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【お酒】877.喜平 純米酒 300ml [22.静岡県の酒]

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静岡平喜酒造株式会社
静岡県静岡市駿河区丸子新田1-1

アルコール度数 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
原料米 全量五百万石
精米歩合 60%
内容量 300ml詰
(以上、ラベルより転記)




静岡平喜酒造さんは、平成24年(2012年)に岡山県の平喜酒造さんが静岡で設立した、かなり新しい蔵元さんです。
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このことについて、文献では以下のように紹介しておりました。

掛川で創業したお酒の平喜グループ(㈱平喜/静岡の酒食品卸売業、平喜酒造㈱/岡山の日本酒製造業、㈱平喜屋/東京の業務用酒類卸売業)の新会社として平成24年(2012)設立。四季醸造の岡山とは別に、静岡酵母や誉富士等、静岡の地域資源を活かした純米酒の醸造を始めた。」(※1)

平成24年(2012)に開業した『喜平』」は「蔵元は、「お酒の平喜グループ」として知られる酒造・酒卸・食品卸会社。明治初期、掛川で創業し、3代目重一郎が第六高等学校(現・岡山大学)に進学した縁で岡山人脈を活かし、岡山県鴨方町(現・浅口市)に醸造場を開いた。現在、『新婚』『喜平』『将軍』で知られる平喜酒造は、岡山県随一の規模を誇る四季醸造の蔵。新設の静岡蔵は高品質酒の研究開発醸場と位置づけ、オール純米酒でスタートした。」(※2)

上記(※2)の赤字部分に“平喜酒造さんは掛川で創業して、その後岡山へ移転した”と書いてありますが、その平喜酒造さんが岡山に本拠地を置きつつ再び静岡へ戻ってきたというわけです。
この点についてはかつて秀作新婚グイカップをいただいた際に考察いたしましたが、今回、文献の記述に当たることができました。


今日いただくこのお酒に使われているお米は、その全量が“五百万石”なのだとか。
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五百万石については、簡単にではありますがかつてこちらで触れております。


それでは、そろそろいただきます。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、わずかに着いているのがわかる程度でした。
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一口含むと、香りが豊かであることがわかります。
吟醸香というよりも、むしろ花のような香りです。

うまみは濃くはないですが、しっかりしています。
お米のうまみに、香ばしさをわずかに感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさとさわやかさとが少しあるみたいです。
すっぱさはけっして強くはないですが、鋭さをちょっと感じます。
しかし、燗が冷めてくるにつれて、徐々に強さが出てきました。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
おだやかな甘みをほんのりと感じます。


香り豊かな、旨やや甘口のお酒でした。
香りがあるので、燗にしないほうがよかったかもしれません。
あたしゃちょっと、こういうのはねぇ・・・。


(※1)鈴木真弓『杯が満ちるまで しずおか地酒手習帳』p.156(2015.10 静岡新聞社)
(※2)(※1)p.150
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あ~酒臭かった! 34

酒くさコメント 4

hatumi30331

最近の日本酒飲んでないのよね。
たまに、美味しい冷酒が飲みたくなる事があります。^^


by hatumi30331 (2016-05-14 23:32) 

skekhtehuacso

hatumi30331さん、じゃんじゃん飲みなはれ!
と言いたいところですが、 hatumi30331さんにおかれましては、どうかお体のことも考慮しつつお楽しみいただきたく存じます。
by skekhtehuacso (2016-05-15 21:31) 

hanamura

栃木~福島が、この頃のツボです。
by hanamura (2016-05-15 21:55) 

skekhtehuacso

hanamuraさん、これは栃木から福島にかけてを攻めるという予告と解釈してよろしいのですね!
そんなことをおっしゃられると、私も久しぶりに会津へ行ってみたくなってきちゃいましたよ。
梅雨が明けたら、行こうかな。

by skekhtehuacso (2016-05-16 23:59) 

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