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《焼酎》160.南泉 25度 360ml【翌日追記あり】 [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造者 上妻酒造株式会社
鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2480

【品目】本格焼酎
原材料 さつまいも(種子島産) 米こうじ(タイ産米)
アルコール分 25%
内容量 360ml
(以上、ラベルより転記)




種子島宇宙センターを擁する、種子島の南端・南種子町に位置する「宇宙に一番近い蔵」」(※1)という上妻(こうづま)酒造さん。

今日いただくこの“南泉(なんせん)”は、「主に南種子町のサツマイモを原料とし、まろやかで甘みがあるスタンダートな味わいが楽しめる。」(※2)とか、あるいは「風味豊かな口当たりっとふっくら丸みを帯びた味わいが特徴。」(※3)なのだとか。
なんだか、わかったような、わからないような・・・。


わからないならば、自分の舌で確かめるのみ。
さっさといただいてみたいと思います。

なお、25度で二合詰ですから、今日は半分の一合のみいただきます。
残りは今晩割り水をして冷蔵庫で寝かしておき、それを明日いただくことにいたします。
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まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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ピリピリがちょっと目立つね。
それにけっこうなスースーです。

風味は、華やかさが最初に来て、それに芋のふっくら感が続くみたいです。
甘みもちょっとあるみたいです。
苦みや重さはまったく感じません。


次は、お湯割り。
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これもピリピリ感とスースーとが出るね。
華やかさは引くみたいです。
芋のふっくら感と甘みとは、薄まるものの残っております。
お湯割りで出がちな酸味はありますが、弱めです。
苦みや重さは、最初はわからなかったものの、冷めるにつれてかすかにわかるようになりました。


この日の最後は、ロックでいただきます。
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ロックで出がちな苦みがありますね。
それとともに、ピリピリとスースーとが引き締めているようです。
華やかな風味と芋のふっくら感とは、生(き)と変わりないみたいです。
ただ、甘みは引くみたいです。


キリリと引き締まっている中に、芋の風味をほんのりと感じる芋焼酎でした。
ただ、これは私の感想ですが、風味よりもピリピリやスースー、あるいはロックの苦みのほうが目立っていたようでした。

明日は前割りをいただきますが、果たしてこの引き締まりは和らいでいるのでしょうか?
それは、明日のお楽しみ。






そのキリリと引き締まった芋焼酎に合わせた今日のエサはこちら。

肉を食べたかったので、豚ロース肉(159g)。
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半分に切り、両面にこしょうをまぶしてから、小麦粉をふりかけておきます。
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しょうが。
要するに、“豚肉のしょうが焼”を作ろうという魂胆なのでございます。
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ですがワタクシは、しょうがはすりおろしません。
細かい賽の目に刻みます。
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それを“みりん2:淡口しょうゆ1”の割合で合わせた“たれ”に浸しておきます。
(この割合は、大原千鶴さんの“黄金だれ”に倣いました。)
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フライパンで、豚肉を焼きます。
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火加減は、弱火。
肉を焦がさないことが重要なのです。
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肉に火が通ったら、たれを投入。
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ここで火を強めて、たれを煮詰めます。
肉を焦がさなかったのは、この工程で苦みが出ないようにするためでした。
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“豚肉のしょうが焼”の完成です。
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しょうがを賽の目に刻んであることで、その粒を噛むたびにしょうがの爽やかな風味が口の中にパッと広がるのですよ。
しかもおろしていないので、しょうがのスジが気にならないのでした。
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(この手法は、山形駅前にある“居酒屋伝七”さんでいただいたホタルイカの料理を参考にいたしました。)


ごちそうさまでした。






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雨宿りをしていらっしゃる黒猫のダンナ。
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雨はイヤだね。
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(友情出演)

(※1)『焼酎一個人 vol.1 今、最高においしい焼酎(BEST MOOK SERIES 47)』p.47(2017.7 KKベストセラーズ)
(※2)『鹿児島の焼酎』p.99(2003.11 斯文堂株式会社出版事業部)
(※3)『島へ。 』第18巻3号通巻99号 p.31(2018.5.15 海風舎)











翌日

昨夜半分の一合を飲み終わった際に、そこへ90mlの水を加えてやや濃いめの“前割り”を作り、冷蔵庫で冷やしておきましたよ。
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その前割りを、まずは冷たいままいただきます。
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前割りにしても、やっぱりちょいピリのちょいスーですね。
でも、甘みがしっかりしていて、それがちょいピリちょいスーを和らげてくれているようですよ。
芋の風味はふんわりで、華やかさはほんのりです。
重さはありませんが、苦みをかすかに感じます。


最後は、残りを燗にしていただきます。
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これもちょいピリちょいスーです。
苦みが少しはっきりするみたいです。
重さもちょっとだけわかります。
熱いうちは芋の風味と甘みとは引いたかと思いましたが、冷めるにつれて際立ってまいりました。


南泉は、いずれも飲み方でもピリとスーとが目立ちました。
それでも芋の風味は感じることができ、また飲み方によっては甘みをしっかりと感じることができました。

私としては、前割りにした上で、冷たいままかあるいはぬるめの燗でいただくのがおいしいのではないかと感じました。






その前割りと合わせた今日のエサはこちら。

山梨県の伊藤ペドロさんが作った“ジャンボピーマン”だってさ。
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でかっ!
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“アタシの顔より、大きいでしょ!”
って、かつて八代亜紀が晩白柚(ばんぺいゆ)を持って言ってたっけ。
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その晩白柚、じゃなくてジャンボピーマンを細切りにして、
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油で炒めたのち、出し汁に九州の甘いしょうゆ、酒、みりんで煮びたしにしてみましたよ。
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やわらかくてまいう~!
“肉厚な万願寺とうがらし”と言ったところでしょうか?
しっかり煮たのに、ピーマンの風味はちゃんと残っておりましたよ。
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そのほかに、今日は酢の物を食べたかったので、さんまざく。
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そして、出汁巻き卵(ねぎ入り)。
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ごちそうさまでした。




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ひさしぶりの晴天に、身をよじらせて悦びを表現なさった黒猫のダンナ。
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かと思ったら、無防備にも寝てしまいましたとさ。
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(友情出演)