【お酒】1942.旭興 辛口 カップ [09.栃木県の酒]
製造者 渡邉酒造株式会社
栃木県大田原市須佐木797-1
アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)
こちらひさびさの渡邉酒造さんのお酒。
かなり前のことになりますが、かつて以下のものをいただいております。
130.旭興 カップ
431.本醸造 那須逍遥 300ml
今日いただくこのお酒には“辛口”と銘打たれておりましたが、中身は普通酒でした。
ということは、かつていただいた旭興カップのラベルが変わっただけでしょうか?
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色はわずかに着いていることがわかる程度で、透き通った感じが少しありました。
鼻を近づけると、糠っぽい香りをかすかに感じます。
うまみはやや淡めでしょう。
まず最初に熟成感が来て、枯れた感じに角を少し感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)もありますが、弱めです。
渋みがあって、弱めながらに鋭さがありますね。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースー感は少しはっきりですが、ピリピリ感はありません。
甘みはひかえめです。
存在はわかるものの、弱めです。
やや淡麗でちょい枯ちょい渋ちょいスー辛口のお酒でした。
角のある枯れ具合とちょい渋とで、粗さを感じました。
でもそれらをアル添で和らげているようにも感じました。
うまみは酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)を一応感じるものの、弱めでした。
酒自体のおいしさというよりも、食事と合わせることだけを狙っているように思いました。
どんな料理に合うかは、私の浅い経験だけでは推測し得ませんでした。
★☆【予告】★☆
先週末は、出かけておりました。
青春18きっぷを使って出かけたはずだったのに、
青春18きっぷでは乗れないこんなのや、
こんなのにも乗っちゃったりなんかしちゃったりして、
成果はどうだったかというと、
臨時休業!!!
閉店ガラガラ!!!
これはもう、
飲まなきゃやってられません罠!
その顛末は、今週末に報告させていただきます。
タンゴな酒集め [旅]
♪黒猫のタンゴ♪
(これ以上“♪タンゴ♪”を繰り返すと金がかかるおそれがあるのでやめておきます。)
(友情出演)
あ、
そうだ!
丹後へいこう!
(友情出演)
いいえ!
冒頭での黒猫のダンナのご登場も、この旅の報告ではけっして“あほくさ!”とは言い切れないのです。
その訳は、お読みいただければわかりますよ。
なお、新型コロナウィルスを蔓延させないためにPCR検査を受け、“低リスク”の評価を受けていることは、出発前夜に書いた記事で紹介しております。
でもでもでも、
オイラが出かけていた間、天気予報は雨。
果たしてどうなったのか?
その顛末を、報告させていただきます。
★☆ 2021年3月11日(木) ★☆
千葉から京葉線に乗ってやってきたのは、東京駅。
鍛冶橋バスターミナルへ徒歩で移動。
私が乗ったのは、JAMJAMライナー JX251便。
座席はど真ん中の5B!
眠れるか心配でしたが、休憩にもまったく気付くことなくぐっすりでした。
★☆ 2021年3月12日(金) ★☆
JX251便は、6時過ぎに大阪梅田プラザモータープールに到着。
徒歩で大阪駅へ移動。
これがけっこう離れているのよね。
大阪駅からは、今季初の青春18きっぷ利用で移動開始。
まずは大阪環状線外回りに乗車。
一駅だけ乗って、天満駅(大阪市北区)にて下車。
やって来たのは、扇町公園。
扇町公園にて朝食。
モノを食べていると鳩が寄ってくるのがお約束。
食事が済んだら、歯磨き、
そして、雉撃ち。
汚いトイレでした。
朝のルーティンワークを終えて天満駅へ戻り、大阪環状線の内回りに乗車。
今朝来た道を引き返しました。
戻ってきた大阪駅からは、8:21発の新快速姫路行に乗車。
明石海峡大橋を眺めつつ、
終点の姫路駅にて下車。
姫路駅で、播但線に乗り換え。
9:52発の寺前行普通電車に乗りました。
真打登場!
播但線は、103系電車の最後の独擅場なのですよ。
もちろんモーター付の車輛に乗車。
内装はリニューアルされておりました。
ちゃーんとトイレがついとるでよ!
ほんだでビールを飲めるんだがね。
朝の10時から飲み始めたアル中ハイマー型ダメ人間なのでした。
MT55形モーターの唸りとともに、コイルばね台車の揺れを楽しみつつ、
ビールをおいしくいただきましたよ。
終点の寺前駅(兵庫県神崎郡神河町)で103系電車から降りて、10:41発の和田山行気動車に乗り換え。
変顔(運転台新設)のキハ47でした。
変顔のキハ47は、市川の流れを遡って行きました。
和田山駅(兵庫県朝来市)は、播但線の終点。
乗りかえる列車の到着時刻まで30分ほどあったので外へ出てみましたが、
だーれもいやしない。
商店街は、閉店ガラガラ状態。
ショッカーのポスターがむなしくたなびく和田山だったのでした。
その和田山駅からは、山陰本線の電車に乗車。
11:59発の豊岡行は、こちらひさびさの113系でした。
この113系、車内はほぼ製造当時のまま。
この狭いクロスシート、久しぶり!
かつてはキライだったけれど。
“やーぶー!”(コサキンより)
終点の豊岡駅(兵庫県豊岡市)へ到着。
12:30を回り、腹が減ってまいりました。
ふと見ると、駅前にいい感じの食堂が鎮座ましましていらっしゃるじゃあ~りませんか!
まずはビール(小瓶)。
私が注文したのは、中華そば。
スープはどうやらかつおと昆布がベースのようで、ごま油が効いているやさしいお味。
これ、おいしいわ!
麺はストレートで、噛む度に小麦の風味が広がったのでした。
ノーマルな中華そばなのに、しっとりとした叉焼が複数枚乗っかっているのもうれしいね。
大石屋食堂さん、おいしい中華そばをありがとう。
お腹も心も満たされたところで、豊岡での徘徊を開始。
日吉神社を発見。
最初に見つけた神社ですから、旅の安全と豊富な成果とを祈願しておきましたよ。
いわゆるひとつの、“ループ式”参道。
高低差を克服するためでしょうか?
赤い橋の上が、正面なのでした。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
訪問地の神社仏閣に参拝することは、その土地の人たちの信仰を尊重することになり、ひいては信教の自由に資するのですよ。
参拝を終えて、日吉神社を後にしたのでした。
大石内蔵助さんの次男の方のお墓があるんだってさ。
参拝させていただくべく、階段を上って行きました。
こちらがそのお墓。
合掌。
へぇー!
お坊さんになったのね。
参拝を終えて、引き返したのですが、
こういうのはね、降りるときが怖いんですよ。
落ち葉で滑って転んでしまったら、一巻の終わりですからね。
(話はいつもスベッているくせに。)
その大石内蔵助さんの次男さんのお墓の近くにあったスーパーで、久美の浦のカップ酒を見つけてGET!
でもこれ、明日訪問する場所のお酒なんだよな。
あーあ、雨が降ってきやがった。
でもパラパラと降る程度でしたけれどね。
いい雰囲気のお茶屋さんを発見!
こういう地味なお店のお茶って、きっとおいしいはず。
(あくまでもワタクシの主観的な意見です。)
宇治産のお茶をGET!
お茶はスーパーでも道の駅でもなく、お茶屋さんで売っているものが一番おいしいと思いますよ。
豊岡劇場だってさ。
現役の映画館でした。
ロータリーに出くわしました。
しかも真ん中にどなたかいらっしゃるし。
中江種造さんだってさ。
それにしても、よくもまあ戦時中の金属供出を免れたものだな。
豊岡の水道事業に貢献した御仁なんだってさ。
その後、香住鶴の生酛純米をGET!
でもこれを入手すると決めた決断は、大まちがいだったのでした。
(⇒大まちがいの詳細はこちら)
香住鶴の山廃純米カップ(左)と、沢の鶴の低アル純米(右)とも見つけてGET!
これは豊岡市マスコット「玄武岩の玄さん」のお酒。
豊岡の街を3時間ほどかけて徘徊し、酒集めを終了。
でもね、この豊岡での徘徊は、まったくの誤算でした。
だって、豊岡で徘徊すればその周辺(養父市・朝来市)のお酒のお酒を入手できるだろうと算段いたしておりましたが、叶わなかったものですから。
その後、
ホテルへチェックインしたのち、街へと繰り出したのでした。
ワタクシは、ここ豊岡でぜひとも食べたいものがあったのでした。
それは、“出石(いずし)そば”。
その出石そばをいただくべく、そば福さんへ。
着席と同時に供されたそば茶。
香り高くてとてもおいしいそば茶でしたよ。
まずは、お酒。
にしんの甘露煮に合わせたのは、竹泉(ちくせん)。
濃醇辛口!、米のうまみそのもの。
それでいて辛口で、キリリと引き締まっておりました。
その辛口の竹泉に、にしんの甘露煮がよく合うこと!
臭みゼロでしたよ。
二杯目は香住鶴の“快鮮冷酒”をエイヒレとともに。
快鮮冷酒は淡麗ながらも、米のうまみしっかりでした。
エイヒレは、しゃりしゃり感がありつつも噛むごとにうまみが染み出てまいりました。
しかも臭みゼロで、あたしゃするめよりもこっちのほうが好みだな。
そして、満を持しての“出石そば”。
出石焼の小皿に小分けにして供されるのが、出石そばの特徴の一つなのです。
わさびは供される直前にご主人がおろしておられました。
まずはわさびだけで。
わさびって、おろしたては甘みがあるのね。
そばは香り高く、コシがしっかりしていておいしゅうございました。
つゆにいろいろと投入し、
それにつけていただきました。
そばの香り、つゆに負けていませんね。
食後に供されたそば湯。
トロリとしていて、しかもあったかいのがうれしいね。
いやー、なにもかもがおいしかった。
そば福さん、堪能させていただきました。
こうして、豊岡の夜は更けていったのでした。
★☆ 2021年3月13日(土) ★☆
この日は朝から雨。
でも前日と同様に、パラパラと降る程度でした。
豊岡駅からは、
京都丹後鉄道の宮豊線・宮舞線に乗車。
実はワタクシ、宮豊線・宮舞線に乗るのは初めてではございません。
遡ること36年前、ワタクシが小学校6年生だったとき、
宮豊線・宮舞線が国鉄宮津線だった頃に乗っていたのでした。
36年ぶりの宮豊線・宮舞線。
最初に乗ったのは、8:51発の快速久美浜行682D。
やってきたのは、KTR8000形“丹後の海”。
この快速久美浜行682Dは、久美浜駅からは特急はしだて2号に変身!
それゆえに、特急車である丹後の海が充当されていたのでした。
展望席を無事確保!
前面展望イェ~イ!
(ガキか!)
2駅分(1駅通過)だけ乗って、終点の久美浜駅(京都府京丹後市)で下車。
立派な駅舎!
小雨が降る久美浜の道を歩いていると、
特急はしだて2号へと変身した丹後の海が走り去って行ったのでした。
その久美浜での成果はこちら。
久美の浦は、特別本醸造冷酒の一合瓶(左)を見つけてGET!
玉川タマカップ(中)は既出ですが、本場モノですので買っておきました。
右はしょうゆです。
久美の浦は、純米吟醸も見つけてGET!
なかなかの成果に満足し、久美浜駅へと戻りました。
その途中、“神谷太刀宮(かみたにたちのみや)”なる神社を発見!
成果のお礼のために、参拝することにいたしましたよ。
長~い参道を歩いて行くと、
赤い橋があったのですが、
老朽化だって!
橋だけじゃなくて、看板も老朽化しとるやないか~い!
床、ベコベコや~!
床、ベコベコや~!
(なんで2回言うんだよ。)
ベコベコ橋を無事渡って、拝殿へとやってまいりました。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
久美浜での佳き成果をありがとうございました。
参拝を終えたということは、ベコベコ橋をまた渡らなければ帰れないのです。
床、ベコベコや~!
床、ベコベコや~!
(だからなんで2回言うんだよ。)
ベコベコ橋を無事渡って、久美浜駅へと戻ってまいりました。
券売機で切符を買おうとしたら、故障しているんだってさ。
窓口で購入したら、出補でしたよ。
久美浜駅からは、10:03発の西舞鶴行普通224Dに乗車。
再び展望席を確保!
前面展望イェ~イ!
(アタマは36年前のままだな!)
2駅乗って、小天橋(しょうてんきょう)駅(京都府京丹後市)にて下車。
小天橋駅の近くからは、久美浜湾を一望できました。
酔っぱらいは、久美浜湾を背にして歩いて行ったのでした。
道端には、つくしが。
もう春なんだねぇ!
やってきたのは、道の駅くみはまSANKAIKAN。
お酒は豊岡や久美浜駅の周辺で入手したものばかりでした。
でも前割芋焼酎を見つけてGET!
ここ道の駅くみはまSANKAIKANで予定していたのは、酒集めだけではございません。
それは“昼食”。
ちょっと早いものの、ここで食べておかないとこの後で困ることになったであろうから。
食堂は開店前(11時から)とのことで、お弁当を購入。
ありがたいことに、ご飯はほかほかのものを出してくださったのでした。
カキフライ。
小さめでしたが、身がぎっしりでおいしゅうございました。
食事、歯磨き、雉撃ちを終えて、小天橋駅へと戻ってまいりました。
今度は裏口からアプローチんぐ。
小天橋駅からは、快速網野行1604Dに乗車。
ですがこの快速、網野駅から先は特急たんごリレー4号に変身するのでした。
私は網野より1駅だけ先まで乗るつもりだったので、乗車券とともに特急区間(1駅だけ)の自由席特急券を購入いたしましたよ。
またしても、展望席を確保!
前面展望イェ~イ!
(もうええわ。)
な~んて調子に乗っていたら、車掌さん、いらっしゃ~い!。
なんとこの展望席は、網野駅から先は指定席になるんだってさ。
中身はガキの中年男性は、前面展望できない後ろの車輛へさっさと退散したのでした。
快速網野行→特急たんごリレー4号に3駅分(1駅通過)乗って、峰山駅(京都府京丹後市)にて下車。
峰山駅の駅舎は、丹後ちりめんの機織機を模しているんだってさ。
いいですか!、よーく覚えておいてくださいね。
丹後ちりめん、この後で関係します!
ここ峰山駅で降りたのは、酒集めのためではございません。
日本で唯一と言われるものを拝むため、とある神社を目指したのでした。
峰山駅からは、雨の中を歩いてとある神社へ向かったのでした。
峰山駅から15分ほどかけて歩いて、
やってきたのは、金刀比羅神社。
金刀比羅神社ですからね、本家ほどではないにせよ、長い階段が続くのです。
ここまでの往復と、この階段を上り切るために、道の駅で食事を済ませておいたのでした。
118段の階段を上って、拝殿へとたどり着きました。
二礼二拍手一礼。
ですが金刀比羅神社へやって来た目的は、拝殿で参拝することではございません。
日本で唯一と言われるものは、この摂社にあったのでした。
私がお目当てにしていたのは、木島神社(左)。
この木島神社には、狛犬ならぬ“狛猫”があるのです。
全国でもここだけなのだそうですよ。
阿形の膝元には、子猫がいました。
こっちはお母さんでしょうね。
ということは、吽形はお父さん。
なぜ、狛犬じゃなくて、狛猫なのか?
それには先ほど触れた丹後ちりめんが関係するのだとか。
最後に、拝殿で二礼二拍手一礼。
それと、狛猫さんたちにも、大親友だった猫のごんちゃんがあの世で幸せにいられるようにお願いしておきました。
ね!
わかったでしょ?
猫と“タンゴ=丹後”との関係が。
(友情出演)
参拝を終えて、階段を降りて行ったのですが、
118段を一気に駆け上がったものだから、汗だくになっちゃった。
駅へ戻る途中で、酒屋を発見!
覗いてみたところ、丹後の地酒2種類を発見してGET!
この大金星は、きっと狛猫さんたちのおかげでしょう。
戻ってきた峰山駅からは、12:49発の西舞鶴行普通228Dに乗車。
ここでは展望席は確保できませんでした(トホホ)。
峰山駅から2駅乗って、着いたのは与謝野駅(京都府与謝郡与謝野町)。
この与謝野駅、私が国鉄宮津線に乗った36年前は、
丹後山田という駅名だったはず。
そうそう!
この島式ホームの向こう側に、加悦(かや)鉄道のディーゼルカーが停車していたっけ。
客車から改造されたやつですよ。
与謝野駅から歩いていたら、はからずも加悦鉄道の廃線跡に遭遇!
丹後山田(与謝野)方面
加悦方面
野田川を渡って、対岸にあったスーパー2軒を覗いてみました。
天の橋立カップをGET!
でもこれ、この後でけっこう頻繁に見かけたんだよな。
一方で、お目当てにしていた与謝野町産のお酒は皆無でした。
50分ほどかけて徘徊したのち、与謝野駅へ戻ってまいりました。
切符を買って待合室に入ったら、丹後山田駅資料室を発見!
駅員さんに伺ったところ、写真撮影OKとのこと!
昔はみんな、自動車じゃなくて汽車に乗って出かけたんだよな。
国鉄宮津線の時刻表がありました。
そうそう、急行丹後!
これに乗って来たんだよ36年前のあたしゃ。
ミニ周遊券利用だったから、急行列車の自由席に急行券なしで乗れたんだっけ。
駅のジオラマ。
タブレット。
ひととおり満喫して36年前の思い出に浸ったところで、対岸のスーパーで買ってきたビールをいただきましたとさ。
その与謝野駅からは、14:09発の西舞鶴行普通230Dに乗車。
展望席を確保して、前面展望イェ~イ!
(あほくさ。)
3駅乗って、宮津駅(京都府宮津市)にて下車。
スーパーで、ハクレイの酒呑童子カップをGET!
宮津駅の周辺には、至るところに祠がありました。
しかも安置されている仏様は、みな極彩色で塗装されておりましたよ。
宮津駅からは、15:28発の西舞鶴行普通232Dに乗車。
そうですよ!
展望席確保ですよ!
なんか文句あるか?
でもでもでも!
運転手さんの荷物で、
全面展望でけへんやないか~い!
(ざまあみろ。)
そんな232Dは、本日のラストラン。
宮津駅で入手した地ビールを飲みながら、ゆったりとした気分で大人の旅を満喫したのでした。
それにしても、今日は一日中雨だったな。
海もなんだか寂しげだぜ。
宮津駅から宮舞線を一気に乗り通して、終点の西舞鶴駅(京都府舞鶴市)にて下車。
スーパーで、舞鶴のカップ2種をGET!
綾小町2種類もGET!
明日訪問する場所のお酒ですが、新鮮だったので入手してしまいました。
本日の酒集めはこれでおしまい。
ホテルにチェックインしたのち、西舞鶴の街へと繰り出したのでした。
“Youは Shock!” ・・・???
私が選んだのは、ぼんぐ(凡愚)さん。
まずはビール。
お通しはないとのことで、舞鶴おでんを注文。
魚のだし(煮干しかな?)がものすごくしっかり!
これはおいしいわ。
大根も糸こんも、味がしっかりしみておりました。
この日は焼酎な気分だったワタクシ。
まずは鉄幹から。
かおりふんわり。
芋の風味が穏やかに効いていて、重さやくせのないのみやすい芋焼酎でした。
焼鯖寿司。
さばのうまみ満載!
しかも臭みゼロでした。
そしてアジフライ。
あたしゃフライの中ではアジフライが一番好きなのです。
小ぶりでしたが、身が締まっていて食べ応えのあるおいしい味フライでした。
ソースを探したのですが、卓上には無し。
店員さんにお願いして、出していただいちゃいました。
やっぱりアジフライにはソースだよね。
タルタルソースと組み合わせちゃったりなんかしちゃったりして。
韃靼人と日本人との食の連携協定締結だ!
(↑孤独のグルメっぽく)
鉄幹の次は、天誅。
かなりさっぱりやね。
芋の風味ふんわりでした。
そして満を持しての寿司。
今日はいっぱい歩いたので、体が炭水化物を欲していたのでした。
いわゆるひとつの、レストランで出てくるようなお寿司。
でもいいんです、だっておいしいんだもん。
ごちそうさまでした。
ぼんぐ(凡愚)さん、堪能させていただきました。
こうして、西舞鶴の夜は更けていった・・・、
はずだったのに!
その夜。
午前1時過ぎ、
事件は突然に発生したのでした。
歩き疲れて、ぐっすりと寝ていたワタクシ。
突如、
「ピンポ~ン♪、ピンポ~ン♪」
と、チャイムを何度も鳴らす音が聞こえるような気がしたのです。
きっとそういう夢を見ているのだろうと、最初はそう思っておりました。
でもでもでも!
目を覚ましてみると、実際に鳴っているじゃあ~りませんか!
眠い目をこすりながらベッドを出て、ドアののぞき穴から外を覗いてみたのでした。
すると、ドアの向こう側には、
“ションベン臭え小娘”
が立っておりましたよ。
“部屋をまちがえているのかな?”
“泥酔しているのかも?”
“いやいや、こりゃきっと美人局だろ!”
いろいろと思ったのですが、真相を確かめるべく、ドアチェーンをつけたまま、扉を開けてみたのでした。
「なんなの?」
私はあえてぶっきらぼうに声をかけてみた。
すると、カラコンで黒目を大きく見せている金髪のションベン臭え小娘は、
私に“衝撃の一言”を吐きやがった!
(。◕‿◕。)
「デリヘル呼びませんでした?」
だとよ。
ヾ(*`Д´*)ノ
「呼んでねえよ!!!!!」
私はそう一言返してドアをサッと閉め、再び寝床へ入ったのでした。
ションベン臭え小娘の背後には管理売春まがいの胴元がいるはずだけれど、きっとそいつがバカだったんだろ。
それに午前1時過ぎにデリヘルなんか呼ぶ奴も、どうかしているぜ。
さらにホテルの人もさ、ここはラブホじゃないんだから、宿泊客以外の人間を入場させないでほしいわ。
まったくもう!
どいつもこいつも、しょうもない連中ばっかりで大迷惑だぜ。
┐(´д`)┌
★☆ 2021年3月14日(日) ★☆
最終日。
ようやく晴れました。
まずは西舞鶴駅から。
この日最初の乗車は、JR舞鶴線。
8:08発の福知山行普通328Mに乗車。
やって来たのは、変顔の115系。
それにしても、いい天気。
昨日までの雨がウソのよう。
20分ほど乗って、着いたのは綾部駅(京都府綾部市)。
綾部八幡宮だってさ。
参拝してみることにしましたよ。
119段+4段の石段をゆっくりと上がって、拝殿にて二礼二拍手一礼。
でもでもでも。
スーパー3件を回ったものの、綾部での成果はゼロ。
そりゃそうだよね。
昨日、西舞鶴で綾小町カップを入手しちゃったんだもん。
失意のうちに、綾部駅の西口へと戻ってまいりました。
その綾部駅からは、山陰本線に乗車。
10:16発の福知山行普通332Mでした。
福知山城が見えると、
そこはもう福知山駅(京都府福知山市)。
駅前には、C11形蒸気機関車が保存されておりましたよ。
その福知山駅の売店にて、明智光秀カップを見つけてGET!
このあと、福知山の街を2時間半かけて徘徊し、スーパー5件を回ってみました。
しかし、成果はゼロでした。
失意のうちに時計を見ると、12時を回ったところ。
なんだか急に腹が減ってまいりました。
すると、住宅街のどまん中であるにもかかわらず、おあつらえ向きにステーキハウスを発見!
もちろん突入いたしましたよ。
メニューはいろいろとあったのですが、
やっぱりステーキは和牛よね。
サラダバーとスープとを用意し、
ビールを飲みながら、焼き上がりを待ったのでした。
和牛ロース180gのご到着でございます。
なにもつけなくてもおいしいわ!
シャリっとした歯ごたえののち、スッとトロけました。
ジンジャーソースをかけまして、
一口いただいたのち(おいちい!)、
On the Rice!
あー、おいしかった。
これで今回の旅のお楽しみはすべておしまい。
福知山駅へと戻って、
14:53発の山陰本線園部行普通1138Mに乗って、
終点の園部駅で、快速京都行2224Mに乗り換えて、
京都駅からは東海道新幹線のぞみ240号に乗って、苦界へと帰ったとさ。
以上、
カップ酒10個(うち再度購入1/糖添1)
一合瓶2本
300ml瓶5本
一合前割り焼酎1本
の旅でした。
今回は、完敗でした。
原因はまちがいなく、戦略の甘さでしょう。
3日間も徘徊したのに、集めた数は少なかったし、
豊岡では朝来市や養父市の地酒を入手できると期待しておりましたが、皆無でしたし、
与謝野では加悦まで行かずとも駅近くのスーパーで地酒を入手できると思っておりましたが、これもかないませんでした。
まあでも、楽しかったからいいや。
それに出会うことが叶わなかったお酒がある限り、それらを求めて再度出かける楽しみができたわけですから。
捲土重来を期するべく、戦略を立て直した上で再度丹後地方を訪問したいと思います。
それ故に、いつまで経ってもこの趣味は決してやめられないのですよ。
☆★ お 知 ら せ ☆★
(♪ド・ミ・ソ・ド♪)
明日からの土日(3/27(土)‐28(日))にかけて、
青春18きっぷの2回目と3回目を利用して出かけてまいります。
もちろん今回も、訪問先での蔓延を防止するためにPCR検査を受けておりまして、
“低リスク”であるとの判定をいただいておりますよ。
(人間的にはむしろ“低レベル”だけれどな。)
それ故、次回の更新は3/30(火)を予定しております。
ごきげんよう!
【お酒】1941.玉乃光 純米吟醸 酒魂 180ml [26.京都府の酒]
製造者:玉乃光酒造株式会社
京都市伏見区東堺町545-2
アルコール分:15度
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:60%
180ml
(以上、ラベルより転記)
叶美香さん、
じゃなかった。
玉乃光酒造さんのお酒は、かつて983.玉乃光 純米吟醸 紙パック(純米大吟醸酒2%ブレンド)をいただいております。
今日いただくこのお酒は、“酒魂”と銘打たれた純米吟醸酒でした。
純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
上立ち香はないですね。
含んでも香りは感じません。
うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみに厚みを少し感じ、それが舌の上に乗っかってくるみたいです。
吟醸酒にありがちな苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。
熟成感はなく、酒臭さもありません。
純米ですが、キレはよいですね。
酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さをちょっとだけ感じます。
ただ、ちょいスーですね。
ピリピリ感はありません。
甘みはややひかえめでしょう。
甘みの存在はわかるものの、弱めでかなりさらりとしています。
やや濃醇でちょい苦ちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。
米のうまみがしっかりしていて、飲み応えを感じました。
それをちょい苦とちょいスーとが引き締めているようでした。
甘みもわずかながらにコクを添えているように感じました。
これはうまいね。
食事と合うおいしい純米吟醸酒でした。
【お酒】1940.浦霞 特別純米酒 生一本 180ml [04.宮城県の酒]
●製造者:株式会社佐浦
宮城県塩釜市本町2番19号
●原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
●精米歩合:60%
●アルコール分:15度以上16度未満
●内容量:180ml
(以上、ラベルより転記)
「 奥州一宮・塩竈神社の御神酒屋として酒を造り続けて二百八十余年。銘柄の浦霞は、大正時代、東北で行なわれた大演習に際し摂政宮として当地を訪れた、後の昭和天皇に酒を献上した際、万葉時代からの歌枕だった“塩竈”を源実朝が詠んだ「塩がまの浦の松風霞むなり八十島かけて春やたつらむ」から命名された。」(※1)という、佐浦さんが作る“浦霞(うらかすみ)”。
その佐浦さんのお酒は、かなり前に631.本醸造 からくち 浦霞 300mlをいただいております。
今日いただくこのお酒は、ササニシキを100%使用したという特別純米酒でした。
“生一本”、
すなわち「単一の製造場のみで醸造した純米酒」(※2)なんだってさ。
特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、ごくかすかに着いていることがわかる程度でした。
上立ち香はないですね、
含んでもわかりません。
うまみはやや濃いめでしょう。
最初に酒臭さ(ほめ言葉です)が来て、その後で米のうまみが迫って来るみたいです。
米のうまみはどっしりとしておりますね。
一方で熟成感はなく、また苦みや雑味はまったく感じません。
キレはそれほどでもないみたいです。
酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさはかなり弱めです。
スースー感をかすかに感じますが、ピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりでしょうね。
べとつかず、さらりとしているものの、幅を少し感じます。
やや濃醇でちょいスッキリの旨やや甘口のおいしいお酒でした。
うまみがしっかりで飲み応えがあるのに、雑味がまったくないのがすごいね。
それ故に、キレはそれほどでもないものの、キレイな味わいでスッキリしておりました。
浦霞は、やっぱりうまいね。
ここで、残りを燗にしてみましたよ。
ああ、
これはいい!
スースー感が少し立ってまいりました。
それ故に、キレがよくなりましたよ。
しかも米のうまみが前に出て、酒臭さが引きました。
燗だとやや濃醇でスッキリ旨やや甘口のおいしいお酒になりました。
燗にするとスッキリ感が増して、しかも米のうまみが引き立ちました。
これは燗のほうがまちがいなくおいしいわ。
というのが、ワタクシの感想でございましたとさ。
今日は温奴(味噌だれ)と合わせましたが、ばっちりでしたとさ。
(※1)『みやぎ地酒の旅』p.98(2000.3 河北新報社)
(※2)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(7)
【お酒】1939.出羽桜 大吟醸酒 アマビエさま 300ml [06.山形県の酒]
製造者 出羽桜酒造株式会社
山形県天童市一日町一丁目4番6号
アルコール分 15度
精米歩合 50%
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
出羽桜酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
152.出羽桜 桜花吟醸酒 本生 300ml
241.出羽桜 花宝 カップ
543.出羽桜 純米吟醸 深緑ラベル 300ml
740.出羽桜 花宝 300ml
1484.純米吟醸酒 稲露(いなつゆ) 300ml
1490.出羽桜 お燗瓶 180ml
1516.出羽桜 特別純米酒 一耕(いっこう) 300ml
今日いただくこのお酒は、疫病退散の祈りが込められたアル添大吟醸酒でした。
ラベルの絵は、山形県ご出身の画家さんが書いたものなんだってさ。
大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
上立ち香はないですね。
含んでも香りはありません。
ただ、フレッシュな風味をわずかに感じます。
うまみは濃いめでしょう。
米のうまみがしっかりで、厚みがあって舌の上にどっしりと乗っかって来ますよ。
吟醸酒にありがちな苦みをちょっとだけ感じます。
熟成感はなく、酒臭さはゼロで、雑味も感じません。
キレはよく、スッと引いて行きますが、透明感はありません。
酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さを少し感じます。
ちょいスーかな?
ピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりでしょう。
べとつかず、前に出てこないみたいですが、それでも甘み自体に幅を感じます。
濃醇ちょい爽快でちょいスーすっきり旨やや甘口のおいしいお酒でした。
香りじゃなくて、米のうまみそのもので勝負しているね!
厚みがあってどっしりとしておりましたよ。
それなのにキレがとてもよく、後味はスッキリしておりました。
またちょいスーで、しかもフレッシュさをちょっとだけ感じ、爽快感がありました。
これ、うまいね!
舌の上にどっしりと乗っかったかと思うと、スッと引いていくのね。
察するに、この引きのよさはアル添の効果でしょうね。
この引きのよさがないと、きっと重い味になっていたことでしょうよ。
食事に合う、おいしい大吟醸でしたよ。
やっぱりアル添酒、うまいよね。
「オレは純米しか飲まない。」って通ぶっている人を酒場で見かけることがたまにありますが、そういう人にぜひとも試してもらいたいお酒でしたよ。
そのおいしい“アマビエさま”に合わせた今日のエサはこちら。
まずは、昨日の残りの新じゃが煮。
そして、きゅうり、みょうが、ねぎ。
きゅうりを生で食べるときは、サッと湯通しすることで青臭さを抑えることができるのです。
(NHK『きょうの料理』で覚えた方法です。)
調味料は、煮切りみりんと、
(電子レンジで泡がブクブクと立つまで加熱しました。)
味マルジュウ!
山形県民の皆さまが愛してやまないだししょうゆです。
そして、桃屋の“梅ごのみ”。
この料理にこれを使うのは、おそらくワタクシくらいでしょう。
全てを刻んで調味料を合わせ、冷蔵庫で10分ほど寝かせたものがこちら。
いわゆるひとつの“山形のだし”です。
その山形のだしを、水気を切った木綿豆腐に乗せていただきます。
んめ!
そしてもう一品、
“なっとーもつ”(納豆餅)。
わさびはワタクシのオリジナルです。
んめ!
わさびが効くー!
でもやっぱり、かつて山形で食べたつきたてのお餅にはかなわないな。
ごちそうさまでした。
ああ、
また山形へいきたくなっちゃったなぁ!
そろそろ山菜が出始めるでしょうしね。
【お酒】1938.香住鶴 生酛純米 270ml [28.兵庫県の酒]
製造者:香住鶴株式会社
兵庫県美方郡香美町香住区小原600の2
内容量:270ml
アルコール分:15度
精米歩合:68%
原材料名:米(日本産)、米こうじ(日本産米)
(以上、ラベルより転記)
香住鶴さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
164.香住鶴 但馬の誇りカップ
537.香住鶴 但馬の自信カップ
今日いただくこのお酒は、生酛造りの純米酒でした。
このお酒は、先週末にとある場所にて入手したものでした。
「おいおい!、
旅の報告がまだなのに、どうしてもう飲んじまうんだよ?」
そうお思いの御仁もいらっしゃるかと存じます。
もちろん、そう思われることもごもっともと理解いたしておりますよ。
でもね、ちゃんと理由があるのです。
実はワタクシ、
このお酒を入手するときに、大失敗をやらかしてしまったのでしよ。
それがこれ。
3月製造分とのことで新鮮だろうと思って買ったのですが、
実はこれ、一年前に製造されたものでした。
あたしゃね、ハクション大魔王並みに数字に弱いんですよ。
小学校中学校では、算数数学のテストはどんなにがんばっても70点が関の山。
高校に入ると、数学や物理は赤点ギリギリでなんとか通過。
大学はもちろん私立文系。
それ故に、数字の読みまちがえは日常茶飯事なのです。
その読みまちがえを、このお酒を入手する際にもやってしまったのでした。
でもね、せっかく入手したのですから、たとえ一年前に製造されたものでもありがたくいただこうじゃあ~りませんか!
そこで、劣化の進行を少しでも食い止めるべく、さっさと飲んでしまおうと思い、今日いただくことに決めました。
なお、旅の報告は、来週末に公開する予定です。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
すっぱいね!
最初に酸味が来ました。
強めで鋭さを感じます。
でも深みも少し感じますよ。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。
うまみはやや濃いめかな。
米のうまみそのもので、厚みを少し感じます。
枯れた感じはしませんね。
酒臭さもなく、苦みや雑味も感じません。
甘みはややひかえめでしょう。
その存在はわかるものの、前には出てこないみたいです。
やや濃醇ですっぱちょい深旨やや辛口のお酒でした。
酸味が目立つものの、深みも少し感じました。
もしかしたら、これは生酛の過程で発生した乳酸によるものでしょうか?
この酸味は、きっと海のものと釣り合うのではないでしょうか。
それにしても、香住鶴は、一年くらいでは劣化しないのね。
枯れた感じも重さも雑味もまったく感じませんでしたよ。
火入れされていて、かつ瓶(空気と触れる面積が小さい)で保存されていたからでしょうか?
その香住鶴と合わせた今日のエサはこちら。
地元産の菜の花。
今春はこれで7回目のご登場です。
辛子酢味噌和えでいただきました。
新じゃが。
煮物にしてみました。
弱火で時間をかけて煮たことで、ねっとりと仕上がりました。
そして、出汁巻き卵。
ごちそうさまでした。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ゴロンは「触れ!」のご命令。
拒否することは許されないのです。
(友情出演)
【お酒】1937.大日盛 お燗瓶 180ml [17.石川県の酒]
橋本酒造株式会社
石川県加賀市動橋町イ184
180ml詰
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール
(以上、瓶の印刷事項より転記)
「 白山山系の霊峰・大日山を仰ぎ、米どころ加賀平野に位置する―それだけで良い酒蔵の条件をクリアしたようなものだ。大日山より源を発する動橋川のほとりで、酒造りを始めたのが宝暦年間、実に二三〇余年nの歳月が流れている。」(※1)という橋本酒造さん。
その橋本酒造さんの現在の主力銘柄は、現在のご当主が十代目を襲名なさったことを契機として特定名称酒に付している“十代目”だそうで、「先代までの「大日盛(だいにちざかり)」は普通酒の名に残しています。」(※2)とのことでした。
それ故に、この大日盛はやはり普通酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、わずかに茶色でした。
うまみは濃いめですぞ!
酒臭さ(ほめ言葉です)が満載だね。
それに米のうまみが続いて、厚みを少し感じます。
苦みや雑味はなく、熟成感もありません。
キレはよいですが、透明感はありません。
酸味はややはっきりかな。
すっぱさは弱めで、鋭さはわかりません。
でも、酸味自体に深みを少し感じます。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。
甘みはひかえめです。
存在はわかるものの、かなり弱めです。
濃醇ちょい深ちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。
うまみしっかりなのに、角や雑味を全く感じませんでした。
酸味はすっぱさは弱めなのに、深みを感じることができました。
しかも辛口でキレがよく、キリリと引き締まっておりました。
これさ、かなりうまいんじゃないの!
こういうお酒に出会うことができるからこそ、この趣味はやめらなれないのですよ。
(※1)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.129(1996.7 能登印刷出版部)
(※2)石川県酒造組合連合会監修 北國新聞社出版局編集『石川の地酒はうまい。』p.145(2016.6 北國新聞社)
【お酒】1936.夢醸 特醸 カップ [17.石川県の酒]
製造者/株式会社宮本酒造店
石川県能美市宮竹町イ74
原材料名:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合:75%
アルコール分:15度
内容量:180ml
(以上、ラベルより転記)
今日は、宮本酒造店さんの“夢醸(むじょう)”なるカップ酒をいただきます。
宮本酒造店さんは、もともとは“福の宮”という酒銘でお酒を世に送り出していらっしゃったそうです。
それを平成になって、今の“夢醸”に変えられたのだとか。
このことについて、文献には以下の記述がありました。
「 四代目蔵元の宮本長興氏は、町の躍進を担う助役の重職にもあり、東奔西走の毎日を送っている。「福の宮」の由来を尋ねると、楽しそうに「村の鎮守が日吉神社で、この辺は宮村とか宮川、宮田と宮の付く名字の家が多いんです。それで皆さんに福がある様にと名付けたそうです」と蔵の歴史が語られていく。」(※1)
「 もともと主銘柄は「福の宮」でしたが、平成10(1998)年、「酒を醸(かも)して夢を醸す 本物にこだわる小さな酒蔵の挑戦」をキャッチフレーズに、「夢醸(むじょう)」を前面に打ち出しました。」(※2)
そんな夢醸には“特醸”の小印が付されておりましたが、特定名称は表示されておりませんでした。
もっとも、純米酒であればともかく、アル添酒で精米歩合が75%ならば、特定名称を名乗ることはできませんけれどね。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色はわずかに金色で、透き通っておりました。
うまみはやや淡めでしょう。
しかし淡めながらに酒臭さ(ほめ言葉です)がじんわりと効いておりますよ。
栗のような香ばしさも少しあるみたいです。
苦みや雑味は感じません。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
でも酸味自体の深みも少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。
甘みははっきりでしょう。
べとついた感じはないものの、厚みを感じます。
やや淡麗でちょいすっぱちょい深スッキリ旨甘口のおいしいお酒でした。
やや淡めでしたが、淡めなりにうまみがしっかりしておりました。
しかも角がなく、雑味を感じませんでした。
酸味がほどよく、しかも深みを少し感じることができました。
それでいてキレがよく、透明感を少し感じたのは、アル添の効果でしょうか?
甘みはしっかりでコクを感じましたが、しつこさを感じませんでした。
これ、うまいね。
味の要素が満載でしたが、いい感じにまとまっているようでした。
(※1)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.163(1996.7 能登印刷出版部)
(※2)石川県酒造組合連合会監修 北國新聞社出版局編集『石川の地酒はうまい。』p.122(2016.6 北國新聞社)
【お酒】1935.加賀鶴 本醸造 カップ [17.石川県の酒]
やちや酒造株式会社
金沢市大樋町八番三十二号
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合/65%
アルコール分/15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
やちや酒造さんのお酒は、かなり前に721.加賀鶴 特別純米酒 前田利家公 300mlをいただいております。
今日いただくこのお酒は、本醸造のカップ酒でした。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は淡い金色で、透き通っておりました。
うまみはやや濃いめでしょう。
最初に熟成感が来て、枯れていて粗さを少し感じます。
米のうまみがそれに続き、広がりを少し感じます。
渋みが少しあって、弱めではある者の鋭さを感じます。
キレはとてもよく、透明感を少し感じます。
酸味はひかえめでしょう。
すっぱさは、最初はまったく感じませんでしたが、冷めるにつれてちょっとだけ出てくるみたいです。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。
甘みはややひかえめです。
かなり弱いですが、弱めなりに厚みがあることがわかります。
それにちょっとだけべとつくみたいです。
やや濃醇で枯れちょいスースッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
枯れている感じが最初に来て、粗さも少し感じました。
でも米のうまみもあって、けっしてスカスカではありませんでした。
それでいてキレがよく、透明感があったのは、きっとアル添の効果でしょうね。
これはあくまでも私の推測ですが、特定名称酒のアル添量には制限がありますが、このお酒にはその上限に近いくらい添加されているのかもね。
純米至上主義・アル添排斥主義の御仁には論外の味わいかもしれませんが、私はいけると思いました。
★☆★ 【 予 告 】 ☆★☆
(♪ド・ミ・ソ・ド♪)
先週末は、出かけておりました。
ショッカーのポスターが寂しくたなびく商店街を訪問したり、
真ん中に銅像が鎮座ましますロータリーに出くわしたり、
老朽化で床がベコベコな橋を恐るおそる渡ったり、
日本で唯一ここだけ!という神社を参拝したり、
極彩色に塗られた仏様が安置されている祠をいくつも眺めたり、
電車の車窓からお城を眺めたりしておりました。
もちろん、おいしいものもたくさんいただきましたよ!
その顛末は、来週末に報告させていただく予定です。
【お酒】1934.常きげん カップ [17.石川県の酒]
製造者 鹿野酒造株式会社
石川県加賀市八日市町イ6
アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合65%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)
“常きげん”のカップ酒
酒銘の由来については、文献に以下の記述がありました。
「 銘柄は「常きげん」だが、創業の頃は「紅葉正宗」としていた。改名の経緯が、そのまま蔵元の家風を偲ばせ、現当主の人柄もうなずける。「文政二年(一八一九)に初代の重右衛門が始めたのですが、稲作や茶も栽培して裕福な地主でした。酒造りもその恩返しの気持ちだったようで、四代目の重作は俳句も作る風流人でした」
人望の厚い優雅な家系だったらしく、四代目の時に大豊作があり、鹿野家が唱えた豊作祝いの席上で重作宗匠は数句をひねり、披露した。
“八重菊や酒もほどよし常きげん”
“諸人の花見もどりや常きげん”
居合わせた人々が拍手喝采して誉めそやしたのがこの二句で、常きげんは上機嫌にも通ずる。以後、酒名は当然「常きげん」に変わり、今日に至っている。」(※1)
そんな“常きげん”。
少人数での丁寧な造りとともに、水にもこだわっていらっしゃるのだそうです。
「鹿野酒造がある八日市町は昔から霊峰白山山系の伏流水に恵まれ、浄土真宗の蓮如上人が訪れて杖を地に突きさしたら水が湧き出たとの伝説に基づく名水「白水(はくすい)の井戸」から引く仕込み水を使っています。」(※2)
そんなこの“常きげん”ですが、精米歩合の表示はあったものの、特定名称は表示されておりませんでした。
本醸造などの特定名称酒は特定名称を“表示”してこそ特定名称酒たるわけですから、それがないということは普通酒として扱わざるを得ません。
それ故に普通酒と判断し、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は深みのある金色でしたが、透き通ってはおりませんでした。
燗をつけると、枯れた香りがかすかに、そして甘い香りもかすかに、それぞれ立ってまりました。
うまみは濃いめです。
意外にも米のうまみが最初に来て、幅を感じます。
熟成感はあるものの、角や粗さをまったく感じません。
酒臭さ(ほめ言葉です)もそれらに続くみたいです。
しかも苦みや雑味はゼロですね。
それにキレがとてもよいですよ。
酸味はややひかえめです。
すっぱさはわかるが弱めです。
でも、冷めるにつれて徐々に出てくるみたいです。
スースー感はちょっとだけで、ピリピリ感はありません。
甘みは、うーん。
ちょいはっきりかな?
厚みを感じるものの、べとついた感じはまったくありません。
濃醇枯すっきり旨口のおいしいお酒でした。
枯れているものの角や粗さがゼロで、しかも米のうまみしっかりでした。
さらに雑味がゼロで、キレがよくて後味スッキリで、重さやクセを全く感じませんでした。
甘みもコクを添える程度に効いていて、しつこさを感じませんでした。
これさ、かなりうまいんじゃないの!
菊姫で杜氏を長年務められた農口尚彦さんは菊姫を退職したのちに鹿野酒造さんにいたこともあったみたいですが、それ故か、菊姫の菊カップに味わいが似ているようにも思いました。
でも、こっちのほうがより一層洗練されているように感じました。
今日はいつもの“さんまざく(さんま蒲焼缶とキュウリとの酢の物)”と合わせましたが、バッチリでした。
(※1)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.112(1996.7 能登印刷出版部)
(※2)石川県酒造組合連合会監修 北國新聞社出版局編集『石川の地酒はうまい。』p.150(2016.6 北國新聞社)
★☆★☆★☆★☆
お 知 ら せ
(♪ド・ミ・ソ・ド♪)
明日3月11日(木)の夜から14日(日)にかけて、
出かけてまいります。
それ故に、
次回の更新は、3/16(火)を予定しております。
もちろん、新型コロナウィルスを蔓延させないためにPCR検査を受け、
“低リスク”の評価を受けておりますよ。
(人間としては“低レベル”だけれどな。)
でもでもでも!
オイラがせっかく休暇をとって出かけるのに、
そういう日に限って雨が降るんだとよ。
果たしてどうなることやら。
雨に降られてずぶぬれになるのか?
すべってころんで、集めた酒がガラガラガッシャ~ン?
それとも、雷に撃たれてあの世行きか?
乞う、ご期待!
え?
どこへ行くのかって?
ごきげんよう!
(友情出演)