【お酒】174.超特撰 黒松白鹿 特別純米 山田錦 180ml

辰馬本家酒造株式会社
兵庫県西宮市建石町2番10号

アルコール分 14度以上15度未満
原材料名 米（国産）、米こうじ（国産米）
兵庫県産米山田錦100%
精米歩合 70%
180ml詰
（以上、ラベルより転記）


辰馬本家酒造さんのお酒は、かつて特撰 黒松白鹿 黒松 純米 もち四段仕込と、上撰 黒松白鹿 クラシックス 本醸造生酒とをいただいております。
（白鹿は、長い名前ばっかりだな。）

今日いただくお酒は、これら二つを凌ぐ“超特撰”、それも“特別純米酒”です。

特別純米酒を名乗ることができる基準は、特別本醸造の基準と同じです(※1)。

すなわち、以下のⅠまたはⅡのいずれかに該当する純米酒については、特別純米酒の名称を名乗ることができます。

Ⅰ：原料や製造方法をもって香味や色が特に良好であることを説明表示できる純米酒
　（たとえば、酒造好適米100%使用の表示があるものや、生酛造りの表示があるものなど）
（追記：「使用原材料、製造方法その他の客観的事項」とは、精米歩合が60％以下である場合のほか、醸造用玄米の使用割合（表示基準5の1に規定する使用割合をいう。）が50％を超える場合等消費者が容易に理解できる事項をいうものとする。この場合、精米歩合又は醸造用玄米の品種名及び使用割合等を併せて表示しなければならないものであるから留意する。(※2)）


Ⅱ：精米歩合が60%以下である純米酒


では、このお酒はいったいⅠ・Ⅱのどちらに該当するのでしょうか？



ラベルにあるとおり、このお酒の精米歩合は70%ですので、Ⅱの基準には該当しません。

しかし、“兵庫県産米山田錦100%”と、酒造好適米の最高峰である山田錦を全量使用していることで、香味や色が特に良好であることを説明表示できていると言えることから、特別純米酒のⅠの基準を満たしているということだと思います。



では、山田錦100%使用の特別純米酒を、今日もぬる燗でいただきます。


一口いただくと、うまみを感じ、それと共に酸味と甘みとを感じます。

うまみは淡いですが、けっこうしっかりしています。
まろやかで、雑味や角のない、まろやかなうまみです。
それに、酒臭くもありません。

酸味はスッキリしていて、さわやかで軽快な感じです。
刺激やピリピリ感はありません。
辛さもありません。

甘みがややはっきりしています。
くどくはなくて、やわらかな甘みです。
この甘みは、かつていただいた辰馬本家酒造さんのお酒でも感じました。
これが辰馬本家酒造さんのお酒の特徴なのでしょうか。


まろやかなうまみと、さわやかな酸味、そして白鹿らしい甘みとのバランスがちょうどよい、やや淡麗でやや甘口のおいしいお酒でした。
辛くもなく、クセや雑味もなくて、やさしい感じのお酒でした。
とても飲みやすいと思います。
これが、山田錦の実力なのでしょうか。


(※1)清酒の製法品質表示基準（平成元年国税庁告示第8号）2(3)
(※2)酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第86条の6　酒類の表示の基準2(2)ヌ(イ)

酒くさコメント 4

おはようございます！
山田錦は飲んだことありますが・・・
「超特撰」　記事を拝見して是非いただいてみたくなりました。
リカー〇ウンテンで探してみます(^^)v
by ちゅんちゅんちゅん (2014-03-19 05:53) 

こんにちは！
これは有名どころですね！
これなら名前も忘れないし(^-^;)
関西のお酒ですし、近くでも
見つけやすいかもしれません。
見つけたら買って、飲んでみます！
by あとりえＳＡＫＡＮＡ (2014-03-19 11:19) 

ちゅんちゅんちゅんさん、コメントありがとうございます。
白鹿くらい大手のお酒でしたら、きっと見つかると思います。
by skekhtehuacso (2014-03-19 22:17) 

あとりえＳＡＫＡＮＡさん、コメントありがとうございます。
西宮の白鹿クラシックスへ行けば、必ず売っています。
酒造博物館や美術館もありますし、それにオサレなレストランもあります。
奈良からでしたら、なんば線経由で一本で行けますよ。
by skekhtehuacso (2014-03-19 22:19)