【お酒】1185.磐梯山 特別純米酒 300ml [07.福島県の酒]
磐梯酒造株式会社
福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字金上壇2568
アルコール分 16度
精米歩合 60%
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
磐梯酒造さんについて、手元にあった文献では以下のように紹介されておりました。
「 麗峰「磐梯山」の銘柄の日本酒は、耶麻郡磐梯町大字磐梯の酒蔵で造られている。 その名も磐梯酒造だ。
創業の明治二十三年以来、磐梯山の表裾野のこの町で造り酒屋を営んできた。
明治のはじめに「玉の屋」という旅館から分家して初代の桑原啓次さんが酒造業を起こした。
だから最近まで近所の年配者からは「玉の屋」のお酒と呼ばれていたらしい。」(※1)
このお酒は、特別純米酒です。
これまでの経験からして、特別純米酒の中には香りを特徴としていて燗には向かないお酒が少なからずありました。
一方、蔵元さんのWebsiteでは、この特別純米酒について「冷やしていただいても結構ですが、常温、又はぬるめのお燗でお召し上がりいただくと、酒の旨味が引き立ちます。」と紹介されておりました。
そこで、まずは冷や(常温)でいただいてみたいと思います。
お酒の色は、ほとんど目立たない程度でした。
グラスに注ぐと、酒臭い(←ほめ言葉です)香りがフワッと漂ってまいりましたよ。
うまみは濃くはないものの、かなりしっかりしています。
これは醸し出された酒臭い(←あくまでもほめ言葉です)うまみそのものです。
また苦みが弱めではあるもの、角を感じる苦みです。
香ばしさも少しだけあるみたいです。
それでいてキレがよく、スッと引いていきます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややひかえめです。
ちょっとだけあるみたいですが、さらっとしています。
ちょい苦ちょいすっぱ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
酒臭くて(←くどいようですが、ほめ言葉です)、苦みや酸味がちょっとはっきりしていることから、飲み応えを感じます。
それでいてキレがよく、後味はすっきりしています。
飲みやすさはないものの、私はこういう味わいのお酒は好きです。
ここで、燗にしてみましたよ。
おお、
こりゃいいね!
燗にすると、酸味がかなりはっきりしてきました。
鋭さも少し増しましたが、同時に酸味自体に深みを感じるようになりましたよ。
その一方で、苦みが後退して、まろやかさが出てまいりました。
キレのよさは、燗でも維持されておりました。
これはあくまでも私の好みに基づく評価ですが、このお酒は冷や(常温)よりも、ズバリ燗のほうがおいしいでしょう!
この酸味の深み、あたしゃ好きだな。
(※1)石原信一『会津地酒紀行』p.284(2004.7 歴史春秋出版)
アジサイが本格的に咲きだすと、梅雨間近になります。
出かけるのら6月初旬までです(^▽^;)
by green_blue_sky (2017-05-21 21:58)
green_blue_skyさん、梅雨入り直前に出かけて、梅雨の間はおとなしくしていようと思います。
by skekhtehuacso (2017-05-21 22:51)