【お酒】326.笠置鶴 カップ [21.岐阜県の酒]
有限会社大橋酒造
岐阜県中津川市蛭川1119
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルとフタとより転記)
先月中旬のある日の昼過ぎに、私は、中央西線の木曽福島駅から中津川行の普通列車に乗って、名古屋方面を目指しておりました。
南木曽駅を過ぎたあたりからだったと思いますが、多治見付近の大雨の影響で、電車が止まってしまいました。
1時間くらい遅れてなんとか中津川駅に着いたものの、中津川駅から先の列車は完全に運転見合わせとのこと。
駅構内では「運転再開の見通しは立っておりません」とくりかえし放送されていて、もうひたすら待つしか方策がない状態でした。
運転再開の見通しが立っていないのですから、これはもう、1時間以内に復旧することは絶対にないわけです。
それならばと思い、私は、中津川の街でカップ酒集めを決行したのです。
そうして集めたもののひとつが、このお酒です。
2時間ほど徘徊して中津川駅へ戻ってきたところ、まもなく運転再開する旨の放送が流れていました。
いやー、カップ酒集めが趣味だったおかげで、退屈することなく過ごせました罠。
(ふつうの人だったら、同行者と談笑しながら楽しく過ごしたことだろうによ!)
蔵元さんのWebsiteでは、カップ酒は紹介されておりませんでした。
しかし、このカップ酒のラベルと同じ黒松が描かれたお酒があり、それは“上撰”であると紹介されています。
黒松の名称やデザインは、上撰と同じく、旧制度下の一級酒クラスのお酒に使われることが多いと思います。
このお酒のラベルにも、黒松が描かれております。
ですが、このお酒には、上撰である旨の表示はありません。
おそらく上撰なのでしょうが、あくまでも推測ですので、ここでは断定を避けたいと思います。
そんなことを考えながら、普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
フタを開けたときに、甘い香りをかすかに感じました。
あ、やっぱり甘みが強めで、しっかりしています。
でも、サラッとした感じの甘みです。
酸味はやや強めです。
スーッとしていて、少しピリッと感じます。
すっぱさはそれほど感じません。
うまみは淡めです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみなのだろうと思いますが、淡いので目立ちません。
少し苦みを感じます。
しっかりした甘みと少し強めの酸味とがよく合っている、淡麗甘辛口のおいしいお酒でした。
やっぱり甘みは、ちょいピリの酸味とよく合いますね。
私の場合は見たら飲む、買ったら飲む・・・
ヘタすると駅に帰れなくなりそうです。
by hanamura (2014-09-09 06:17)
hanamuraさん、私は飲むと眠くなってしまうんで、旅先ではなるべく飲まないようにしています。
楽しみは、家に帰ってからということで。
by skekhtehuacso (2014-09-09 23:18)