【お酒】831.金鶴 カップ [15.新潟県の酒]
有限会社加藤酒造店
新潟県佐渡市沢根炭屋町50番地
製造場/新潟県佐渡市金井新保乙1120番地の2
アルコール分/15度
原材料名/米(新潟県産)・米こうじ(新潟県産米)・醸造アルコール
容量180ml詰
(以上、ラベルより転記)
佐渡島で造られたお酒です。
このお酒のラベルには、蔵元さんの所在地とともに、製造場の場所が併記されております。
どうやら、もともとは所在地で酒造りをしていたものの、近年になって酒造りの拠点を製造場の場所へ移したらしいのです。
このことについて、文献では以下のように紹介しておりました。
「平成十年二月、酒蔵を沢根炭屋町から金井町(現在は佐渡市の一部となっている:ブログ筆者追記)に移転した。(中略)金井蔵はもともとほかの酒蔵があった場所だが、蔵の中の井戸からカルシウムやマグネシウムが少ない最高の軟水がくめることから移転を決意。この移転が功を奏し、ここにきて売り上げを急激に伸ばしている。」(※1)
また、同じ文献では、このお酒の味わいについて以下のように紹介していました。
「代表銘柄「金鶴」は、ふくらみのある大吟醸、晩酌酒として人気の本醸造、普通酒とある。いずれも共通しているのは、すっきりとした淡麗辛口であること。」(※1)
品質表示から判断するに今日いただくこのカップ酒は普通酒ですが、はたして上記のようにすっきりとした淡麗辛口に仕上がっているのでしょうか。
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、わかるわけないか。
透明でした。
うまみは淡めです。
やわらかいうまみですが、かなり淡いですね。
苦みや雑味はまったくありません。
酸味はけっこうはっきりしています。
さわやかさが少し合って、かなりピリッときます。
甘みはややひかえめです。
それでもわずかにあることがわかります。
淡麗ピリ辛口のお酒でした。
かなり淡めですが、わずかな甘みがコクを添えているみたいです。
ピリっときますが、雑味がなくてきれいな味わいなので、食事と合わせやすいと思います。
(※1)『にいがた地酒王国』p.84(1998.10 新潟日報事業社)
2016-03-25 22:19
あ~酒臭かった!(40)
酒くさコメント(2)
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佐渡は離れてるけど新潟県なのでやっぱり新潟っぽいお酒なのかなぁ?
食事に合うお酒良いですね。
by こいこい (2016-03-26 17:32)
こいこいさん、いわゆる淡麗辛口ってやつですね。
これは私の感想ですが、一口に新潟のお酒と言っても、群馬県に近い中越地方にはしっかりした味わいのお酒があったり、あるいは富山県に近い上越地方に行くと甘いお酒がけっこうでまわっていたりと、なかなか面白いものです。
by skekhtehuacso (2016-03-26 22:09)