〔泡盛〕20.龍泉 30度 100ml(喜屋武商店) [9947.沖縄県の泡盛]
製造元 株式会社龍泉酒造
沖縄県名護市仲尾次222
琉球泡盛
原材料 米こうじ(タイ産米)
アルコール分 30度
内容量 100ml(角)
(以上、ラベルより転記)
今日は、龍泉酒造さんの“龍泉”なる泡盛をいただきます。
龍泉酒造さんでは、“老麹(ひねこうじ)”にこだわっていらっしゃるのだとか。
このことについて、文献には以下のような記載がありました。
「緑豊かなやんばるの清冽でおいしい水で仕込んだ泡盛を造り続ける龍泉酒造の主力銘柄「龍泉」。淡麗で芳醇な香りと、後に雑味を残さないマイルドな味のこの酒の最大の特徴は老麹(ひねこうじ)製法だ。黒麹菌を強くはわせて麹を成熟させることにより、特に風味の強い泡盛が生まれるという。できたての泡盛の風味や個性が強ければ強いほど、熟成後の古酒が芳醇な酒になるわけだ。」(※1)
それではその老麹で造られた泡盛、いただいてみたいと思います。
今日ももちろん、ちょい水足しの水割りでいただきます。
香木のような上立ちがありますが、強くはなくてふんわりです。
含むとそれが穏やかに鼻へと抜けて行きます。
味わいは、最初に香ばしさが来ますね。
黒麹由来と思われるこの香ばしさには鋭さが少しあるみたいですが、粗さは感じません。
米の風味がそれに続きますが、これもけっこうキリッとしています。
甘みは弱めですが、存在はよくわかります。
香ばしさしっかりでスッキリやや辛口のおいしい泡盛でした。
香りがありましたが、しつこくなくていい感じでした。
香ばしさが特徴で鋭さを感じますが、粗さはまったくありませんでした。
風味はスッキリで引き締まっておりましたが、弱めの甘みがいい感じにコクを添えているようでした。
これはうまいね!
これが古酒になると、味わいがどのように変わるのでしょうか?
いつか古酒も試してみたいところでございます。
(※1)田崎聡『泡盛王国』p.20(2006.8 有限会社食の王国社)
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