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【お酒】2257.城下町彦根 純米吟醸 180ml(Tokuriya KOBIN) [25.滋賀県の酒]

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製造元:喜多酒造株式会社
滋賀県東近江市池田町1129

加工者:Tokuriya 前谷賢治
滋賀県彦根市船町5-10

品目 日本酒
内容量:180ml
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:55%
アルコール分:17%
(以上、包装紙より転記)




このお酒は、JR彦根駅西口の階段を下りてすぐのところにある、彦根市観光案内所で入手いたしました。

喜多酒造さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】477.喜楽長 上撰 カップ(普通酒)
【お酒】478.喜楽長 本醸造 カップ
【お酒】619.喜楽長 辛口純米吟醸 300ml
【お酒】1659.喜楽長 純米酒 150ml

今日いただくこのお酒は、“城下町彦根”なる純米吟醸。
“Tokuriya KOBIN”なる表記が気になるところ。
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品質表示はこちら。
製造元とは別に、“Tokuriya ”なる加工者が絡んでいますね。
どうやら彦根の酒屋さんが企画立案したシリーズもののようでした。
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包装を解くと、こんな感じ。
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純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに黄色がかっておりました。
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上立ち香はなし。
含むとフレッシュさほんのり、酒臭さ(ほめ言葉;以下同じ)かすか。

うまみはやや濃いめ。
米のうまみには厚みはないものの、舌の上に乗っかった後、滑るように消えて行きます。
酒臭さもちょっとだけ感じます。
吟醸酒にありがちな軽い苦みも少し感じます。
熟成感はなく、雑味はゼロ。
キレはとてもよく、スッと引きます。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭いね。
スーはないものの、ちょいピリです。

甘みはひかえめ。
ほぼゼロでしょう!


やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱっちょいピリ旨辛口のおいしいお酒でした。

舌でうまみを感じたかと思うとスッと引いて消えるほど、かなりスッキリしておりました。
それなのにけっしてペラペラではなく、飲み応えがありました。
酸味やちょい苦ちょいピリが味を引きしめており、かつ辛口でしたので、かなりキリッと引き締まった感じがいたしました。

これ、かなりうまいね!
まろやかさとは無縁の、むしろaggressiveな味わいのお酒だと感じました。
それなのにちゃんと引き際をわきまえていて、けっして深追いはしない。

あたかもその味わいは、航空戦で言うところの一撃離脱戦法のようだと感じました。
もしかしてこれは、井伊家の家風をイメージした味わいなのでしょうか?


この“Tokuriya KOBIN”なる商品はシリーズもので、他の蔵のお酒もあるみたい。
いつか彦根にあるTokuriyaさんの店舗へ赴いて、まとめて入手したいところでございます。