【お酒】696.浪乃音 ええとこどり 純米酒 カップ

浪乃音酒造株式会社
滋賀県大津市本堅田一丁目7-16

アルコール分 15度
原材料名 米（国産）米麹（国産）
原料米 山田錦100%
精米歩合 65%
容量 180ml詰
（以上、ラベルより転記）




浪乃音酒造さんの蔵がある場所について、文献では以下のように紹介されていました。


「琵琶湖八景のひとつ、浮御堂の周辺には、昔ながらの港町の風情が狭い通りのあちこちに残ります。そんな古い町並みの道を一歩入った奥に浪乃音酒造の新しい蔵があります。」(※1)

この場所を調べてみたところ、琵琶湖のすぐそばでした。



ということは、“浪乃音”という酒銘に使われている浪は、きっと琵琶湖の浪なのでしょう。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですよ。
（面積669平方km）　　　　　（外周277km）


話のネタがないのをごまかしたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、きれいな金色をしています。



うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
醸し出された酒臭い（←ほめ言葉です）うまみを感じますが、クドさはまったくありません。
それに、熟成感を少し感じます。
キレはそれほどでもないみたいですが、苦みや雑味はありません。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが豊かで、さわやかさをちょっと感じます。
刺激やピリピリ感はまったくありません。

甘みはわずかに感じます。
さらっとしていて、べとついた感じはしません。


しっかりしたうまみに、酸味が気持ちよい、やや濃醇で旨口のおいしいお酒でした。
濃いめなのに雑味がなく、ピリピリ感もありません。
これはおいしいと思います。

大津でも、酒集めをしたくなってきました。


(※1)滋賀の日本酒を愛する酔醸（よいかも）会編『近江の酒蔵－うまい地酒と小さな旅』p.26（2005.9 サンライズ出版）