【お酒】244.日出盛 上撰 カップ [26.京都府の酒]
松本酒造株式会社
京都市伏見区横大路三栖大黒町七
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
松本酒造さんのお酒は、かつて純米吟醸 桃の滴カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、普通酒の上撰です。
(上撰とは、旧一級酒に相当するお酒であると思われます。)
光の影響でお酒が劣化するのを防ぐため、段ボール箱の中でカップ酒を保管しています。
古いものから順番にいただいて、ようやく2月製造分を飲みきったと思っていたのですが、まだこのお酒が箱の中に残っていました。
おいしいうちにいただくべく、今日もぬる燗でいただきます。
酸味が強めです。
スッキリしていて、スーッとする感じの酸味です。
わずかにピリッとしていますが、気にはなりません。
うまみは淡めです。
そのせいでしょうか、酒臭さはひかえめです。
甘みは、強くはないものの、はっきりとわかります。
この甘みがお酒にコクを出しているようです。
スッキリした酸味に、甘みがコクを出している、やや淡麗で辛ちょい甘のおいしいお酒でした。
灘の男酒に対して、「軟水地域である伏見の酒は柔らかな甘口の「女酒」といわれてきた」のだそうです(※1)。
このお酒は、甘みははっきりしていましたが、酸味が強いので、「柔らかな甘口の「女酒」」の味わいとはちょっとちがうように思います。
しかし、私は少し酸味のあるお酒が好きなので、これはこれでおいしいと感じました。
(※1)小泉武夫監修『日本酒百味百題』p.192(2000.4 柴田書店)
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