《焼酎》179.懐かしの渋谷で、ふりかえり 25度 300ml [9942.長崎県の焼酎]
製造者 梅ヶ枝酒造株式会社
長崎県佐世保市城間町317番地
品目 本格焼酎(芋焼酎)
原材料名 さつまいも(国産)、米麹(国産米)
アルコール分 25度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
長崎県佐世保市にあった道の駅“させぼっくす99”にて入手した““佐世保と渋谷のコラボ酒””。
これまでに、以下の“お酒(清酒)”をいただいております。
1898.佐世保のハウステンボスで、はなあかり 渋谷酒 純米吟醸あま口 180ml
1899.渋谷のスクランブルで、まざりあい 渋谷酒 特別純米酒 180ml
今日いただくこの“懐かしの渋谷で、ふりかえり”は、芋焼酎でした。
ラベルには、“ひばり号”が!
かつて山手線の線路を跨いで渋谷の空を滑空していたロープウェイですね。
ひばり号については、文献に以下のような記述がありました。
「 「ひばり号」が渋谷にお目見えしたのは、1951(昭和26)年8月25日。先に述べたように、地上7階の東横百貨店屋上(高さ36m)から地上4階の玉電ビル屋上(高さ26m)に向かい、そのまま引き返してくるというコースだ。
玉電ビルで降りることができなかったのは、「ひばり号」があくまでも東横百貨店の屋上遊園地に設けられたアトラクションのひとつだったからで、さらに玉電ビルは屋上が開放されていなかったという理由もあった。」(※1)
「ゴンドラは黄色とオレンジ色の2色で塗られ、愛らしい流線型にかだどられていた。定員は片側6人がけの子ども12名。東横百貨店が7階、玉電ビルが4階とかなりの角度がついていたため、ゴンドラの床は階段状になっていたらしい。なお、その角度は推定で20~25度ぐらいといわれているが、これも定かではない。」(※1)
そんなひばり号ですが、短命に終わったのだとか。
そもそも4階建ての玉電ビルは戦前に鉄鋼統制の影響で暫定的に開業していたのであって、戦後の復興とともにその玉電ビルの解体が決まったのが、奇しくもひばり号の運行開始とほぼ同時だったのだそうです。
話が焼酎からそれてしまいました。
それではいただいてみたいと思います。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
スースーのピリピリです。
でも甘みがしっかりしています。
それに芋のふっくら感が続きますね。
重さはゼロ、雑味も感じません。
これはお湯割りでしょう!
ということで、濃いめのお湯割りにしてみました。
(写真を撮影することを忘れてしまいました!)
香りがいいですね!
芋の風味がふんわりです。
含んでも、芋のふっくら感が穏やかながらもしっかりと効いておりますよ。
スースー感が少し残るみたいですが、かえってそれが爽やかです。
さらに甘みを程よく感じます。
お湯割りで出がちな酸味はほとんど感じません。
苦みがわずかに出るみたいですが、いい感じに引き締めています。
穏やかで飲みやすいものの、芋のふっくら感と甘みとをしっかりと感じるおいしい芋焼酎でした。
これはお湯割りがいいね!
飲みやすいのに、飲み応えがあっておいしくいただくことができましたよ。
(※1)なるほど知図帳日本編集部編著『まっぷる選書(5) 〈なるほど知図BOOK〉 歴史の足跡をたどる 日本遺構の旅』p.078(2007.09 昭文社)
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