【お酒】669.梅一輪 上撰カップ [12.千葉県の酒]
梅一輪酒造株式会社
千葉県山武市松ヶ谷2902
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
原料米 千葉県産米100%
アルコール分 15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
昨日は梅一輪の佳撰カップをいただきました。
今日いただくこのお酒は、同じ梅一輪の上撰カップです。
佳撰と上撰とは、旧制度下における二級酒と一級酒といった関係にあるものと思われます。
ですが、上撰と言っても普通酒ですし、それに200円くらいであったと記憶しています。
品質表示上は、佳撰とのちがいはないみたいです。
蔵元さんの所在の表記がちょっとちがうみたいですが、誤植でしょうか。
ラベル上の顕著なちがいは、“上撰”の文字が記載されていることと、“梅一輪”という酒銘が金文字になっていることくらいでした。
ラベルを眺めているだけでは、お酒の味はわかりません。
佳撰とのちがいを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、こちらのほうが淡いみたいです。
一口含むと、アルコールの香りがはっきりしているように感じました。
うまみはかなり淡めでした。
酒臭さはかなり弱く、香ばしさや苦みもほとんどありませんでした。
ですが、キレはそれほどなく、淡いながらも口に残りました。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさを少し感じる程度でした。
わずかにピリッと感じましたが、これが酸味によるものかはわかりませんでした。
甘みはひかえめで、ほとんど感じませんでした。
全体的に淡い味わいの、淡麗辛口のお酒でした。
香ばしさや苦みがないので、佳撰よりもこちらのほうがきれいな味わいに仕上がっています。
ですが、上撰のほうが淡い味わいでしたので、やや物足りないかもしれません。
それに、上撰のほうがアルコールの香りがはっきりしており、それが気になる方もいらっしゃることでしょう。
いずれにせよ、味のちがいを感じることができて面白かったと思います。
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