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【お酒】1586.能登恋路海岸 カップ [17.石川県の酒]

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松波酒造株式会社
石川県鳳珠郡能登町松波30-114

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




今日は、“大江山”を主力製品の手印となさっている松波酒造さんのお酒をいただきます。
その意味を探るのは、後日“大江山”をいただく際までのお楽しみとさせていただきます。
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一方で今日いただくこのお酒は、“能登恋路海岸”という銘でした。
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“能登”はともかく、“恋路海岸”というのは、能登半島先端付近の南側内湾にある海岸の名称でしょう。
そういえば、かつてのと鉄道能登線(旧国鉄能登線:2005(平成17)年廃止)は、恋路海岸の近くに恋路駅を設けておりましたね。


話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は少し着いていることがわかる程度でしたが、透き通った感じはしませんでした。
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うまみは濃いめでしょう。
熟成感が先に来ますが、酒臭さ(←ほめ言葉です)も負けてはおりませんよ。
熟成感には枯れた感じはないものの、重めです。
苦みがあって、やや強めで鋭さを感じます。
キレはよいですね。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほどんど感じません。
スースーはわずかです。
でも、けっこうピリッときますね。

甘みはややはっきりかな。
前には出てこないものの、幅を感じるとともに、少しべとつくみたいです。


濃醇苦ピリやや甘口のお酒でした。
苦みとピリとでけっこうガツンと来る感じの味わいでした。
それでも酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)を感じることから、刺激だけのスカスカな味わいではございませんでした。
たぶんこの味わいは、地元の魚と合わせてこそ映えるのでしょう。


今日は偶然にも、近所にあるスーパーでこれを買ってまいりました。
枝豆ととうもろこしとを、魚のすり身で合わせて揚げたもの。
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電子レンジで加熱したら、魚臭さがやや強めに出てまいりました。
しかし、“能登恋路海岸”と合わせてみたところ、お酒の苦みやピリピリ感が魚臭さをサッと流してくれたのみならず、苦みやピリピリ感自体もなんとなく和らいだようで、料理もお酒もおいしくいただくことができましたよ!

能登の酒は、魚料理と合わせてこそ映えることがよくわかりましたよ。
でもさ、手元にはまだ能登の酒の在庫が少なからずあるのですが、これをいただくたびに毎回毎回魚料理を用意しなければならないのはいささか面倒くさいところですぞ!

休日はともかく、時間のない平日には今日みたいにスーパーで魚を使った惣菜を買って来て済ませるとするかな。