亀萬淡にごり カップ [変わった酒]
リキュール
180ml詰カップ
(フタに貼られたカップより転記)
亀萬酒造合資会社
熊本県芦北郡津奈木町大字津奈木1192番地
原材料名 米・米麹・醸造アルコール・糖類
(フタの印刷事項より転記)
あーあ、うっかりだうっかりだ!
あたしゃ今日の今日までまったく気づかなかったよ!
くま川鉄道多良木駅の近くにあったスーパーでにごり酒だと思って入手したこのお酒。
汎用カップに詰められておりますが、これは清酒ではなくて“リキュール”なんだってさ。
いったいどうして清酒ではなくてリキュールなのでしょうか。
もしかしたら、副原料(醸造アルコール・糖類)の使用割合が米(こうじ米を含む。)の重量の半分(100分の50)以上を占めているのでしょうか?(※1)
でももしそうだったら、フタに表示されていた品質表示は、「使用した原材料を使用量の多い順に記載する。」(※2)というルールに違反していることになりやしませんかいな?
こんなことを考えていたら「一晩中眠れなくなっちゃいそうですから」(春日三球・照代より)、そろそろいただいてみたいと思います。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
おっとその前に!
このカップ酒のフタは、横についているツマミを引っぱって側面をぐるっとはがして開ける“ティアオフ方式”でした。
滓の量は、3割程度でしょうか。
お酒の色は、やや象牙色でした。
見た目には、とろみをそれほど感じませんでした。
あー、やっぱり甘いわ。
強くはなく、べとついた感じもないものの、ちょっとしつこいかな。
うまみはやや濃いめでしょうか。
にごり酒にしてはとろみが弱く、滓のざらつきも感じません。
米のうまみは一応感じますが、ただ麦を焦がしたような香ばしさもかすかに感じます。
苦みも少しありますね。
それでいてにごり酒にしてはキレがよく、後味はさっぱりしています。
酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めで、さっぱりしていて角を感じません。
スースーはなく、ピリピリ感もありません。
やや濃醇でちょい香ばしちょい苦さっぱり甘口のリキュールでした。
にごり酒(リキュールですけれど)にしてはさっぱりしていて、軽さを感じました。
ただ、麦を焦がしたような香ばしさをかすかに感じたのが不思議なところでした。
甘みはやっぱり気になりましたね。
強くはなく、べとつかないものの、これは私にとっては甘めだわ。
言うなれば、ミロ(MILO)の風味がかすかに着いているカルピス(アルコール入り)といったところでしょうか?
(※1)酒税法3条7号ロ、酒税法施行令2条、酒税法施行規則1条の2
(※2)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)3(1)
すっきりれんと たんかんフレーバー [変わった酒]
株式会社奄美大島開運酒造
鹿児島県大島郡宇検村湯湾2924-2
リキュール
内容量/300ml
原材料名/本格焼酎(奄美黒糖焼酎)、糖類、香料、酸味料
アルコール分/15度
(以上、ラベルより転記)
奄美大島で黒糖焼酎を造っていらっしゃる奄美大島開運酒造さん。
「名瀬市の戸田酒造所から経営を引き継ぎ。96年に奄美大島開運酒造として新たに出発。(中略)翌97年には、水の重要性を考え、社長、渡博文さんの出身地でもある宇検村に工場を稼働させた。」(※1)とありましが、なんでも「結婚式場・宴会場を経営するサービス業からの参入である。」(※2)のだとか。
その奄美大島開運酒造さんが造る黒糖焼酎“れんと”は「減圧蒸留で飲みやすい」(※3)のみならず、「よい香りを出す酵母とよい味を出す酵母で造った原酒をブレンドし、今までの黒糖焼酎にはない味と香りを追求した。また、丸3ヵ月間音響熟成させることで、分子が小さくなり焼酎の飲み口がまろやかになる」(※2)という、飲みやすさを追求した商品なのだとか。
その飲みやすい黒糖焼酎“れんと”に、奄美大島で採れる柑橘類“たんかん”の風味を付けたのが、この“すっきりれんと たんかんフレーバー”なのだそうです。
しかしこの“すっきりれんと たんかんフレーバー”、たんかんの果汁は使用されていないんだってさ。
つけているのはあくまでも“香料”だから、“フレーバー”なのね。
果汁が使われていようがいまいが、おいしければそれでよいのですよ。
正体がわかったところで、さっそくいただいてみましょう。
それにしても、派手なデザインだなこりゃ。
まずは、冷やしたものをストレートで試してみました。
注ぐだけで、柑橘っぽい香りが少し立ってきました。
一口含むと、柑橘っぽい風味をかなりはっきりと感じますが、なんとなくケミカルな感じがありますね。
それに甘みもけっこうしっかりで、かなり甘めです。
でも、黒糖焼酎の風味は、私にはわからないな。
これはストレートではしつこいかも。
そこで、炭酸割りにしてみましたよ。
割るとしつこさは引きますが、柑橘の風味はしっかりしています。
甘みも残りますね。
この味わいは、あたかもサイダーのそれですよ。
それも、子どもの頃に飲んだキリンレモンみたいな。
私としては、黒糖焼酎の風味がどう作用しているか期待していたのですが、それはほとんど感じませんでした。
もしかしたら、れんと自体が風味の穏やかな黒糖焼酎で、それにたんかんフレーバーと糖類とをを足したことで焼酎本来の風味が隠れてしまったのかもしれませんね。
この“すっきりれんと たんかんフレーバー”にあわせたのはこちら。
長芋。
「長芋をスライサーで細くカットするとおいしい」って、テレビで誰かが言っていたっけ。
こんな感じになりましたが、これじゃよくわからないね。
“とろとろ”と共に“シャリシャリ”が同時に楽しめていいね!
これ、たしかにおいしいよ。
ここにとんぶりを乗せたら、“プチプチ”もプラスされてさらにおいしいんじゃないかな。
そして今日は、佃島(東京都中央区)へ行って佃煮を買ってまいりました。
買ってきたのは、まぐろの角煮(左)とわかさぎ(右)。
「どちらも江戸前じゃないだろ。」な~んて野暮なことは言わないの!
まぐろの角煮は、臭みゼロで魚の旨みだけが凝縮されていますよ。
それに辛めで、しょうゆがキリッと効いていますね。
これうまいわ!、ご飯にも合うね。
わかさぎは、川魚の風味と苦みとがしっかりしています。
クセのようにも感じるかもしれませんが、川魚が大好きな私としてはむしろうれしいところ。
でもこれに合うのは、まちがいなく燗酒だろうな。
(※1)株式会社フード・ビジネ行『薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎』p.56(2001.5 柴田書店MOOK)
(※2)(※1)p.58
(※3)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.11』p.9(2003年11月 星雲社)
★☆★☆≪大人の絵日記≫★☆★☆
今日は、佃島へ佃煮を買いに行ってまいりました。
湾岸千葉県民のワタクシが佃島へアクセスする際の最寄り駅は、JR京葉線の越中島駅。
清澄通りを南下して行きます。
東京海洋大学の明治丸を眺めつつ、
相生橋で晴海運河を渡って、
まっすぐ向かわずに、高層マンションが林立する石川島へ、
スーパー2件を回るためでした。
その石川島にあったスーパーで、こちらひさびさの剣菱の小瓶をGET!
モニュメントが保存されている公園を通っていくと、
(石川島播磨重工のものでしょうか?)
佃島に出ました。
ここだけは、昭和の頃の建物の並びそのものが残っています。
佃小橋を渡って、
ここで道がいきなり広くなるのは、戦時中に建物疎開で拡げられたからなんだって。
かつて地元の人に教えてもらいました。
渡船の船着き場跡。
佃大橋ができるまでは、ここから対岸まで渡船が出ていたそうです。
(写真をクリックすると拡大されます。)
佃島に来たならば、住吉神社にお参りしなければなりません。
この住吉神社は、江戸時代初期に大阪の佃から漁民が移り住んできた際に、一緒に分霊されたものなのだとか。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
おみくじを引きましたよ。
ビミョー。
参拝を済ませたところで、お目当ての佃煮を入手しに行きました。
こちらは老舗の天安さん。
ここではかつて一度購入しております。
こちらは佃源田中屋さん。
かつて太田和彦さんの番組で紹介されておりましたね。
こちらでもかつて購入済です。
今日は、丸久さんで入手しました。
お目当ての佃煮を入手できたところで、隅田川にかかる佃大橋を渡って帰ります。
佃大橋へ上がると、佃島にだけ再開発の波が及んでいない様子がよくわかります。
遠くにスカイツリーを眺めながら、佃島を後にしたのでした。
新富町まで歩いてまいりました。
休日にかぎって、午前11時を回ると急に腹が減るのがワタクシのお約束。
今日は朝から、ここブラザーズさんでハンバーガーを食べようと固く心に決めていたのでした。
まずはハイネケン。
そして、スイートチリバーガー。
このままでは、到底かじりつくことができません。
こうやって袋に入れて押しつぶしてからいただくのでした。
まいう~!
目的の佃煮を入手しつつ、お腹も心も満たされたところで、新富町駅から東京メトロ有楽町線に乗って帰ったとさ。
おしまい。
ふく之助 ふぐひれ酒 カップ [変わった酒]
永山酒造合名会社
山口県山陽小野田市大字厚狭367番地の1
リキュール類
エキス分 2%以上
原材料名 米(国産)・ふぐひれ(国産 とらふぐ)・糖質原料
アルコール分 14度以上15度未満
180ml詰
(以上、フタより転記)
永山酒造さんのお酒は、かつて晋作カップ(糖添三増酒)と、金銀銅男山 本醸造カップとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、ふぐのひれが入った“ふぐひれ酒”なんだってさ。
カップの中には、ふぐのひれが鎮座ましましておられました。
ふぐのひれってのは清酒の原料として認められていないからでしょうか、このお酒は清酒ではなくてリキュール類でした。
でもさ、品質表示をよく見てみたらさ、米麹を使っていないんだってさ。
糖質原料なるものの正体がよくわかりませんが、そもそもこの液体自体が清酒とは異なった製法で仕上げられているが故に、たとえふぐのひれが入っていなくても清酒を名乗ることができないのでしょうか?
燗で飲めと書いてありますから、今日は熱めの燗でいただきます。
お酒の色は、わずかに黄色いかなといった具合でした。
加熱しても、色はそれほど出ませんでした。
ふぐの風味はかなり薄めですね。
ほんのりと感じる程度です。
ただ、冷めるにつれて魚臭さが少し出るようでした。
お酒は淡麗やや辛口。
さっぱりしていて、雑味やクセが全くありません。
これはもしかしたら、米麹を用いていないが故に雑味の原因となる成分が少ないからでしょうか?
また“糖質原料”なるものが用いられていたものの、べとついた感じはありませんでした。
私としては、製造出荷後から今日までふぐのひれがお酒に浸っていたことから、ふぐの風味がはっきりしているのかと勝手に想像しておりました。
ですがそれは薄めで、いささか拍子抜けでした。
と言っても、生来貧乏人のワタクシは、そもそもふぐの味なんてぜんぜん知らないわけですよ。
それ故、このお酒の味を正確に理解しようと試みること自体が、きっとまちがいなのでしょう。
梅宮大社の御神酒(梅酒) [変わった酒]
あーあ、疲れた疲れた!
やりたくもない賃労働で疲れた。
人嫌いなのに労働時に人と接しなきゃいけなくて疲れた。
というか、こうして恥をさらして生きていること自体に疲れた。
いかんいかん!
これほど疲労を感じるのは、きっとクエン酸の摂取量が極端に不足しているからにちがいないちがいない!
ということで、今日はクエン酸を摂取すべく、クエン酸を豊富に含むという“梅酒”をいただくことにいたしましたよ。
梅酒をいただくのは、志太泉のにゃんかっぷラスタ以来です。
チョーヤ梅酒株式会社U
大阪府羽曳野市駒ヶ谷160番地の1
CHOYA プラQ
リキュール
本格梅酒
アルコール分14%
原材料名:梅(国産)・砂糖・酒精
梅酒160ml 梅の実20ml
(以上、フタより転記)
この梅酒は、いわゆる“三大酒の神様”の一つである梅宮大社(うめのみやたいしゃ)の御神酒でした。
これを入手した際の様子は、こちらで公開しております。
この梅酒には、梅宮大社の梅林で実った梅が使われているのだとか。
カップの中には、梅の実が2個入っておりましたよ。
これも梅宮大社の梅林のものなのでしょうか?
そんな梅宮大社の御神酒たるこの梅酒ですが、造っているのはチョーヤ梅酒さんでした。
梅の実の容量が20mlって書いてありましたよ。
梅の実って不ぞろいなはずなのに、どうして断定できるのかな?
原材料名には、清酒とも焼酎とも書かれておりませんでした。
それどころか、末尾に“酒精(しゅせい)”だってさ。
酒精の意味について手元にあった文献をあたってみたのですが、記述を見つけることはかないませんでした。
そこで辞書を引いてみたところ「(酒類に含まれ、その分留によって得られるからいう)エチル-アルコール」(広辞苑 第五版/電子辞書)とありましたよ。
これは私の推測ですが、酒精ってのは”甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)の水で薄めて度数を下げる(99.9%→20%/25%)前の状態“とほぼ同一ではないでしょうか?
それ故に、たとえ少量でも製品になった際に14度のアルコール度数を具現できることから梅や砂糖よりも使用量が少なく、よって品質表示の末尾に表示されているのでしょうね。
それではいただいてみたいと思います。
お酒の色は・・・、
これじゃわかるわけないか。
グラスに移してみると、深い茶色でした。
梅に由来する色でしょうか?
やはり梅の風味がしっかりしておりますね。
すっぱさははっきりしているものの、突出している感じはしませんよ。
それに渋みも軽く感じます。
でもね、砂糖を用いているだけあってか、やっぱり甘いわ。
これはあくまでも私の感想ですが、食事と合わせるのではなくて、デザートのように位置付けたほうがおいしくいただくことができるのではないでしょうか。
ただね、これは甘いお酒が苦手な私の意見に過ぎません。
サワーとか、コーラ割りとか、あるいは甲類焼酎の梅割りなどがお好きな御仁には、食中酒としてもおいしく感じるのかもしれませんよ。
中に入っていた梅はやわらかくて、おいしくいただけましたとさ。
梅酒と梅の実とからクエン酸を補給することができて、疲れが幾分解消できたように思いますよ。
(ただ酔っぱらっているだけだろ。)
これで明日からまた、誰にも迷惑をかけずに生きていくために時間と魂とを切り売りしながら賃労働に従事し続けることができそうです。
(単純な奴だぜ。)
やりたくもない賃労働で疲れた。
人嫌いなのに労働時に人と接しなきゃいけなくて疲れた。
というか、こうして恥をさらして生きていること自体に疲れた。
いかんいかん!
これほど疲労を感じるのは、きっとクエン酸の摂取量が極端に不足しているからにちがいないちがいない!
ということで、今日はクエン酸を摂取すべく、クエン酸を豊富に含むという“梅酒”をいただくことにいたしましたよ。
梅酒をいただくのは、志太泉のにゃんかっぷラスタ以来です。
チョーヤ梅酒株式会社U
大阪府羽曳野市駒ヶ谷160番地の1
CHOYA プラQ
リキュール
本格梅酒
アルコール分14%
原材料名:梅(国産)・砂糖・酒精
梅酒160ml 梅の実20ml
(以上、フタより転記)
この梅酒は、いわゆる“三大酒の神様”の一つである梅宮大社(うめのみやたいしゃ)の御神酒でした。
これを入手した際の様子は、こちらで公開しております。
この梅酒には、梅宮大社の梅林で実った梅が使われているのだとか。
カップの中には、梅の実が2個入っておりましたよ。
これも梅宮大社の梅林のものなのでしょうか?
そんな梅宮大社の御神酒たるこの梅酒ですが、造っているのはチョーヤ梅酒さんでした。
梅の実の容量が20mlって書いてありましたよ。
梅の実って不ぞろいなはずなのに、どうして断定できるのかな?
原材料名には、清酒とも焼酎とも書かれておりませんでした。
それどころか、末尾に“酒精(しゅせい)”だってさ。
酒精の意味について手元にあった文献をあたってみたのですが、記述を見つけることはかないませんでした。
そこで辞書を引いてみたところ「(酒類に含まれ、その分留によって得られるからいう)エチル-アルコール」(広辞苑 第五版/電子辞書)とありましたよ。
これは私の推測ですが、酒精ってのは”甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)の水で薄めて度数を下げる(99.9%→20%/25%)前の状態“とほぼ同一ではないでしょうか?
それ故に、たとえ少量でも製品になった際に14度のアルコール度数を具現できることから梅や砂糖よりも使用量が少なく、よって品質表示の末尾に表示されているのでしょうね。
それではいただいてみたいと思います。
お酒の色は・・・、
これじゃわかるわけないか。
グラスに移してみると、深い茶色でした。
梅に由来する色でしょうか?
やはり梅の風味がしっかりしておりますね。
すっぱさははっきりしているものの、突出している感じはしませんよ。
それに渋みも軽く感じます。
でもね、砂糖を用いているだけあってか、やっぱり甘いわ。
これはあくまでも私の感想ですが、食事と合わせるのではなくて、デザートのように位置付けたほうがおいしくいただくことができるのではないでしょうか。
ただね、これは甘いお酒が苦手な私の意見に過ぎません。
サワーとか、コーラ割りとか、あるいは甲類焼酎の梅割りなどがお好きな御仁には、食中酒としてもおいしく感じるのかもしれませんよ。
中に入っていた梅はやわらかくて、おいしくいただけましたとさ。
梅酒と梅の実とからクエン酸を補給することができて、疲れが幾分解消できたように思いますよ。
(ただ酔っぱらっているだけだろ。)
これで明日からまた、誰にも迷惑をかけずに生きていくために時間と魂とを切り売りしながら賃労働に従事し続けることができそうです。
(単純な奴だぜ。)
よろしく千萬あるべし 焼酎ハイボール [変わった酒]
販売者:八海醸造株式会社
新潟県南魚沼市長森1051
製造場:アシードブリュー株式会社宇都宮飲料工場
栃木県下野市下石橋561
原材料名:米焼酎、レモン果汁、果糖ぶどう糖液糖、はちみつ、ゆず果汁/炭酸、酸味料、香料
アルコール分:12%
内容量:350ml
(以上、缶の印刷事項より転記)
立ち寄ったとあるスーパーで見つけて、入手してしまいました。
それというのも、缶に“八海山”の文字があったものですから。
ですがこれはお酒(清酒)ではなく、「本格米焼酎「よろしく千萬あるべし」に柑橘果汁と炭酸を加えた、缶入りのチューハイ」(※1)なのだとか。
チューハイということは、もともとはオランダのお酒ですね(←大泉洋の説に依拠した見解です)。
そんなこの酎ハイですが、アルコール度数が12度なのだとか。
12度ってのは、酎ハイにしてはかなり高めですよね。
なお、八海醸造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
八海山 本醸造&普通酒飲み比べ
八海山 特別純米原酒 生詰 300ml
八海山 しぼりたて生原酒 越後で候 青ラベル 300ml
八海山 雪室瓶貯蔵酒 300ml
この焼酎ハイボールで使われている焼酎「「よろしく千萬あるべし」は日本酒「八海山」の醸造技術を取り入れ、清酒酵母と黄麹を使用した「三段仕込」で製造しております。発酵途中に清酒粕を加え、ほのかに吟醸酒を思わせる香りのあるモロミから減圧蒸留した焼酎です。」(※1)と紹介されておりました。
要するに、清酒の製造工程で用いられている方法(どうやら焼酎では、
ということは、米のうまみや清酒の風味を感じ取ることができるのでしょうか?
なお、“減圧蒸留”の意味については目下別件でまとめている最中でして、それは後日披露させていただきます。
(披露いたしました。)
要するに減圧蒸留は、蒸留器内を真空にして沸点を下げ、熱に起因する化学変化を抑えることによって、焼酎の臭みやクセをなくして淡麗な味わいに仕上げるための手法なのだそうです。
酎ハイですので、もちろん冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、少し白濁しておりました。
炭酸は、それほと強くはないみたいです。
一口含むと、レモンの風味が豊かであることがわかります。
それに、レモン由来と思われる苦みも少しあって、それが後味として残るようです。
でも、すっぱさはそれほどでもないみたいです。
一方、米のうまみや吟醸香もちょっとだけあるみたいです。
甘みは少しはっきりしています。
この甘みは、はちみつに由来するものでしょうか。
でも、べとついた感じはないみたいです。
レモンとはちみつの風味が効いていて、苦みが引き締める、爽快ちょい苦やや甘口の酎ハイでした。
おいしいとは思いますが、私としては米のうまみやお酒の風味を期待していただけに、ちょっと拍子抜けでした。
度数が12度と酎ハイにしては高めですので、けっして気軽には飲めないと思います。
これはあくまでも私の感想ですが、この度数を維持するのであれば、レモンやはちみつで飲みやすさを出すよりも、むしろ米のうまみやお酒の風味を前面に出しつつ、かつ辛口に仕上げて“食事と合う酎ハイ”として売り出したほうがよいのではないかと感じた次第でした。
それにしても、12度で350mlってのは、かなり効きますね。
飲み終わって立ち上がろうとしたところ、少しフラつきましたよ。
(それはこの前に食事を作りながら缶ビールを1本飲んだからだろ!)
(※1)季刊『魚沼へ』2017年春号(vol.54)p.28(2017.3 八海醸造株式会社)
夜半のみどり [変わった酒]
2月の国民的行事のおかげで、はからずも斯様な珍酒を頂戴いたしました。
このお酒ですが、なにやらいろいろなものが入っているようです。
飲み方については、いろいろと提案されています。
この手のお酒については情報をまったく持っておりません。
あれこれと詮索せずに、そのまま“冷や(常温)”でいただいてみたいと思います。
栓を開けて、盃に注いでみました。
かなり濃厚なようで、とろとろと流れていきます。
そりゃそうですよね、チョコだもん。
うひゃ、甘い!
そりゃそうですよね、チョコだもん。
たしかにお茶の香りは豊かです。
カカオのほろにがさも感じます。
でもね、やっぱり甘いですわ、こりゃ。
その甘さの裏に、アルコールの香りをほんのりと感じとれます。
これね、1日に盃一杯で十分ですわ。
しばらくの間、夕食後にでも、デザートとしていただくことにします。
朝からいただくわけにはいきませんからね。
そりゃそうですよね、チョコだけど、酒だもん。