2022年2月:冬のおいしいものを求めて山形へ [旅]
冬になると、
冬ならではのおいしいものが出てまいりますよね。
皆さんそれぞれに、お気に入りがおありかと思います。
ワタクシの場合は、やっぱり“山形”!
その山形にある冬ならではのおいしいものを求めて、今年も出かけてまいりました。
なお、今回は、JR東日本の“週末パス”を使用しました。
もちろん!
各方面の皆さまに迷惑をかけないために、
事前にPCR検査を受けて、
【低リスク】の評価を受けておりますよ。
★☆2022年2月5日(土)★☆
東京駅から、青い電車(いわゆる京浜東北線)に乗って、
上野駅。
上野駅からは、東北本線(宇都宮線)。
6:08発の宇都宮行普通527Mに乗車。
途中、小金井駅で乗りかえ。
7:41発の黒磯行普通635Mは、いつもの205系4連ではなくてE233系5連でした。
黒磯駅で、9:08発の新白河行普通4129Mに乗りかえ。
それにしても、いい天気。
4129Mの終点である新白河駅で、廣戸川の本醸造カップを見つけてGET!
これがこの旅で唯一取得したカップ酒(もちろん新規)でした。
新白河駅からは、9:52発の郡山行普通2129Mに乗車。
途中、白河駅で、小峰城址を眺めつつ、
郡山駅で、10:35発の福島行普通1131Mに乗りかえ。
“酒は大七”
大七の看板を見ると、
「いよいよ東北だな!」って実感いたしますよあたしゃ。
福島県も北部まで来ると、雪が降ってまいりましたよ。
1131Mに終点まで乗って、福島駅で下車。
環状線とちゃいまっせ、
東北本線でっせ!
福島駅からの板谷峠越えには、山形新幹線(実は在来線の特急)に乗車。
週末パス利用ですから、特急券を買うことで乗車可能なのです。
11:35発のつばさ133号新庄行に乗車。
あーダメ人間だダメ人間だ!
一駅しか乗らないのに新幹線(実は在来線の特急)に乗ると飲むクセがすっかり付いたアル中ハイマー型ダメ人間だ!
来月のダイヤ改正で自由席が廃止される山形新幹線つばさ号。
この利用は、それを踏まえての自由席への乗り納めでもあったのでした。
板谷峠(福島県と山形県との県境にある峠)は、一面の雪景色。
つばさ133号に35分間乗って板谷峠を越えた酔っぱらい。
着いたのは、米沢駅(山形県米沢市)。
正午を回り、腹が減ってまいりました。
米沢駅で降りたのは、新杵屋さん(米沢駅の駅弁製造業者)のレストランで米沢牛をいただくため、
だったのでしたが・・・・・・、
あれー?
お店が変わっているじゃあ~りませんか!
米沢牛の扱いはなく、普通のレストランに変わっちゃっておりましたよ。
でも入っちゃったんだから、しかたがない。
まずはビールをいただきました。
(オマエさっき飲んだばっかりじゃないか!)
私が選んだのは、
どまんなか丼。
これが唯一の牛肉メニューでした。
牛肉どまん中弁当(米沢駅の駅弁)の具をあたたかいご飯の上に乗せた丼でした。
これはこれでおいしいけれどね。
ごちそうさまでした。
でもやっぱり、米沢牛を食べたかったな。
店を出て、スーパーへと向かったのですが、
横断歩道を渡っても、どこを通ったらいいのかわかりゃしない!
なんとかスーパーに辿り着いて、米沢産の味噌(1kg)をGET!
雪の中を、米沢駅へと戻ってまいりました。
米沢駅からは、奥羽本線(山形線)に乗車。
13:40発の山形行普通443Mでした。
標準軌の単線を100kmでかっ飛ばす電車に乗ると、
「山形へ来たなぁ!」って実感いたしますよあたしゃ。
443Mに30分ほど乗って着いたのは、かみのやま温泉駅(山形県上山市)。
前川に架かる前川大橋より南を望む。
川風が気持ちいい!
米沢とちがってここ上山は、雪はやんでおりました。
坂を登ると、
お目当ての場所が見えてまいりました。
旅館 古窯。
売店で、米鶴のかみのやまラベルの吟醸酒をGET!
実はネットで“古窯”ラベルの小瓶(新藤酒造店製)を見つけ、入手できるかと思って伺った古窯さん。
でもその小瓶はお食事に供する用で、販売はしていないんだってさ。
まあ、来てみないとわからないことですから、しかたがありません罠。
こんなことの確認のためにいちいち電話をかけて業務の邪魔をしたくはありませんし。
失意のうちに、かみのやま温泉駅へと戻ってまいりました。
次に来る電車は、15:40発のつばさ139号。
普通電車は16:04まで来ないんだってさ。
しかたがない。
金で解決だ!
そのつばさ139号山形行に乗車。
あーダメ人間だダメ人間だ!
10分しか乗らないのに新幹線(実は在来線の特急)に乗ると飲むクセがすっかり付いたアル中ハイマー型ダメ人間だ!
この日の蔵王は、雲隠れ。
カジョセンが見えると、そこはもう山形駅(山形県山形市)。
その山形駅の駅ビルにある酒店で、“名刀月山丸”なる大吟醸(1,650円(税込))をGET!
ホテルにチェックインしたのち、
山形の夜の街へと繰り出したのでした。
目指すはもちろん、
居酒屋伝七さんですけれど何か?
あったあった!
お目当てにしていたものにありつけそう!
晩酌コース(3,000円(税込))を予約しておきました。
いいですか、皆さん!
今から出てくるお料理の全て(酒を除く)を、3,000円で食べることが出来るのですよ!
まずは雪菜のおひたし。
雪菜、シャキシャキ!
白菜みたいにあっさり!
うどとメンマの和え物。
うどは塩漬け。
うまみが凝縮されておりました。
赤いキノコは、あみたけ。
ねっとりでしゃりしゃり。
これも塩漬けにしないと、この味は出ないんだってさ。
それらに合わせたのは、羽前桜川・・・・、
じゃなくて、三十六人衆。
菊勇(きくいさみ)の普通酒でした。
やわらかいね。
真子(マダラの卵)のしょうゆ漬け。
真子、ものすごくまいう~!
♪マコ、甘えてばかりで、ごめんね♪(古っ。)
真打登場!
寒鱈鍋(どんがら汁)
(加熱前)
(加熱後)
岩のりを入れていただくのが、山形の流儀なのだとか。
ものすごくまいう~!
鱈ってスーパーで買うとケミカルな臭みを少なからず感じますが、これはそれがまったくない!
白子を口に入れるやいなや、
溶けて行方不明になっちゃった!
肝はとろ~り!
アラが入るから、どんがら汁。
これが味に深みを添えるのだとか。
しかもこのアラ、骨を丁寧に取ってありましたよ。
それらを煮た汁なんて、
おいしいに決まっているじゃないですか!
もういいじゃないですか!(それは日景忠男)
真子と寒鱈鍋とに合わせたのは、もちろん東北泉!
日本海の幸には、日本海の酒でしょう!
キリッとした辛口の東北泉が、鱈のうま味とバッチリでした。
寒鱈は、刺身でも食べられるんだってさ。
寒鱈の昆布締め(左)と、山形牛のローストビーフ(右)。
寒鱈の昆布締め
ねっとりでまいう~!
これは新鮮なものだからこそ味わえるおいしさでしょう!
山形牛のローストビーフも、やわらかくてまいう~!
これは鱈の胃袋の味噌和え。
コリッコリ!
しかも噛むたびにうまみが出て来たのでした。
最後にはカキ・ホタテ・エビ・じゃがいものホイル焼きが出てきて。
栄光冨士のおりがらみ“白燿”で〆たのでした。
意外にも辛口!
さすが大山、海の酒。
キリッとした味わいが海の物に合いました。
あー、
なにもかもがおいしかった!
伝七さんには、心の底から癒されました。
こうして、山形の夜は更けて行ったのでした。
★☆2022年2月6日(日)★☆
翌日は、来た道を引き返して帰るのみ。
山形駅からは、6:30発の奥羽本線福島行普通420Mに乗車。
山形よ!
必ずや、また来るぜ!
(山形は来てほしくないって思っているかも。)
420Mの終点である福島駅で、東北本線に乗りかえ。
8:10発の郡山行普通1126M。
郡山駅で、9:04発の新白河行普通2128Mに乗りかえ。
新白河駅で、9:53発の黒磯行普通4130Mに乗りかえ。
黒磯駅で、10:21発の宇都宮行普通640Mに乗りかえ。
これもいつもの205系4連ではなく、E233系5連でした。
640Mを以て205系の乗り納めにしようかと思っておりましたが、当てが外れました。
あーダメ人間だダメ人間だ!
黒磯駅のNEWDAYSが休日は閉店していることを知っていて新白河駅で買い込んできていたアル中ハイマー型ダメ人間だ!
出かける予告の記事へ頂戴したコメントにレスポンスしているうちに、
640Mは終点の宇都宮駅に到着。
「ああ、またいつものか。」
いつもお読みいただいている皆さまにおかれましては、そうお思いのことでしょう。
でもね、
実はこの後、
重大なアクシデントが発生したのですよ!
まずは、
餃子像様に最敬礼!
<(_ _)>
バスに乗って、東武駅前を目指します。
やって来たのは、もちろん、
三平食堂さんですよ。
まずはビール、
じゃなくて、
えええ?、烏龍茶??
実は、三平食堂さん、コロナの影響で、
酒類の提供を休止しているんだってさ。
トホホ・・・。
でもでもでも!
お酒を飲めなくても、
おいしい料理の味には変わりがありません。
今日も最初は、野菜サラダから。
野菜がどれもみずみずしくておいしいのよね。
うちの近所にあるスーパーで売っている野菜がいかにまずいか、よくわかりますよ。
おいしすぎて、あっちゅう間。
もちろん、餃子もいただきますよ。
しそ餃子(左)とふつうの餃子(右)。
ふつうの餃子。
このほぼ野菜の餡が、肉よりも野菜が大好きなワタクシを魅了してやまないのですよ!
こちらはしそ餃子。
わかりにくいかもしれませんが、しそが入っています。
これらの餃子を、酢とこしょう、ラー油をちょっと垂らしていただきました。
あー、
おいしかった!
願わくは、
コロナ禍が収束して、
ふたたび飲めるようになってほしい。
三平食堂さん、
ごちそうさまでした。
この後、
東武デパートの酒コーナーで門外不出の一合瓶を見つけてGETして、
オリオン通りを歩いて戻って、
二荒山神社に参拝。
95段の石段を上がって、
拝殿にて二礼二拍手一礼。
楽しい旅をありがとうございました。
おいしいものをありがとうございました。
また自由に飲める世の中になりますように。
参拝を終えて、
石段を下りて宇都宮駅へと戻って、
宇都宮駅からは、
上野東京ラインのグリーン車に乗って、
ビールを飲みながら帰ったとさ。
明るいうちに帰宅できた酔っぱらい。
黒猫のダンナには、2日分を一度に遊んでいただけましたとさ。
めでたしめでたし。
以上、カップ酒1個、一合瓶1本、300ml瓶2本、
それに味噌1kgに味マルジュウ1本の旅でした。
やっぱり旅は、
心の栄養補給だね!
それに旅は、一人に限るね。
だれかのごきげんとりなんてまっぴらごめんだぜ。
温泉に入らないのはもったいない感じです。
by ma2ma2 (2022-02-10 21:07)
鱈の胃袋の味噌和え、和風チャンジャといった所でしょうか。
昆布締めにも興味津々です^^
by タンタン (2022-02-11 07:48)
いいなあ、各駅停車の旅
こういう旅は、学生時代以来してないです。
それにしても、3千円は安すぎます、お得ですね。
by 八犬伝 (2022-02-11 10:02)
寒鱈鍋、美味しそうですね。これは日本酒しかありませんね。宇都宮は残念でした(涙)。ビールの飲めない餃子なんて・・・。
by newton (2022-02-11 16:27)
3000円で多めのおいしそうな料理がいただけるんですね(^^)
by せとっこ (2022-02-11 23:27)
いつか「居酒屋新幹線」(ドラマ)ごっこしようかなぁと思ってます^_^
by caveruna (2022-02-12 01:11)
どんがら汁がめちゃくちゃ美味しそうだ
これで一杯、悶えそうですねぇ
鱈の胃袋の味噌和えもいいなぁ
by さる1号 (2022-02-12 08:54)
お疲れさまでした(^-^)
あ~「だだみ」が食いたくなってきた。今夜はタラ鍋に決定!
餃子に胡椒はバッチリですよね。
by kou (2022-02-12 09:45)
山形、雪深い〜〜〜(@@;)
肝たっぷりのどんがら汁、美味しそう♪
by のらん (2022-02-12 11:22)
ma2ma2様、酒ブログですのでどうかご勘弁下さいな。
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:19)
タンタンさん、食感はチャンジャに似ていますが、味はこっちのほうが素材のうまみが前に出ていましたよ。
鱈の昆布締めには、「まさか刺身で食べられるとは」と私も驚きでした!
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:24)
八犬伝様、山形は各駅停車で到達できて、かつ徘徊する時間の余裕があるちょうどよい場所に位置しています。
その山形でおいしいものを3000円で腹いっぱいいただける伝七さんには、いつも堪能させていただいております。
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:25)
newton様、この寒鱈鍋に東北泉を合わせるために、山形へ通っているようなものですよあたしゃ。
宇都宮ではビールも十一正宗もいただけず、残念無念でございました。
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:26)
せとっこ様、多めどころか、腹いっぱいで苦しいくらいでした!
伝七さんは私にとって、山形名物のテーマパークでございます。
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:27)
さる1号さん、この一杯をいただくために、あたしゃ冬になると山形へどうしても行きたくなっちゃうのでございます。
胃袋の味噌和えは初めていただきましたが、素材のうまみしっかりでおいしゅうございました。
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:31)
caverunaさん、やるなら「今でしょ!」
だって今は、新幹線はすごく空いているんだもん。
あれは混んでいる車内では無理でしょうからね。
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:32)
kouさん、白子は秋田ではだだみって言うのね。
秋田も日本海の幸が満載で、冬は楽しみが尽きないでしょうね。
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:35)
のらんさん、板谷峠を越えると雪の降り方が一変しましたよ。
どんがら汁を食べたくて、冬は山形へ行ってしまうのでございます。
by skekhtehuacso (2022-02-12 19:36)
こんばんは
いつも思いますが、伝七さん料理メチャ美味しそうですね!酒が進んで仕方ないでしょう?どんがら汁食べてみたいですね。
新白河で廣戸川のカップがあったんですね。私もあのカップ酒は初めて見ました。今度買いに行ってみますね。
素晴らしいレポートありがとうござます。次回も楽しみにしております。^^
by 丹醸 (2022-02-15 21:54)
恐れ多くも畏くも、
酒ブログの大先輩であらせられます丹醸様よりコメントを拝受いたしましたること、まことに以て恐悦至極に存じ奉ります。
〈最敬礼〉
<(_ _)>
どんがら汁は、本当においしいですよ!
魚臭さはまったくなく、鱈のうまみが凝縮されております。
それに居酒屋伝七さんはこのお値段で腹が苦しくなるほど出て来るほど大満足のお店で、かつ季節ごとに旬のものを出してくださるのです。
かつていただいた廣戸川のカップ酒はたしか普通酒だったとおもいますが、これは本醸造でした。
しかもゆうだい21なる米を使用しているのだとか。
新白河駅の改札外にある土産物店(NEWDAYSではないほう)で販売されておりましたよ。
次は青春18きっぷでの岩手を予定しております。
でも、コロナ禍でどうなることやら。
by skekhtehuacso (2022-02-15 22:36)