【お酒】857.月山(がっさん) 上撰カップ [32.島根県の酒]
吉田酒造株式会社
島根県安来市広瀬町広瀬1216
アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、フタより転記)
がっさーん(月山)
立て!ジョー(楯状火山)
遊びでねぇんだ!(アスピーテ)
あれ?
たしか月山があるところは、山形県ですよね?
でもこれは、島根県の蔵元さんが造ったお酒です。
このことについて、手元にあった文献には以下のような記述がありました。
「戦国時代の大名、尼子氏の居城であった富田城。その栄華の跡がしのばれる月山を望む広瀬の町の中に、創業文政9(1826)年の吉田酒造がある。」(※1)
どうやら吉田酒造さんが蔵を置く場所の近くには、尼子氏の居城であった富田城(とだじょう:月山富田城)があって、そのお城が建っていた場所が月山という山の上だったようです。
歴史に疎い私としては、これが精一杯の表現です。
ただの酔っぱらいがこれ以上書くとボロが出て、歴史やお城がお好きな方々から突っ込まれそうですわ。
ネタが尽きたところで、そろそろいただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほとんどわからないくらいでした。
うまみはかなり淡めです。
うまみよりも、香ばしさと苦みとが少しはっきりしています。
淡いせいか、透明感があります。
酸味はひかえめです。
さわやかさをわずかに感じる程度です。
刺激やピリピリ感はまったくありません。
甘みはややはっきりしています。
さらっとした甘みをほんのりと感じます。
淡麗苦やや甘口のお酒でした。
かなり淡い中に、香ばしさと苦みとだけを感じました。
糖添でこのような味わいのものに出会ったことはありましたが、そうでない普通酒では初めてだと思います。
これは完全に私の予想ですが、もしかしたらアルコールの添加量が多く、その結果として加水量も多めになって、こういう淡い味わいに仕上がったのでしょうか?
(※1)石原美和『しまね酒楽探訪』p.28(2013.0 今井出版)
月山富田城は島根を代表する山城趾ですね。
月山はそういえば仙台駅地下の北野エースで売ってますね。北野エースオリジナルらしいから何時か買ってみたいです。
by エクスプロイダー (2016-04-21 22:16)
ほーらさっそく突っ込みが。
みんな、 エクスプロイダーさんのコメントにあるとおり、島根を代表する山城跡らしいぜ!
by skekhtehuacso (2016-04-22 00:01)