《焼酎》166.金計佐 25度 180ml [9946.鹿児島県の焼酎]
製造者 新平酒造株式会社
鹿児島県曽於郡大崎町横瀬2366番地
品目 本格焼酎
原材料名 さつま芋(鹿児島県産) 米麹(国産米)
アルコール分 25度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
今日は、志布志の西側、大隅半島の右側の付け根あたりに蔵を置く新平(しんひら)酒造さんの芋焼酎をいただきます。
蔵元さんのWebsiteによれば、新平酒造さんの初代ご当主であった新平金計佐さんの名前に由来するという“金計佐(きんげさ)”。
その金計佐は、“木樽錫蛇管蒸留”で、かつ“甕壺仕込”なんだってさ。
その味わいたるやいかに?
それを探るべく手元にあった文献を当たってみたのですが、この金計佐どころか新平酒造さんのことについて触れている記事すら皆無でしたよ。
でも、上の写真の能書にあったように伝統的な製法みたいですので、きっとしっかりした味わいなのでしょうね。
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
盃に注ぐと、香ばしい香りがふんわりと立ちますね。
一口含むと、それが口の中に広がって鼻へと抜けて行きます。
香ばしさは穏やかで、荒さや角はまったく感じません。
芋のふっくら感と華やかさもかすかに感じます。
甘みははっきりしています。
重さはまったく感じません。
苦みもないですね。
わずかにスーですが、ピリピリ感はまったく感じません。
次に、お湯割りで。
これは芋のふっくら感がよくわかりますね。
香ばしさも残っていて、ふっくら感と共にわかります。
華やかさも少し目立つかな。
甘みは薄まることなくよくわかります。
お湯割りで出がちな酸味はかなり弱めです。
ちょいスーは残りますね。
最後は、残りをロックでいただきます。
ありゃ!
これは重さがでましたよ!
それに苦みも出て、少しはっきりしております。
香ばしさは残っていて、重さと共に働いています。
華やかさはかすかです。
甘みは引きますね。
生だと香ばしく、お湯割りでふっくら、そしてロックでズッシリかつキリリの、飲み方で風味が変わるおいしい芋焼酎でした。
飲み方を変えることで、風味ががらりと変わりましたよ。
それでも、香ばしさには角はなく、スースー感がさわやかさを添えているようでした。
また、弱めの華やかさも通奏低音のようにそれぞれで効いておりました。
これ、面白いね!
私としては、芋のふっくら感を楽しむことができたお湯割りが好みでした。
その金計佐に合わせた今日のエサ。
今日はじゃがいもを食べたかったので、買ってまいりました。
各種販売されていたのですが、1個の大きさが一番大きかったメークインを選びました。
(ドケチ!)
皮をむいて輪切り。
冷蔵庫の残り物も切りました。
それらを出汁で煮るのですが、
弱火で30分ほどかけて煮ていきます。
こんな感じに煮上がりました。
(半分のみ;残りは明日のおかずになります。)
弱火で煮たことでねっとり感が出ましたが、さつまいもほどではないですね。
他の種類のじゃがいもでも試してみようかな。
もう一つ。
食べたかったのは、さば缶。
合わせたのは、長ネギとキャベツの芯。
要するにこれも、冷蔵庫の残り物です。
キャベツは粗みじん。
長ネギも粗みじんにし、これは水にさっとさらします。
調味料はこれら。
レモンは必須!
さば缶はレモンとの相性がばっちりだと、あたしゃ勝手にそう思っておりますよ。
そして大事なのは、砂糖。
レモンだけだとすっぱさだけが前に出てきますが、砂糖を加えることで味に深みが出るのです。
これらを混ぜ合わせて、ドレッシングを作ります。
そのドレッシングに、刻んだ野菜を合わせます。
それを冷蔵庫で5分ほど放置すると、味がなじんでまいります。
さば缶の水分を切って、皿に開けてほぐし、
そこへドレッシングをかけて、できあがり。
やっぱりさば缶とレモンは合うね。
普段は玉ねぎとピーマンとで作るのですが、長ネギとキャベツもいいね。
ごちそうさまでした。
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雨がしとしとと降っていた午前中は不機嫌だった黒猫のダンナも、
午後になって雨がやんだら、遊んでいただけましたとさ。
(友情出演)