々とした造りでした。
駅前には、立派な造りの建物(葛城館)がありましたよ。
どうやらかつては駅前旅館だったみたいですね。
紀の川まで歩いてまいりました。
九度山橋を渡って行きます。
ですがこの九度山橋、それはそれはもうおそろしいことおそろしいこと!
なんか古そうだし。
それに欄干が低くてスカスカなので、前を向いて歩いているだけではるか下を流れる紀の川がまる見え。
歩道部分を歩くとベコベコと音がして、床が薄いことがとてもよくわかります。
しかもその床がさ、ところどころでボロボロになっていやがんの。
怖いから下を向いて足元を確認しながら歩いていると、今度は歩道と車道との間にぱっくりと開いているすき間からも下の川がまる見えじゃあ~りませんか!
恐怖の九度山橋を渡って、着いたのは“道の駅 柿の里くどやま”
道の駅 柿の里くどやまで、カップ酒を4つGET!
長久(いちばん右)はかつて上撰カップ(級別制度下における一級酒か?)をいただいておりますが、今回は金印(二級酒相当か?)を見つけました。
再び恐怖の九度山橋を渡って、高野口駅へと戻ってまいりました。
高野口駅からは、和歌山線の10:01発和歌山行1443Mに乗車。
1駅だけ乗って、中飯降(なかいぶり)駅(和歌山県伊都郡かつらぎ町)で下車。
中飯降駅の近くに蔵を置く初桜酒造さん。
その初桜酒造さんで、これらをGET!
たぶんどれも中身は同じお酒でしょうよ。
実はワタクシ、お酒を撮影したこのベンチ↑の上に時刻表を置き忘れてきてしまいました。
(行程はノートに控えてあったので問題はありませんでした。またこの後で時刻表を買い直しました)
目的を達成したところで、中飯降駅から和歌山線の10:44発奈良行440Tに乗って、来た道を引き返します。
この日の昼食。
中飯降駅から440Tに40分弱乗って、着いたのは五条駅(奈良県五條市)。
五條の街中には、蔵元さんが2軒あるのです。
こちはら駅の近くに蔵を構える五條酒造さん(五神)。
どうやらお休みのようでした。
古い街並が残る場所。
ここにあるのが、山本本家さん(松の友)。
ここもお休みでした。
へー知らなんだ知らなんだ!
紀の川と吉野川とって、同じ川だったんだ。
その吉野川にかかる大川橋を渡ったりしながら五條の街を1時間15分ほどかけて徘徊したのですが、成果はゼロでした。
五神も松の友も、カップ酒は販売されていないみたいですね。
五神の300ml瓶を見つけたことからそれを入手しようかと思ったのですが、三増酒だったのでやめました。
失意のうちに、五条駅へと戻ってまいりました。
駅舎に入ると、柿の葉寿司のお店が営業しておりましたよ。
そのお店でビールを買って、柿の葉寿司2個(鮭/鯖)をつまみにしていただきました。
この柿の葉寿司、ものすごくまいう~!
しかも塩加減が絶妙で、ビールとよく合うね。
あーあ、パンなんか食べずにさ、ここで昼食をとればよかったよ。
五条駅の改札を通って、構内に留置されていた105系(国鉄103系1000番台からの改造車)を愛でる。
折りしも、東京メトロ(かつての営団地下鉄)千代田線6000系の引退が発表されましたね。
一方で、6000系とともに千代田線を走っていた国鉄103系1000番台の生き残りであるこの105系も、来年から置き換えが始まるのだとか。
国鉄103系1000番台と営団地下鉄6000系とがほぼ同時期に現役を退くなんて、あたしゃ到底想像できませんでしたよ。
このコイルばね台車がもたらす揺れも、体感することができなくなってしまうのですね。
それにしても最近の電車って、揺れが少なくなりましたね。
五条駅からは、和歌山線の13:30発奈良行448T(高田駅から桜井線へ乗り入れ)に乗車。
五条駅から1時間ほどかけて、着いたのは桜井線の畝傍(うねび)駅(奈良県橿原市)。
無人駅ですが、立派な駅舎でした。
かつては皇族が橿原神宮への参拝時に利用したこともあったそうです。
ホームは駅舎よりも高いところにありました。
改札口(ホーム側)の脇には、扉が塞がれている箇所がありました。
ここにはかつて皇族専用の貴賓室があって、これはその入口跡なのだそうです。
改札口を出て表に回ってみたところ、なんとはからずもその貴賓室が公開されておりましたよ!
これは入ってすぐの部屋。
現代アートが展示されておりました。
その右隣には、控室かと思われる部屋がありました。
お待たせいたしました。
こちらが畝傍駅の貴賓室でございます。
これは貴賓室専用のトイレ。
洋式便所の黒い便座は、木製なのだそうです。
木だと冷たくないからかな?
畝傍駅から歩いて、古い街並が残る“今井町”へとやってまいりました。
その今井町の一角でお酒を造っているのが、河合酒造さん。
その河合酒造さんで、カップ酒2種をGET!
こちらは醬油の蔵元さん(恒岡醤油醸造本店さん)。
ここで醬油をGET!
あたしゃ九州で甘口醬油を入手して醬油の味にちがいがあることを知って以来、普段から地方の地醬油を使うようにしておりますもので。
本日の酒集めはこれでおしまい。
畝傍駅へと戻って、桜井線の王寺行普通557Sに乗車。
王寺駅で、16:32発の大和路快速大阪行3445Kに乗り換え。
天王寺駅で、JR難波行の普通電車に乗りかえ。
終点のJR難波駅で下車。
なんばウォークを歩いて行きます。
もちろん、目指したのは“初かすみ酒房”さんですよ。
まずは生小。
着席すると間髪入れずに飲み物を聞かれるので、私はいつも“生小”と伝えることに決めております。
おでん(大根と平天)をいただいて、空腹を満たします。
生小をさっさと空けて、初霞の普通酒を燗でいただきましたよ。
この日の初霞の味わいは、なんだかとてもさわやかでしたよ!
もしかしたら、今年の製造分(新酒)なのかな?
初霞にあわせたのは、ししゃもとポテトサラダ。
最後の一杯は、大和のどぶにしてみました。
いつもいただく生酛のどぶとちがって、こっちはさっぱりした口当たりですね。
めざしをかじりながら大和のどぶを飲み干して、お開きとしたのでした。
毎度のことながら、初かすみ酒房さん、堪能させていただきました。
こうして、大阪の夜は更けていったのでした。
★☆三日目(2018/10/15(月))☆★
楽しい旅も、とうとう今日でおしまい。
その最終日は、ここ大阪駅から始まったのでした。
大阪駅からは、東海道本線の5:54発快速長浜行700Mに乗車。
京都駅で、湖西線に乗りかえ。
6:45発の近江舞子行普通2802Mに乗車。
本当は1本あとの近江今津行1806Mに乗る予定でしたが、こちらひさびさの113系に乗ってしまいました。
セミクロスシートさんよ、ひさしぶり!
しかもこのセミクロスシート、もしかして初期型の狭いやつ?
非常灯。
最近の電車ではこうして独立して設置される例は見ませんね。
琵琶湖が見えてまいりましたよ。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですからね(水曜どうでしょうより)。
(面積669平方キロ/外周277キロメートル)
近江舞子駅で、湖西線の7:42発近江今津行普通1806M(京都駅から乗る予定だった電車)に乗りかえ。
20世紀の頃に新快速として京阪神間を快走した117系でした。
(写真がぼけてしまってごめんなさ~い!)
近江今津駅からは、8;14発の福井行普通4843Mに乗車。
521系の2両編成でした。
近江今津駅から4843Mに2駅だけ乗って、着いたのはマキノ駅(滋賀県高島市/合併前の高島郡マキノ町)。
昭和世代の私にとっては、国鉄のカタカナ駅名といえば北海道のニセコ駅とここマキノ駅でした。
マキノ駅からは、歩道が途切れる国道を身の危険を感じながら歩いて行きます。
この国道はさ、歩行者にとっては酷道だぜ。
目的地まであと2kmの地点から、今度は坂がはじまりました。
この坂を、酒を背負った中年男性が必死のパッチで登って行きました。
どうやらこの辺りが峠の頂上のようでした。
眼下には、湖西線の線路が見えましたよ。
目的地が見えてまいりました。
マキノ駅から45分ほどかけて歩いて、着いたのは“道の駅 マキノ追坂峠”。
ところがところが!
これほど苦労して到達したのに、なんと成果はゼロ。
でもしかたがありません。
こればかりは、実際に来てみないとわからないことですからね。
手ぶらで帰るのは悔しいので、松の花上撰原酒カップ(既出です)を買って帰りましたとさ。
マキノ駅へと戻る前に、焼きカレーパンをいただきました。
シャリバテ防止のためでしたが、これがなかなかの美味でしたよ。
当然のことながら、帰りは下り坂をひたすら降りて行きました。
下り坂ってのは登りみたいに疲れることはないけれど、足首に負担がかかるね。
マキノの街の向こう側に、琵琶湖が見えましたよ。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですからね(水曜どうでしょうより)。
(面積669平方キロ/外周277キロメートル)
その琵琶湖の岸辺へと降りてまいりました。
湖底が見えますね。
琵琶湖は水がとてもきれいなのですね。
その琵琶湖のほとりに蔵を置くのが、“竹生嶋”を造る吉田酒造さん。
竹生嶋の金紋本醸造カップをGET!。
既出ですが、おいしいお酒だったことから再度購入させていただきましたよ。
吉田酒造さんの蔵の近くには、旧海津港跡なる史跡がございました。
散策を終えて、マキノ駅へと戻ってまいりました。
マキノ駅からは、湖西線の10:51発敦賀行普通3130Mに乗車。
マキノ駅から2駅だけ乗って、近江塩津駅(滋賀県長浜市/合併前の伊香郡西浅井町)で下車。
近江塩津駅から30分ほどかけて歩いて、着いたのは“道の駅 塩津海道あぢかまの里 ”。
その道の駅 塩津海道あぢかまの里で、カップ酒の3個セットをGET!
ばら売りもありましたが、こちらのほうが新鮮でした。
でもこれ、どうやら中身は3つとも同じお酒のようでしたよ。
ここでも焼カレーパンを見つけました。
でも、道の駅マキノ追坂峠で販売されていたやつのほうがおいしかったな。
近江塩津駅へ戻ってまいりました。
ここからは、北陸本線の13:05発新快速姫路行3275Mに乗車。
近江塩津駅から30分弱乗って、着いたのは長浜駅(滋賀県長浜市)。
今回の旅における最後の訪問地です。
あたしゃ長浜へは何度か来ているのですが、これまでに徘徊したのはいつも街の中心にある古い建物が残っている場所ばかりでした。
ですが今回は、その外側に点在するスーパーを攻めてみる計画を立案し、やって来た次第でした。
徘徊を始める前に、“中島屋食堂”さんの営業時間を確認しておきたいと思います。
ここのご店主が作る鮎の姿煮がとてもおいしかったことから、今回の旅はこのお店で〆ようと固く心に決めていたのです。
というか、長浜に中島屋食堂さんがあったからこそ、今回の旅の最後の訪問地を長浜と定めたわけですよ。
あれ?
なんだか様子が変だぞ。
これはもしや・・・。
♪ちゃらり~♪
♪鼻から牛~乳~♪(嘉門達夫『鼻から牛乳』より)
これはきっと、「汝、余計なことを考えずに酒集めに集中せよ!」という神様のお告げなのかも。
(そんな神様なんかいねぇよ。)
しかたがないので、気を取り直して徘徊を開始いたしました。
中島屋食堂のご主人におかれましては、またあのおいしい鮎の姿煮をご提供いただけるように、一日も早いご回復が叶うことを心の底から祈念いたします。
長浜でスーパーを徘徊した成果はこちら。
金亀はこれまでに普通酒と本醸造(品質表示なし)、そして純米吟醸をいただいておりますが、これは純米大吟醸でした。
この純米大吟醸カップにはかつて出会っていたのですが、当時のワタクシは500円という高価なお値段に入手を逡巡してしまっていたのでした。
まあでも、その当時にとり尽さなかったことから、こうして初見のお酒として入手できる機会がまた巡ってきたわけですよ。
これは金亀の純米酒カップ。
こちらは完全に初見でした。
でもね、この2つはいずれも長浜駅の正面にあったスーパー(みやげもの店か?)で見つけたお酒でした。
このあと、2時間半ほどかけて長浜のスーパーを4軒回ったのですが、ここでも成果はゼロでした。
うすうす気づいてはおりましたが、滋賀県内にあるスーパーでは4合瓶や300ml瓶の地酒は少なからず見かけるものの、地酒カップの取扱はどうやらほぼ皆無のようですね。
まあでも、酒集めを趣味とする者としては、その仮説の当否を確認することができたことが成果だったと思いたいですわ。
失意のうちに、古い街並が残る場所へと戻ってまいりました。
でもでもでも!
その街中にあるみやげ物店で、初見のカップ酒2種をGET!
また、酒屋さんでは一合瓶3種を見つけて入手しましたよ。
長浜ってところはさ、いつ来ても初見のお酒に出会うことができるから楽しいのですよ!
今回の旅の行程はこれですべておしまい。
途中、海洋堂のミュージアムの前を通って、
好きなおでんは?
“すじですね!”
長浜駅へ戻って、北陸本線の16:57発新快速播州赤穂行3311Mに乗車。
3311Mへの乗車時間はわずか13分間だったのですが、長浜駅ホームへの入線が発車時刻の約15分前だったことから、車内に30分間ほど滞在することができました。
そこで発車前の車内にて缶ビールを開けながら、楽しかった旅の思い出を振り返りましたよ。
あーあ、帰りたくないなぁ~・・・。
発車後は、びわこ大仏様(二代目)に一礼し、
長浜駅から3駅乗って、米原駅で下車。
その米原駅からは、ひかり530号に乗って帰ったとさ。
(もちろん、別途乗車券と新幹線指定券とを購入しての乗車でした。)
以上、カップ酒18個(うち再購入2個)、一合瓶3本、300ml瓶4本、300ml焼酎1本、しょうゆ1本の旅でした。
それにしても、雨が降らない旅ってのは楽しくて、それにものすごく快適ですね。
これからは、旅の計画をけっして口外することなく、秘密裡に進めたいと思いましたとさ。
いやー、済みません。
盾の川を呑みながら、「津田沼駅」まで読んだだけでコメントします。
コメントせずにおれません!
非常に感激しました!!
なんという作戦家なのでしょう。
そしてテキは本当にブログ記事で準備をしているのですね。
これからもテキの裏をかいた記事を期待しています。
旅の部分は、これからゆっくり拝読いたします。
by tomo (2018-10-19 21:47)
めっちゃ楽しそう~
by hatumi30331 (2018-10-19 23:27)
わぁ~いいね、良いね、好いね...すてき時間~!(^^)!
by ロコときどきキナコ (2018-10-20 00:23)
なるほど・・・
北近江・若狭・越前辺りかと思っていましたが、想定外な行動力に脱帽です。
乗り放題パスって、一人で3日連続というルールが不便なのか18きっぷシーズンより列車が空いていて良いですよね。
by フジトモ (2018-10-20 08:38)
今回は近畿地方でしたね。
>「すじですね!」
さては管理人さん、コサキンリスナーでしたか?。
by エクスプロイダー (2018-10-20 12:58)
tomoさん、今回は当方の完全勝利でしたが、次回以降はまだ見えぬ敵がどのような攻撃をしかけてくるかわかりません。
それ故、今回の成功を以って安泰だとは、けっして言えないと思います。
by skekhtehuacso (2018-10-20 23:28)
hatumi30331さん、ホンマにめっちゃ楽しいで!
毎日こうしていたいものですわ。
by skekhtehuacso (2018-10-20 23:30)
ロコときどきキナコさん、あたしゃ仕事は「時間と魂との切り売り」だと思っておりますが、旅に出ている時だけは唯一自分らしさを発揮できていると実感いたしておりまっせ。
by skekhtehuacso (2018-10-20 23:32)
フジトモさん、越前にも行ってみたいところですよ。
でもそれは、また別の機会にて。
秋の乗り放題パス、当初は3連休に使用する予定でしたが、台風が来たことからなんとか月曜日に休暇を取って使用日時をずらした次第した。
by skekhtehuacso (2018-10-20 23:36)
エクスプロイダーさんよ、あんたもしかしてトカゲ星人か?
トーケー!
by skekhtehuacso (2018-10-20 23:37)
見覚えのあるモリシア側からの津田沼駅からはるばる遠くまで行かれたのですねぇ。
はいー、アタシも千葉県人^^v
by よしころん (2018-10-21 19:40)
よしころんさん、津田沼駅にこの時間に到達することが、拙宅からもっとも早朝にたどり着ける行程なのです。
普通電車だけでの旅程ですとがんばって早起きしなければならないところがつらいところですが、なぜか不思議なことに早起きできてしまうのです。
by skekhtehuacso (2018-10-21 20:54)
“呑み鉄本線日本旅”ですね。鉄道万歳!お酒万歳!
by newton (2018-10-21 21:52)
newtonさん、なんか森昌子の哀しみ本線、日本海~♪みたい。
by skekhtehuacso (2018-10-21 22:20)
秋の乗り放題パスを使った関西方面の酒集め、
おつかれさまでした(^^)
とくに歴史ある奈良の町には、
趣深い酒蔵やいい居酒屋が多いみたいですね。
お、103系顔の105系、
当系は増設運転台の先頭車が多くて、
意外とオリジナルの103顔は希少なので、
ウマく巡り合えてよかったです(^^)
手すりの部分は当時から変わっておらず、
側扉の上部分に吊り手が増設されていないところも、
原型に近いんです。
by あおたけ (2018-10-23 07:28)
あおたけさん、やっぱりあの手すりの上部は国鉄時代からのものですよね。
私も少なからず見たことがあったもので、覚えておりました。
でも、この105系が今日まで生き残っていたことって、奇跡のように思いますよ。
後輩の203系や207系は、もう引退していますからね。
by skekhtehuacso (2018-10-23 21:40)