【お酒】962.平勇（ひらいさみ） カップ [23.愛知県の酒]
渡辺酒造株式会社
愛知県愛西市草平町道下83番地
原材料名 米・米麹・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
容量 180ミリリットル
（以上、ラベルより転記）
（米の産地表示なし）
愛知県愛西市ってどこだよ！
オレはかつて愛知県に住んでいたことがあったけれども、そんな市は知らんぞ！
って思ったのですが、どうやら佐屋町や佐織町などが合併してできた市のようでした。
その名のとおり愛知県の西側で、三重県との県境に位置しておりましたよ。
このお酒は、“平勇”と書いて、“ひらいさみ”と読むのだとか。
これについて、ラベルには、伝説の力士の名をいただいた旨の以下のような説明がありました。
なお、このお酒のラベルは、書家がプロデュースして制作されたのたとか。
私が知らないだけかもしれませんが、デザインではなくて“プロデュース”って、いったいどんなことをなさったのでしょうね？
お酒を世に広めるためにラベルのデザインを工夫することは、これは大いにありかと思います。
かの有名なワンカップ大関も、若者に受け容れてもらうことを狙って、青地にアルファベット文字のラベルを考案したのだとか。
しかし、いくらラベルを工夫しても、中身がおいしくなければまったく意味がありません。
中身もラベルに負けないくらい、さぞやおいしいお酒であろうと予想しつつ、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少しはっきりしておりました。
うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い（←ほめ言葉です）うまみとともに、香ばしさを少し感じます。
苦みもあって、軽めではあるものの少しはっきりしているようです。
酸味ははっきりしています。
すっぱさがけっこうはっきりしていますが、角はないみたいです。
それにちょいピリでした。
甘みはややはっきりしています。
クドくはないものの、とろみのような舌触りがすこしあるみたいです。
やや濃醇で苦すっぱ旨口のお酒でした。
軽い苦みと角のない酸味とが効いていました。
これはむしろ、濃い味の食事とあわせやすいのではないでしょうか。
みそカツやどで煮なんかと合うと思います。
ただね、けっして飲みやすくはないですね。
はじめまして。
ずっと、楽しく拝読していました。
skekhtehuacso様のような鋭い利きはできませぬが、
呑みで鉄で収集家なところにシンパシーを感じておりました。
さてさて
>“平勇”と書いて、“ひらいさみ”と読むのだとか。
ひらいさみ以外に何と読むのか・・・
考え 考え 考え
Hey! You!
by tomo (2016-08-24 21:42)
tomoさん、こんな酒臭くてばかばかしいブログをお読みいただきましてありがとうございます。
平勇の読みについては、もう少し補足すべきだったと後悔しております。
かつて“菊勇”なるお酒を山形県と神奈川県とでそれぞれ入手したことがありましたが、山形のそれは“キクイサミ”で、神奈川のそれは“キクユウ（一説にはキクユーとも）”でした。
そのことを踏まえての記述でした。
それにしても、「Hey! You! 」ってのは、もしかして左とん平のファンなのでしょうか？
by skekhtehuacso (2016-08-24 22:36)
skekhtehuacso様
御返信恐れ入ります。
私、杉勇や菊勇の県に生息しております。
なるほど、神奈川ではキクユウ、キクユーでしたか。
しかも大山というラベル。
とん平さんといえば、西遊記の猪八戒・・・
位しか知りませんでした。
これからも醸し出された記事を楽しみにしています。
by tomo (2016-08-27 19:02)
tomoさん、山形県の人でしたか。
あたしゃたぶん、前世が山形県民だったのではないかと思うくらい、山形が大好きです。
お酒もおいしいし（あたしゃ東北泉が大好きで、かつて遊佐まで買いにいきました。）、山菜や野菜も（あたしゃ基本的に山のものが好きなので）おいしいですね。
ああ、いかんいかん。
あなたのせいで、また山形へ行きたくなってきてしまったじゃないですか！
by skekhtehuacso (2016-08-29 22:21)