【お酒】961.諏訪娘 上撰 カップ [31.鳥取県の酒]
諏訪酒造株式会社
鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分:15度
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)
鳥取県の蔵元さんなのになぜ諏訪を名乗っているのかと不思議に思ったのですが、文献ではこのことを以下のように紹介しておりました。
「諏訪酒造の名の由来になったのが、町内宮前に鎮座する諏訪神社。祭神は建御名方神と木花咲耶姫命。諏訪神社といえば、長野の諏訪神社の「御柱祭」が勇壮な祭りとして有名だが、当地の諏訪神社も、七年に一度、四月の第一酉の日に「四柱祭」が行われる。本殿の四隅にある杉の柱を建て替える神事で、全国でも「御柱祭」を行うのは、長野とここだけ。当日は見物人でにぎわう。」(※1)
私は全く知らなかったのですが、鳥取県の智頭にも諏訪神社があって、長野のそれに次ぐ(匹敵する?)ほどの由緒正しき格式なのですね。
今日は、そんな由緒正しき諏訪神社の名をいただくこの上撰普通酒をいただきます。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少しわかる程度でした。
うまみは濃くはないですが、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じます。
苦みもあって、軽めですがけっこうはっきりしています。
酸味はややはっきりしています。
鋭くはないものの、ずっしりと来るようなすっぱさを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
ベトつかない甘みですが、これにも重みを感じます。
酸味と苦みとが前に出ている、苦やや甘口のお酒でした。
しつこくはないものの、酸味と苦みとでけっこうしっかりした味わいに仕上がっているように思いました。
苦みがちょっと気になるかもしれませんが、それも味わいのうちでしょう。
(※1)米子今井書店企画出版室企画編集『とっとり酒蔵散歩』p.45(1998.7 米子今井書店)
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