【お酒】2106.廣戸川 本醸造 ゆうだい21 カップ [07.福島県の酒]
製造者 松崎酒造株式会社
福島県岩瀬郡天栄村大字下松本要谷47の1
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
原料米/ゆうだい21 80%使用、夢の香 20%使用
精米歩合/60%
アルコール分/16度
内容量/180ml
(以上、フタに貼られたラベルより転記)
松崎酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
787.廣戸川 カップ
862.廣戸川 にごり酒 300ml
1958.廣戸川 カップ
今日いただくこのカップ酒は、“ゆうだい21”なるお米を80%使用した本醸造だってさ。
ゆうだい21は酒造好適米ではなく、2010年に宇都宮大学農学部によって育成された食用米のようですね。
食用米ですから、その代表格であるコシヒカリとの対比でその育成成果が評価されているみたいでした。
それを使用したお酒の味はいかほどか。
試してみようと思います。
本醸造ですが、まずはひや(常温)で試してみます。
お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
うまみはやや淡め。
米のうまみに淡めなりに厚みを少し感じます。
苦みが少しあって、強くはなくかつ鋭くもないものの、重さを少し感じます。
酒臭さはかすかですが、熟成感をちょっと感じます。
キレはよいですね。
酸味はややはっきり。
すっぱさは弱めですが、鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。
甘みはひかえめ。
かなり弱めです。
やや淡麗でちょい重ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。
淡めなりに米のうまみに厚みがあって、飲み応えがありました。
ちょい重ちょいすっぱでしたが、それがいい感じに引き締めているようでした。
しかも辛口で、キリリとしておりました。
いけると思います。
山の酒ですが、海のものと合うのではないでしょうか。
次に、残りを燗にしてみました。
うまみの厚みが引いて、よりいっそう淡めになってしまいました。
苦みの重さも引き、酸味の鋭さも引きました。
キレはより一層よくなりました。
甘みはやはりひかえめです。
燗にすると、淡麗軽快辛口になりました。
燗にしたことで、かなりさっぱりした口当たりとなってしまいました。
これは私の好みですが、ひや(常温)のほうが飲み応えがあってよろしいかな。
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