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【お酒】836.初桜 あいの土山 カップ [25.滋賀県の酒]

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安井酒造場 安井利彦
滋賀県甲賀市土山町徳原225

アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール
精米歩合 65%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




滋賀県のお酒をいただく際にいつも引用している文献では、安井酒造場さんが蔵を置く甲賀市土山町のことを以下のように紹介していました。
今は国道1号、その昔は東海道の難所だった鈴鹿峠。三重県との県境に位置する土山町は馬子唄にも「あいの土山」と歌いこまれ、水にも恵まれた土地です。」(※1)

今日いただくこのお酒のラベルには、その“あいの土山”からいただいたと思われる酒銘とともに、鈴鹿の峠を超える馬子が「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山 雨が降る」歌ったとされる鈴鹿馬子唄の一節が記載されておりました。
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ところで、この“あいの土山”の意味については諸説あるようです。
これについては甲賀市のWebsiteで詳しく解説されておりますので、それをご覧ください。
今日は手抜きかよ!


なんとかうまくまとめたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、きれいな金色でした。
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うまみは濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、熟成感を感じます。
それにこのお酒、苦みがはっきりしています。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが豊かで、さわやかさも感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


うまみが濃くて酸味が豊かな、濃醇辛口のお酒でした。
苦みがあってかなりすっぱいですし、それに熟成感があるので、飲みやすくはないですね。
程度の差こそあるものの、滋賀県のお酒にはこのようなクセを持ったものが少なからずありましたが、このお酒は特にはっきりしていました。


(※1)滋賀の日本酒を愛する酔醸(よいかも)会編『近江の酒蔵-うまい地酒と小さな旅』p.50(2005.9 サンライズ出版)
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あ~酒臭かった! 53

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