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【お酒】968.上撰 福壽海 カップ [31.鳥取県の酒]

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中川酒造株式会社
鳥取市立川町二丁目305

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




福寿海(福壽海)の酒銘について、文献では以下のように紹介されておりました。
 大正十三年より商標を『福寿海(ふくじゅかい)』とするが、これはおめでたい謡曲「枕慈童」の一節に由来し、美酒を飲み長寿を保つ“めでたい酒”にちなんでいる。」(※1)

ラベルには何か踊りのような絵が載っておりますが、これが枕慈童なのでしょうか?
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話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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一口含むと、アルコールの香りが鼻へ抜けていくことがわかります。

うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じます。
それに軽い苦みがあって、強くはないもののはっきりしています。
キレはよいみたいで、スッと引いていきます。

酸味はややひかえめといったところでしょうか。
すっぱさもさわやかさもかなり弱めです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
べとつかない、さらっとした甘みを少し感じます。


淡麗でちょい苦やや甘口のお酒でした。
キレがよいのは、アルコールの添加量が多めだからでしょうか。
軽い苦みが気になるところですが、これが食べ物の油っぽさや魚臭さをサッと流してくれそうです。


(※1)米子今井書店企画出版室企画編集『とっとり酒蔵散歩』p.19(1998.7 米子今井書店)

【お酒】961.諏訪娘 上撰 カップ [31.鳥取県の酒]

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諏訪酒造株式会社
鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451

原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分:15度
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




鳥取県の蔵元さんなのになぜ諏訪を名乗っているのかと不思議に思ったのですが、文献ではこのことを以下のように紹介しておりました。
諏訪酒造の名の由来になったのが、町内宮前に鎮座する諏訪神社。祭神は建御名方神と木花咲耶姫命。諏訪神社といえば、長野の諏訪神社の「御柱祭」が勇壮な祭りとして有名だが、当地の諏訪神社も、七年に一度、四月の第一酉の日に「四柱祭」が行われる。本殿の四隅にある杉の柱を建て替える神事で、全国でも「御柱祭」を行うのは、長野とここだけ。当日は見物人でにぎわう。」(※1)

私は全く知らなかったのですが、鳥取県の智頭にも諏訪神社があって、長野のそれに次ぐ(匹敵する?)ほどの由緒正しき格式なのですね。


今日は、そんな由緒正しき諏訪神社の名をいただくこの上撰普通酒をいただきます。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少しわかる程度でした。
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うまみは濃くはないですが、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じます。
苦みもあって、軽めですがけっこうはっきりしています。

酸味はややはっきりしています。
鋭くはないものの、ずっしりと来るようなすっぱさを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
ベトつかない甘みですが、これにも重みを感じます。


酸味と苦みとが前に出ている、苦やや甘口のお酒でした。
しつこくはないものの、酸味と苦みとでけっこうしっかりした味わいに仕上がっているように思いました。
苦みがちょっと気になるかもしれませんが、それも味わいのうちでしょう。


(※1)米子今井書店企画出版室企画編集『とっとり酒蔵散歩』p.45(1998.7 米子今井書店)

【お酒】960.冨玲(フレー) 原酒 180ml [31.鳥取県の酒]

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梅津酒造(有)
鳥取県東伯郡北栄町大谷1350

アルコール分 20度
原材料名 米(鳥取県産)、米麹(鳥取県産米)
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)
(精米歩合の表示なし)




梅津酒造さんのお酒は、かつて冨玲(フレー)の純米酒カップをいただいております。

今日いただくこのお酒ですが、醸造アルコールが添加されている旨の表示がないのみならず、精米歩合も表示されておりません。
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もちろんこのお酒には“純米酒”である旨は表示されておりません。
(というのも、純米酒の特定名称を名乗るためには精米歩合を表示しなければならないからです。(※1))

これは私の予想ですが、このお酒は純米造りではあるものの、何らかの理由(使用している米が三等米以下のものであるとか、あるいは麹米の使用量が白米全体の15%以下であるとか(※2))によって純米酒の特定名称を名乗ることができないのではないでしょうか?


一方で、このお酒は原酒です。
しかも、醸造アルコールが添加されていないにもかかわらず、アルコール度数が20度とかなり高めです。
これはもしかして、アルコール発酵を途中で意図的に止めることなく、限界まで進めた結果でしょうか?
もしそうであれば、糖分がほどんどなくて、かなりの辛口に仕上がっていると思います。


いろいろと予想をするのはこのくらいにして、そろそろいただいてみたいと思います。
おそらく普通酒でしょうが、原酒ですので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かなりはっきりしていますね。
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アルコールの香りはありますが、それほど気にはなりません。

うまみはやや濃いめです。
お米のうまみも感じますが、それよりも、枯れたような熟成感がかなりしっかりしています。
この熟成感には、なんとなく熟成焼酎やウイスキーのような風味を感じます。
また、苦味というか、渋みを少し感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさをほんのわずかに感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

やっぱり甘みはひかえめでした。
ほとんど感じないくらいです。


熟成感と苦み(渋み)とが豊かな、やや濃醇で辛口のお酒でした。
清酒とはちょっとちがう風味です。
むしろ寝かせてある焼酎といった感じでした。
また、甘みがほどんどないので、ややドライな口当たりでした。



これはもしかして、ロックでいただいたほうがよいかもしれません。
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ロックにすると、苦み(渋み)が引っ込んでまろやかになりましたよ。
これはまさに、熟成させた焼酎の味わいでしょう。

ああそうか!
だからこそ、カップ酒じゃなくて一合瓶だったのでしょうね。



(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)3(1)
(※2)同1(2)(3)

【お酒】649.純米酒 冨玲(フレー) カップ [31.鳥取県の酒]

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梅津酒造有限会社
鳥取県東伯郡北栄町大谷1350

原材料名 米、米麹
(米の産地表示なし)
精米歩合70%
アルコール分15度
内容量180ml
(以上、フタに貼られたラベルより転記)




応援のフレーフレー!から命名された福を招く縁起の良いお酒。」(※1)であるという冨玲。
私はこのお酒のことを全く知りませんでした。

どんなところで造られているのかと思い、蔵元さんの所在地をYahoo地図で検索してみました。
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すると、伯耆大山の北東側の裾野であって、日本海に近い場所に位置していることがわかりました。


これは私の感想ですが、そういえばこの蔵元さんと伯耆大山との位置関係って、山形県遊佐町吹浦の東北泉(高橋酒造店)さん秋田県にかほ市の飛良泉本舗さんと、鳥海山との関係とに似ているように思いました。

東北泉さんや飛良泉さんが鳥海山の伏流水を用いておいしいお酒を造っているのと同様に、今日いただくこのお酒の蔵元さんである梅津酒造さんも、伯耆大山の伏流水を使っておいしいお酒を造っていらっしゃるのでしょうか。


とまあ、披露できるネタがないことをなんとかごまかしたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、濃くはないですがけっこうはっきりしています。
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うまみは濃くはないですが、けっこうしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみに、深みを感じました。
この深みは、熟成によるものでしょうか。
それでいてキレがよく、スッと引いていきます。
それに、苦みや雑味は感じませんでした。
 
酸味はややはっきりしていました。
すっぱさとさわやかさとを、ともにおだやかですがちょっと感じました。
しかし、刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめで、ほとんど感じませんでした。


深みがあってしっかりしているもののキレのよいうまみに、おだやかな酸味がよく合っている、旨辛口のおいしいお酒でした。
深みがあってしっかりしているものの、キレがよくて甘くないので、引き締まった味に鋭さを感じました。
食事とも合わせやすい、おいしいお酒でした。

やはり、“高い山の麓には銘酒あり”ということでしょうか。


(※1)米子今井書店企画出版室企画編集『とっとり酒蔵散歩』p.74(1998.7 米子今井書店)

【お酒】617.618.千代むすび 鬼太郎純吟カップ&ねずみ男純吟カップ 飲み比べ [31.鳥取県の酒]

(2015/07/20追記:引用した文献の表示が誤っていたので訂正しました。)

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千代むすび酒造株式会社
鳥取県境港市大正町131



今日は、鳥取県の蔵元さんが造った純米吟醸酒のカップ酒2本を飲み比べてみたいと思います。


千代むすびという酒銘については、「創業は慶応元年。当初は『日本魂』『岡正宗』なる銘柄だったが、昭和に入って「千代に八千代に契りを結ぶめでたい酒」として『千代むすび』と命名された。」とのこと(※1)。


ネット上では、鬼太郎純吟カップのほうが山田錦を、ねずみ男純吟カップのほうが五百万石をそれぞれ使用しているとの情報を掲載するサイトもありました。
しかし、これらのお酒のラベルにはその旨の表示はなされておりませんし、蔵元さんのWebsiteでも酒造好適米の紹介はされていませんでした。

先入観を持っていただいたのでは、味を正確に理解することができない可能性があります。
それ故、酒造好適米のことはいったん忘れて、お酒の味そのものを味わってみたいと思います。



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鬼太郎純吟カップ
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
アルコール分 16度
精米歩合 50%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)



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純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、けっこうはっきりしています。
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吟醸香は、感じませんでした。

うまみはやや濃いめで、かなりしっかりしています。
やわらかいうまみに、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもけっこう感じます。
それに、香ばしさも少しあるようです。
キレはそれほどでもなく、口の中にうまみが広がります。
わずかに苦みがあるものの、雑味は感じませんでした。

吟醸酒ですが、酸味はけっこうはっきりしていると思います。
すっぱさが豊かな酸味です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめですが、その存在はわずかにわかります。


しっかりしたうまみに、酸味が豊かな、やや濃醇で旨やや辛口のお酒でした。
酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)があるので、きれいな味わいではないと思います。
味がしっかりした純米吟醸酒でした。




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ねずみ男純吟カップ
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合 55%
アルコール分 16度~17度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)



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鬼太郎純吟カップと比べると、こちらのほうがアルコール度数がちょっとだけ高めのようですね。
ということは、こちらのほうが加水が少ないということでしょうか。

純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、こちらのほうがやや淡いようです。
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こちらも吟醸香はないみたいです。

こちらのうまみは淡めです。
やわらかいうまみに酒臭さ(←くどいようですが、ほめ言葉です)も感じますが、キレがよくてスッと消えていきます。
香ばしさをちょっと感じますが、苦みや雑味はありませんでした。

酸味もひかえめです。
すっぱさをほんのわずかに感じる程度です。

甘みはひかえめで、ほとんどわからないくらいです。


淡めでキリッと引き締まった、やや淡麗で辛口のシャープなお酒でした。
アルコール度数が高めで加水が少ないと思われるのですが、淡めでキレがよく、きれいな味わいでした。



そういえば、かつて、以下のような記述を紹介したことがありました。
「山田錦」で造った酒の味は、濃醇で幅があるとよく言われる。」とか、あるいは「「山田錦」の酒は味、香りに広がりが違い、口の中の広がりがふくよかである。」(※2)。
一方、五百万石で造ったお酒は、淡麗できれいな酒質」になり(※3)、しかも「味の線は細く、すっきりとした酒に仕上がる傾向がある」のだとか(※4)。

また、昭和五十年代に吟醸造りを復活させようとしたある蔵元さんのお話として「五百万石』という酒米を五十パーセント以下に磨いて造ったんですが、うすっぺらな味でとても吟醸酒と言えるものではなかった」という話を記載した文献をかつて紹介したこともありました。(※5)。

これらの記述をふまえると、この記事の冒頭でネット上の情報として紹介したことは、もしかしたら正しいのかもしれません。



(※1)米子今井書店企画出版室企画編集『とっとり酒蔵散歩』p.127(1998.7 米子今井書店)
(※2)兵庫酒米研究グループ編著『山田錦物語 人と風土が育てた日本一の酒米』p.27(2010.4 神戸新聞総合出版センター)
(※3)副島顕子『酒米ハンドブック』p.33(2011.7 文一総合出版)
(※4)松崎晴雄『日本酒をまるごと楽しむ!』p.57(2007.1 新風舎)
(※5)石原信一『会津地酒紀行』p.18(2004.7 歴史春秋出版)

【お酒】587.久米桜 にごり酒 小雪 カップ [31.鳥取県の酒]

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久米桜酒造有限会社
鳥取県西伯郡伯耆町丸山1740-50

原材料/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール度/15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




昨日の記事のコメント欄には、今日はこれとは別の三増酒をいただく予定である旨を書きました。
しかしどうしても、今日は三増酒をいただく気にはなれませんでした。

仕事でね、いやなことがあったんですわ。
私は人間関係が苦手でして、同僚のいやなところばかり見えてしまうんです。
というか、そのいやなところをふりかざして私を攻撃してくるんじゃないかといつも疑心暗鬼になっている“小さい男”なんですわ。

本当は、誰とも顔を合わせることなく、独りで仕事をしたいところです。
しかし、組織に属している以上、そんなことをできるはずがありません。
かといって、独立してやっていけるだけの才覚も甲斐性もありません。
私にできることは、せめて一日のストレスを酒に癒してもらって、明日からまた我慢して働き続けることだけです。
そのためには、おいしくないってわかっている三増酒ではダメなんですわ。

おっと、いかんいかん。
このブログでは、プライベートに関することは書かない約束でしたので、この辺で止めておきます。


久米桜酒造さんについて、ある文献は以下のように紹介していました。
創業は安政年間、久米城と呼ばれた米子市のシンボル、米子城跡に咲く桜の華やかさを酒に込め、戦後になってその名が付けられた。
昭和六十年からは醸造場を大山の山麓、海抜三〇〇メートルの林間に移し、豊かな自然のなかで酒を醸している。」(※1)

上記の引用にあるとおり、ラベルには、このお酒が“大山酒造場”にで造られた旨が表示されています。
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きっと、伯耆大山の水と空気とによって造られた、おいしいお酒なのでしょう。
大いに期待しつつ、にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

このお酒はにごり酒ですので、カップの底には滓が沈殿しています。
滓の量は1cm弱くらいと、それほど多くはないみたいです。
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一口目で、酸味がしっかりしていることがわかりました。
すっぱさが豊かな酸味です。
でも、刺激やピリピリ感はまったくありませんでした。

うまみはどちらかというとやや淡めだと思います。
酒臭さはなくて、にごり酒らしいお米のうまみです。
苦みや雑味はなく、滓のざらつきも気にはなりませんでした。

甘みはひかえめでした。
ほとんど感じないくらいです。
でも、ドライな感じはしませんね。


酸味が効いていてすっきりした、辛口のおいしいにごり酒でした。
滓のざらつきがほとんどないので、飲みやすく仕上がっています。
それに甘くないので、食事とあわせやすいと思います。
おいしいお酒でよかった。

(※1)米子今井書店企画出版室企画編集『とっとり酒蔵散歩』p.131(1998.7 米子今井書店)

【お酒】580.福寿海 純米酒 米だけ カップ [31.鳥取県の酒]

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中川酒造株式会社
鳥取市立川町二丁目305

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合65%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




鳥取県のお酒をいただくのは、今回が初めてです。
だからといって、鳥取まで行って買ってきたわけではありません。

先日、新橋にある鳥取県と岡山県との合同アンテナショップ“とっとり・おかやま新橋館”を覗いてまいりました。
岡山のものはなかったのですが、鳥取のカップ酒を5種類ほど見つけ、ひととおり入手いたしました。

本当は、こういうアンテナショップを利用するのはなるべく控えたいのです。
なぜならば、“ネタがなくなったときの保険”にしておきたいからです。
しかし、先日出かけた置賜での酒集めでは、成果があまり芳しくはありませんでした。
このままでは、次に出かけるまでの間にネタが尽きるおそれがあると思い、アンテナショップを利用するという苦渋の決断をしたのでした。
ずいぶんとラクな苦渋の決断だな。


というわけで、入手した中の製造年月の古いものから順番に紹介すべく、今日はこのお酒を選びました。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ちょっと着いている程度でしょうか。
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うまみはやや淡めですが、かなりしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをたしかに感じます。
それに、深みと香ばしさとを少し感じましたが、これは熟成によるものでしょうか。
でも、苦みや雑味は感じませんでした。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさを感じますが、それほど強くはありません。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかめで、わずかに感じる程度です。


うまみと酸味とがしっかりしているもののキレイな味わいの、やや淡麗で旨辛口のおいしいお酒でした。
吟醸酒のようなうまみはないですね。
酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)があって飲みごたえを感じるものの、雑味がなくてキレイな味わいでした。
なかなかいけると思います。
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