《焼酎》167.しま甘露 25度 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]
製造者 高崎酒造株式会社
鹿児島県西之表市西町6993-1
製造所 鹿児島県西之表市安納字苗代丘1861-2
本格焼酎
原材料名 さつまいも(種子島産)米麹(タイ産米)
アルコール分 25度
内容量 200ml
(以上、ラベルより転記)
「髙﨑(原文ママ:以下同じ)酒造の工場は種子島の東側、安納という土地にある。当主の髙﨑太郎吉さんが良質な水を探し求めた結果、この地に天然の湧き水が焼酎造りに最適とわかり、86年に移転したのだ。」(※1)という高崎酒造さん。
なんでも「原料の芋はすべて地元農家による契約栽培。新鮮な芋だけを使い、芋処理では切りくずが2割にのぼるほど手作業で丹念に削っている。」(※1)とありましたよ。
要するにこれは、いわゆる“芋傷み臭”が出ないように芋を念入りに処理しているということでしょうね。
ということは、重さのない、きれいな風味なのでしょうか?
麹米はタイ米。
タイ米が焼酎の麹造りに向いていることは、かつて紹介しております。
それにしても、おもいっきり“ワンカップ”って書いてありますね。
ワンカップは大関さんの登録商標なのにね。
それではいただいてみたいと思います。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
芋の風味がふっくら!
とても穏やかで、苦みや重さがまったくないよ!
それに爽やかさがあってスッキリしています。
さらに甘みもしっかりしていて、幅がありますよ。
わずかにピリッとくるかな。
また生の段階で酸味を少し感じました。
次に、お湯割りで。
芋のふっくら感と甘みとはしっかりと残っておりますね。
重さはゼロ、雑味も感じません。
お湯割りで出がちな酸味はそれほど感じないというか、生で出たままです。
とても軽くて、スッキリしておりました。
最後は残りをロックでいただきます。
ロックで出がちな苦みが出ますね。
スッキリした風味が苦みでキリリとひきしまりましたよ。
それでも甘みはやっぱりはっきりしています。
しま甘露は、生やお湯割りでふっくらスッキリ、そしてロックでスッキリキリリのおいしい芋焼酎でした。
この重さのない軽くてスッキリした風味は、芋を丁寧に処理しているが故の効果なのでしょうか?
生やお湯割りの風味は、屋久島の三岳に似ているように思いました。
しかし、どの飲み方でも、甘みははっきりとわかりました。
しま甘露は、正真正銘の甘露でした。
そのしま甘露に合わせた今日のエサはこちら。
じゃがいも、みょうが、ねぎ。
和風ポテトサラダ。
味付けは少量のマヨネーズと、顆粒だし(昆布)、すりごま。
ごまの風味が芋の味とよく合いました。
マヨネーズベトベトよりもこっちのほうが好きだわ。
佐世保名物のレモンステーキは、先日試してみました。
今日はそのレモンステーキソースを使って、実験的料理をしてみようと試みたのでした。
豪州産牛肉の切り落とし。
180gで300円台の安物です。
それを、荒く刻んでおきます。
にんにくと玉ねぎ。
こまかく刻みます。
さらに先ほどの残りのねぎと、冷蔵庫の残り物のしいたけ・にんじんも刻みます。
加熱したフライパンに、牛脂を溶かします。
そこで肉と野菜とを投入。
火が通ったら、コショウを少々。
ここで、レモンステーキソースのお出まし。
大さじ4杯分を使用しました。
そして、追いレモン!
ブレたな。
煮詰まったら、冷やご飯を投入!
“牛肉炒飯佐世保レモンステーキソース味”の完成です。
牛肉の脂と風味とがガツンと来るね!
でもそれでいて、レモンのおかげでさっぱりしておりましたよ。
ソースに由来すると思われる甘みもいい感じでした。
予想どおりのおいしさでございました。
ごちそうさまでした。
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白目を剥く黒猫のダンナ。
今日も遊んでくれてありがとうね。
(友情出演)
(※1)株式会社フード・ビジネス発行p.52『薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎』(2001.5 柴田書店MOOK)