【お酒】1198.名倉山 カップ [07.福島県の酒]
名倉山酒造株式会社
福島県会津若松市千石町2番46号
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料
内容量 180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)
「名倉山は大正七年の創業。」(※1)という、比較的新しい蔵元さんのお酒です。
かつてこのブログの草創期に、名倉山 大吟醸 唎(きく) 180mをいただいております。
今日いただくこのお酒ですが、まことに残念ながら糖類酸味料フル添加の三増酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
うまみは淡めです。
やわらかいうまみをちょっと感じる程度ですが、米のうまみもかすかにあるような気がいたします。
苦みや雑味はありません。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさに角がちょっとあって、燗が冷めるにつれてそれが徐々に強くなってくるようです。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
とろみのような舌触りはほとんど感じないくらいです。
淡麗ちょいすっぱやや甘口のお酒でした。
酸味料添加のはずですが、味にクドさを感じませんでした。
とろみのような舌触りも気になりません。
燗が冷めるにつれて酸味が少し目立ってきましたが、それでもバランスよくまとまっていると思いました。
それに苦みや雑味がなくて飲みやすく、食事とも合わせやすいのではないでしょうか。
ただ、私としては、うまみに深みがほしいと感じました。
やはりこれは、添加された味わいの限界なのでしょうか?
もし糖類酸味料の添加を止めたらどのような味わいになるのか、興味深いところでした。
(※1)石原信一『会津地酒紀行』p.153(2004.7 歴史春秋出版)
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