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【お酒】2004.るみ子の酒 夏 特別純米伊勢錦 カップ [24.三重県の酒]

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製造者 合名会社森喜酒造場
三重県伊賀市千歳41の2

原材料 米(国産)・米麹(国産米)
三重県産伊勢錦(使用割合94%)
三重県産山田錦(使用割合6%)
精米歩合60%
アルコール分 15度
内容量180ml
冷暗所保管
(以上、ラベルより転記)




森喜酒造場さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
265.るみ子の酒 純米酒 るみかっぷ
2回目はこちら

味ノマチダヤにて入手したこのお酒は、“夏 特別純米伊勢錦”なんだってさ。
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“伊勢錦”という酒米は、「三重県の岡山友清氏が1849(嘉永2)年に在来品種大和から選抜,1860(萬延元)年から普及を開始した古い酒米。」(※1)なんだってさ。
雄町と同じで交配によることなく、単一種の中から優秀なものだけを選抜して育成されたお米なのですね。
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話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
夏酒ですし、それに冷やして販売されておりましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないですが、きれいな金色でした。
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上立ち香はないですね。
含んでもわかりませんし、フレッシュな風味も感じません。

うまみはどちらかというとやや濃いめでしょう。
米のうまみに厚みを少し感じるとともに、酒臭さ(ほめ言葉です)をほんのりと感じます。
熟成感もかすかにあるのかな?
苦みや雑味はまったく感じません。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。
それに酸味自体に深みを少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはちょいはっきりかな。
かなりさらりとしていて前にはでてこないものの、幅があることがわかります。


爽快ちょいすっぱちょい深旨口のおいしいお酒でした。

フレッシュな風味はないものの、口当たりが爽やかでした。
これは酸味とキレのよさとに因るのかな?
またそのせいか、“どちらかというとやや濃いめ”と書いたものの、そんなに濃くは感じませんでした。
それでいて、かすかに感じる熟成感と酸味の深みとで、“ちょい深”に感じました。

るみかっぷもおいしいお酒でしたが、これもおいしいね。
夏の暑いときに、濃いめの味の料理と合わせたら最高でしょう。
やっぱり、鰻の蒲焼かな?
鮎やモロコの甘露煮にもバッチリかも。


(※1)副島顕子『酒米ハンドブック 改訂版』p.11(2017.7 文一総合出版)
あ~酒臭かった!(33)  酒くさコメント(2) 
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あ~酒臭かった! 33

酒くさコメント 2

kou

夏子の酒を思い出しました。
by kou (2021-07-15 18:30) 

skekhtehuacso

kouさん、まさにそれ!
森喜酒造場さんの跡取りであった森喜るみ子さんが蔵を引き継いだときに、『夏子の酒』を読んで感銘を受け、その気持ちを手紙にしたためて尾瀬あきらさんへ送って以来、親交があるようです。
by skekhtehuacso (2021-07-15 21:09) 

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