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“大七カップ”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者:福島県二本松市竹田1-66
大七酒造株式会社

原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
アルコール分:15度
(フタより転記)

生酛の旨さ
麹米・五百万石
米アルコール使用
180ml
(ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
【お酒】56.大七カップ




“酒は大七”。
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東北本線の普通電車に乗って北上しているとき、車窓からこの看板が見えると、
“いよいよ東北へ来たな!”って気になるのって私だけ?
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今日は、およそ6年半ぶりに“大七カップ”をいただきますよ。

このカップ酒、普通酒なのにご丁寧に箱に詰められているのです。
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その箱に表示されていた能書。
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生酛造りだったり(生酛にもいろいろな方法があるでしょうけれど)、麹米が五百万石(ピンキリでしょうけれど)であったりはともかく、添加しているアルコールが米由来のものってのは、あたしゃどうでもいいことだと思いますよ。
だって、そもそも醸造アルコールってのは連続式蒸留でアルコール度数を95%以上に高めたものを水で希釈した“アルコールと水だけ”の製品(いわゆる甲類焼酎と同じもの)でしょうから、原材料をこだわっても出来上がった製品に差異はないはずですから。


それでは、いただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色はほとんどわからない程度で、透き通っておりました。
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燗をつけると、アルコールの香りが立ってまいりました。

うまみは濃くはないですが、淡くもないですね。
酒臭さ(ほめ言葉です)をじんわりと感じ、熟成感もかすかにあるみたいですが、うまみ自体に透明感をバッチリと感じます。
米のうまみは弱めです。
苦みや雑味はなく、キレはとてもよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはかなり弱めですが、酸味自体の深みをちょっとだけ感じます。
スースー感は少しはっきりですが、ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかな。
弱めですが、わかります。


じんわりスッキリちょいスーやや甘口のお酒でした。
アルコール香が強めでうまみに透明感があったことから、かなりスッキリしておりました。
ですが酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)をじんわりと感じたことから、けっしてスカスカではありませんでした。
甘みがわかりましたがそれほど強くはなく、むしろこれはスッキリした味わいであったが故の効果でしょうか。

飲みやすさと飲み応えとを両立させていると感じました。
ものすごくうまいというわけではないものの、そこそこいけるのではないでしょうか。



飲み終わった後で気づいたのですが、ラベルの裏には何やら写真が。
蔵の全景でしょうか?
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