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【お酒】1070.武勇 本醸造生酒 300ml [08.茨城県の酒]

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株式会社武勇
茨城県結城市結城144

アルコール分15度以上16度未満
精米歩合65%
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
国産米100%使用
300ml詰
(以上、瓶の印刷事項より転記)




 幕末の慶応年間(1865年ごろ)に現在地で創業。初代・勇吉は新潟県上越市の出身。「武勇」の銘柄は、江戸以前の面影を残す結城の町並みに合わせ、勇ましい名称をと初代が考案。」(※1)という武勇さん。

そのお酒の味わいは「 「武勇」の味わいについて保坂専務は「一般受けはしないが、いろんな酒を飲んだ人が『おっ、違うな』と言ってくれる、そんな酒を目指している」と話す。」(※1)とのこと。

今日いただくこのお酒は本醸造の生酒ですが、果たしてこのお酒も『おっ、違うな』と感じることができるような味わいなのでしょうか?
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生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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生酒らしいフレッシュな風味がけっこう豊かです。

うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
米のうまみとともに、香ばしさをかすかに感じます。
軽い苦みもほんの少しあるみたいです。
それでいてキレがよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめです。
角のないすっぱさをちょっと感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
それでも、べとつかないさらっとした甘みです。


フレッシュさが豊かでうまみがしっかりしているもののキレのよい、やや濃醇で爽快旨やや甘口のおいしいお酒でした。
フレッシュさや甘みがはっきりしていて、これらが一般的なさっぱりした淡麗の生酒に現れているときっとクドくて甘ったるいだろうなと思います。
ですがこのお酒はうまみがしっかりしているせいか、クドさや甘ったるさを感じず、むしろ飲み応えがありました。
うまみの中では、香ばしさと軽い苦みとがうまく効いているなと感じました。
それでいてキレがよいのは、やはりアル添本醸造の面目躍如といったところでしょうか。
たしかに一般的な生酒とは『おっ、違うな』と思えるお酒でした。

武勇さんのお酒は他に本醸造と純米酒とのカップ酒(いずれも火入れ)を入手しておりますが、いただくのが今から楽しみです。

(※1)『茨城の酒と蔵』p.154(2002.10 茨城新聞社)
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酒くさコメント 2

やなぼー

「武勇」
好きでよく買ってました!
若かりし頃、野暮用でその辺通ってたので・・・f^_^;)
by やなぼー (2017-01-10 05:56) 

skekhtehuacso

やなぼーさん、口当たりのよさを出してくるはずの生酒でこれだけ味わいがしっかりしているということは、火入れされたお酒の場合はもっとしっかりしているのでしょうね。
手元にはまだ武勇のカップ酒が二種類ありますので、楽しみです。
by skekhtehuacso (2017-01-10 21:58) 

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