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【お酒】899.酔富カップ [08.茨城県の酒]

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酔富銘醸株式会社
茨城県常陸大宮市中富町965-2

原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分/15.0度以上16.0度未満
内容量/180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)




“酔富(すいふ)”という酒銘について、手元の文献には以下のような記述がありました。

 主銘柄は「酔富」。かつては「水府」と称していたが、1959年に改め、社名も銘柄に合わせて酔富銘醸に改称した。」(※1)

 この蔵には、酒の一長一短を見事に言い表した都々逸がある。
「酔って減らすはだれでもできる。酔って富むとはこれいかに。」
「酔富」はこんな名調子とともに県内外の日本酒党にこよなく愛されてきた。」(※2)

あたしゃいつも、酔うために散財ばかりしております。
それよりもむしろ、“酔わなきゃやってらんねぇ”ってところでしょうか。
だって、他に楽しみがないものですから。

私もどうか酔って富めるようになりたいと願いつつ、そろそろいただいてみたいと思います。
ムリだな。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんど目立たない程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、軽い苦みと香ばしさとを少し感じます。
雑味はなく、キレもよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
おだやかなすっぱさを少し感じます。
それに、この酸味は深みがありますね。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはしないものの、とろみのような舌ざわりをわずかに感じます。


やや濃醇で旨やや甘口のおいしいお酒でした。
軽い苦みと香ばしさとが味を引き締めています。
それに深みもあって、しっかりした味わいです。
ちょっと甘くて、しかも飲みやすくはないですが、おいしいと思います。


(※1)『茨城の酒と蔵』p.35(2002.10 茨城新聞社)
(※2)(※1)p.32-33
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