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【お酒】1917.黒松白鹿 純米 カップ [28.兵庫県の酒]

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辰馬本家酒造株式会社
兵庫県西宮市建石町2番10号

アルコール分 14度以上15度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合 70%
270ml詰
(以上、ラベルより転記)




灘の名門である辰馬本家酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
139.特撰 黒松白鹿 黒松 純米 もち四段仕込 300ml
145.上撰 黒松白鹿 クラシックス 本醸造生酒 300ml
174.超特撰 黒松白鹿 特別純米 山田錦 180ml
455.上撰 白鹿 アルミカン(普通酒)(二回目はこちら
1258.上撰 黒松白鹿 本醸造 ペットカップ
1343.超特撰 黒松白鹿 豪華千年壽 純米大吟醸 300ml
1495.白鹿 しぼりたて 200ml

今日いただくこのお酒は、純米酒のカップ酒でした。

このブログを書き始めた当時からこの世に存在していたこの黒松白鹿純米カップ。
あたしゃネタがなくなった際の保険として、これまで手を出さずにとっておいたのです。

しかし先日、近所にあるスーパーの酒コーナーでこのカップ酒を見つけたとき、ふと思ったのです。

「いつまでも あると思うな カップ酒」


そういえば、キクマサの本醸造樽酒カップもいつの間にか消えちゃったし。
そろそろ手を出しておこうと思い、入手した次第でした。


ところでこのお酒、純米酒なのに270ml詰ですよ。
270ml詰のカップ酒なんて、他の大手蔵だったらまちがいなく糖類酸味料フル添加の三増酒でしょうに。
それに“黒松”は、たしか白鹿さんでは上撰クラス(かつての級別制度下における一級酒相当)よりも上級のお酒に付される小印のはず。
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アルコール度数は14度台とやや低め。
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“純米酒”の特定名称を名乗るためには、農産物検査法によって3等米以上に格付けされた米を使わなければいけないのですよ。(※1)
すなわち、どこの馬の骨かわからないような米や、くず米なんかを使って純米酒を造ることはできないのです。

それなのに、純米酒を270mlのカップ酒で、しかもわずか200円台前半のお値段で世に送り出すことができていらっしゃる辰馬本家酒造さんって、いったいどんなに太っ腹なのでしょうか。
それとも、常人には到底予想し得ない秘密のからくりがあっちゃったりなんかしちゃったりして。


そんな黒松白鹿純米カップ、
いただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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うまみはやや濃いめ、いやちょい濃いめくらいかな。
米のうまみそのもので、厚みを少し感じます。
酒臭さはなく、熟成感もありません。
苦みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。
キレはそれほどでもないみたいです。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは少し強めで、鋭さを感じます。
スースー感も少しはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりです。
しつこくはないものの、幅をはっきりと感じる甘みがあります。


ちょい濃醇でちょい苦ちょいすっぱちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。
うまみは米のうまみそのもので、雑味がなくてきれいでした。
苦みや酸味、それにアルコール由来と思われるスースー感を、甘みがいい感じにまとめてくれているように感じました。
それ故に、荒々しさを感じたものの、味の要素のそれぞれが突出することなく調和しているようでした。

これ、うまいんじゃないの?
食中酒にはピッタリでしょうよ。
この味わいで、270ml詰で200円台前半だなんて、脱帽です。






その黒松白鹿純米カップ270mlに合わせた今日のエサはこちら。

やっぱり菜の花、
食べたいですよね。
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今日はからし和え。
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菜の花の風味に辛みがちょうどよくて、上出来でした。
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そして、こんにゃく。
今日はどうしても食べたかったのでした。
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鶏肉と冷蔵庫の残り物野菜とで、炒め煮にしました。
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いったん冷ましてから再度加熱したことで、中まで味がしみておいしゅうございました。
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ごちそうさまでした。

(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)1(2)








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“ゴロン”「触れ!」のご命令。
あーあ、スーパーへ買い物に行こうと思ったのに。
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ものすごく怖がりなのに、慣れてくれてありがとうね。
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(友情出演)