【お酒】727.秩父錦 カップ 200ml [11.埼玉県の酒]
株式会社矢尾本店
埼玉県秩父市別所字久保ノ入1432番地
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分:14度以上15度未満
200ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)
矢尾本店さんのお酒は、かつて秩父錦の特別純米酒アルミ缶と、糖類添加の秩父錦金印カップとをいただいております。
今日いただくこのお酒もまた、残念ながら糖類添加(酸味料添加なし)の三増酒でした。
前回頂いた金印カップと比べると、こちらのほうがアルコール度数を低く設定しているみたいです。
ということは、こちらのほうが金印カップよりも
こちらが200ml詰なのは、そのせいでしょうか。
となると、金印カップの味を参考にすれば、どんな味かはだいたい予想がつきます。
それでもおいしいお酒であってほしいとの一縷の望みを抱きつつ、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、金印カップと同じくらいでした。
ああ。
やっぱり甘みがはっきりしています。
ですが、糖添酒にありがちなとろみのような舌触りはそれほどでもないみたいです。
うまみは淡めです。
酒臭さはなく、むしろ苦みがはっきりしています。
酸味ははっきりしています。
スースーした感じと、すっぱさとがあります。
淡麗苦甘口のお酒でした。
以上です、編集長。
【お酒】712.鏡山 純米酒 川越 カップ [11.埼玉県の酒]
小江戸鏡山酒造株式会社
埼玉県川越市仲町10ノ13
原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)
精米歩合 60%
アルコール分 15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
小江戸鏡山酒造さんのお酒は、かつて普通酒の時の鐘カップと、鏡山の純米吟醸300mlとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、純米酒のカップ酒です。
ラベルに使用されている絵柄は、川越市のキャラクター“ときも”のようです。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色ははっきりしています。
写真からはわかりづらいですが、ちょっとだけ茶色っぽくも見えます。
うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じるものの、むしろ熟成感(?)というか、枯れたような風味が強いように思います。
しかしキレはよく、スッと引いていきます。
酸味ははっきりしています。
すっぱさとさわやかさとを感じます。
それに、燗が冷めるにつれて、ピリピリ感が出てきました。
甘みはほとんど感じません。
やや濃醇で辛口のお酒でした。
枯れたような風味がクセのように感じるかもしれません。
しかし、甘みが少ないせいかドライな口当たりになっていますので、その分飲みやすさが出ていると思います。
ちょいピリはアクセントでしょうか。
【お酒】707.川越城 上撰 カップ [11.埼玉県の酒]
麻原酒造株式会社
埼玉県入間郡毛呂山町大字毛呂本郷94
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
昨日いただいた琵琶のさ々浪 毛呂美酒 もろみカップに引き続き、今日も麻原酒造さんのお酒をいただきます。
麻原酒造さんのお酒は、このほかにかつて琵琶のさ々浪の純米生原酒カップをいただいております。
このお酒ですが、上撰の表示はあるものの、品質表示は毛呂美酒もろみカップと同じです。
もしかして、毛呂美酒もろみカップと同じお酒なのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、毛呂美酒もろみカップと同じくらいでした。
うまみはこれも濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみに、熟成感を少し感じます。
それでいてキレはよく、スッと引いていきます。
苦みや雑味はありません。
酸味はやっぱりはっきりしています。
すっぱさがはっきりしているものの、角のないすっぱさです。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはちょっとはっきりしています。
さらっとした甘みです。
濃醇旨口のお酒でした。
なんとなくではありますが、毛呂美酒もろみカップよりも甘みがちょっとひかえめなような気がします。
ですが、もしかしたら単なる個体差で、同じお酒なのかもしれません。
(オマエの舌がおかしいせいかもしれません。)
飲み比べてみたほうがよかったかも。
【お酒】706.琵琶のさ々浪 毛呂美酒 もろみカップ [11.埼玉県の酒]
麻原酒造株式会社
埼玉県入間郡毛呂山町大字毛呂本郷94
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
麻原酒造さんのお酒は、かつて琵琶のさ々浪の純米生原酒カップをいただいております。
品質表示から判断するに、今日いただくこのお酒は普通酒です。
このお酒ですが、製造年月とともに、“蔵出日”としてその年月を表示していました。
製造年月は「当該清酒を販売する目的をもって容器に充てんし密封した時期」です(※1)。
ということは、蔵出日は「製造場から移出した時期」(※1)のことを指しているのでしょう。
話のネタも尽きたことですので、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ややはっきりしています。
燗をつけると、お酒の甘い香りがフワッと漂って着ましたよ。
うまみは濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが口の中に広がります。
それでいてキレはよく、スッと引いていきます。
また、熟成感もちょっとあるみたいです。
苦みや雑味はありません。
酸味はけっこうはっきりしています。
すっぱさが豊かですが、すっぱさに角はありません。
刺激やピリピリ感もないみたいです。
甘みはややはっきりしています。
しかし、決してベトつかない、さらっとした甘みです。
酒臭い(←あくまでもほめ言葉です)うまみと酸味とが豊かで、甘みがコクとまろやかさを添える、濃醇旨口のおいしいお酒でした。
飲みごたえのある味わいですが、雑味がなくて口当たりはスッキリしています。
これはなかなかいけると思います。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)3(2)
【お酒】700.天覧山 カップ [11.埼玉県の酒]
五十嵐酒造株式会社
埼玉県飯能市大字川寺667
アルコール分 15度
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、フタより転記)
五十嵐酒造さんのお酒は、かつて天覧山の特撰180ml瓶(本醸造か?)をいただいております。
今日いただくこのお酒は、普通酒です。
特撰とのちがいを確かめることを念頭におきながら、じっくりといただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、それほどはっきりしてはいませんでした。
うまみは淡めです。
でも、淡いなりにしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをほんのりと感じます。
キレはそれほどないみたいです。
それに、苦みをわずかに感じます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさがメインですが、角はない酸味です。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはわずかにあるみたいです。
べとついた感じは全くありません。
淡いなりにはっきりしたうまみに、酸味と苦みとが味を引き締める、淡麗旨口のおいしいお酒でした。
特撰よりも、淡くてすっきりした味わいでした。
でも、物足りなさはないですね。
どちらを好むかは、意見の分かれるところではないでしょうか。
【お酒】699.菊泉 本醸造 ふっかちゃんカップ [11.埼玉県の酒]
滝澤酒造株式会社
埼玉県深谷市田所町9-20
アルコール分:15度
精米歩合;麹米65% 掛米70%
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、フタより転記)
埼玉県深谷市のイメージキャラクター“ふっかちゃん”をラベルにいただくお酒です。
当然ながら、この角は、深谷市の名産である深谷ネギでしょう。
お酒がネギ臭くないことを願いつつ、さっさといただいてみたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、淡めでした。
うまみはちょっと濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも少し感じます。
それでいてキレがよく、口の中でパッと広がってスッと引いていきます。
苦みや雑味はないみたいです。
酸味ははっきりしています。
スーッとさわやかな酸味が豊かです。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
ちょっとべとついた感じもしますが、クドさはないみたいです。
キレがよくて酸味がさわやかな、やや濃醇で旨やや甘口のおいしいお酒でした。
うまみはしっかりしているもののキレがよく、さっぱりした味わいに仕上がっています。
雑味のなさと酸味のさわやかさとも、さっぱりさに影響を与えているみたいです。
それでいて甘みがあるので、それがコクを補っているように感じました。
なかなかの味わいではないでしょうか。
あ、それから、ネギ臭さはありませんでした。
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2018/02/23
また飲んでみました。
【お酒】694.日高 かわせみの里 300ml [11.埼玉県の酒]
長澤酒造株式会社
埼玉県日高市北平沢335
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
精米歩合 65%
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
このお酒について、ネット上では、日高市の市制施行を記念して造られた酒である旨の情報がありました。
しかし、それが正確かどうかを確認することは出来ませんでした。
ラベルには、“特撰本醸造”である旨の表示があります。
特撰本醸造という特定名称はありません。
特別本醸造のことかとも思ったのですが、品質表示を見る限り特別本醸造の基準には該当しておりませんでした。
この“特撰本醸造”である旨の表示って、ルール違反(※1)ではないのでしょうか?
このお酒について、文献には「本醸造に吟醸酒をブレンドしたかわせみの里もある。」との記述がありました(※2)。
本醸造に吟醸酒をブレンドして販売することは制度として認められており、その際に吟醸酒ではなくて本醸造の特定名称を名乗ればよいだけです(※3)。
しかし、ラベルのどこを見ても、吟醸酒をブレンドした旨の表示はありません(混和した旨の表示は義務ではないので、表示がなくても問題はないと思います)。
それに、蔵元さんはWebsiteを開設していらっしゃらないみたいですので、上記文献の記述の当否を確認することはできませんでした。
もし吟醸酒をブレンドしているのであれば、口当たりのよいお酒に仕上がっているのではないかと推察し得ると思います。
そういうお酒は、きっと冷やして飲むことを前提につくられているのではないでしょうか。
ということで、本醸造ではありますが、今日は冷やしていただくことにいたします。
お酒の色は、無色でした。
口に含むと、かすかにではありますが、フルーティーな風味を感じます。
うまみは淡めです。
酒臭さはなくて、やわらかいうまみをちょっと感じた後で、パッと消えていきます。
苦みや雑味はありません。
酸味ははっきりしています。
さわやかさがはっきりしていて、すっぱさもちょっと感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはひかえめですが、ほんのりと感じます。
べとついた感じはなく、さらっとしています。
淡くてさわやかな、淡麗爽快なお酒でした。
飲み応えは全くないですが、酸味のさわやかさを味わうことができると思います。
それでいて、雑味がなくてきれいな味わいなので、スッと入っていきます。
これは冷酒でいただいて正解でした。
夏の暑い日にいただけばおいしいのではないでしょうか。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)6(3)
(※2)津波克明『ぶらり地酒紀行-関東の酒蔵御案内』p.68(1996.5 けやき出版)
(※3)酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第86条の6 酒類の表示の基準 2(2)イ(二)A
【お酒】686.秩父錦 金印 カップ [11.埼玉県の酒]
株式会社矢尾本店
埼玉県秩父市別所字久保ノ入1432番地
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分:15度以上16度未満
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)
矢尾本店さんのお酒は、かつて秩父錦の特別純米酒アルミ缶をいただいております。
今日いただくこのお酒は普通酒ですが、残念ながら糖類添加(酸味料添加なし)の三増酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほどんどわからないくらいでした。
ああ、甘いわ。
甘みがかなりはっきりしています。
ですが、糖添酒にありがちなとろみのような舌触りはそれほどでもないみたいです。
うまみは淡めです。
というか、かなり薄いように思います。
苦みや雑味はないみたいです。
酸味はややはっきりしていました。
すっぱさを感じました。
刺激やピリピリ感はありませんでした。
きれいな味わいで、甘みがはっきりした、淡麗甘口のお酒でした。
うまみが淡いせいか、雑味がなくてきれいな味わいでした。
酸味がほどよくあるものの、この甘みは私にとっては苦手でした。
【お酒】685.天覧山 特選 180ml [11.埼玉県の酒]
五十嵐酒造株式会社
埼玉県飯能市大字川寺667-1
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
精米歩合65%
内容量 180ml詰
(以上、ラベルより転記)
酒銘について、文献では「酒名の「天覧山」は、飯能市街の西に峰をもたげる天覧山に由来する。」(※1)と紹介していました。
また、このことについて蔵元さんのWebsiteによれば、「明治15年に、明治天皇が羅漢山に登り、近衛兵の大演習を閲兵されました。それ以後、羅漢山を天覧山と呼ぶようになり、この山の名を酒名にしました。 」とありました。
閲兵できるほどの山ということは、きっと小高い丘ぐらいの高さではないでしょうか。
と思って調べてみたところ、やはり200mにも満たない山でした。
それでも、聖上が閲兵なさった場所なのですから、戦前はきっと聖地として崇められたのでしょう。
そんな山の名をいただくこのお酒ですが、蔵元さんのオンラインショップサイトでは本醸造として紹介されていました。
しかし、このお酒のラベルには、本醸造である旨の表示どころか、特選との表示すらありません。
本醸造であろうがなかろうが、あるいは特撰だろうが佳撰だろうが、おいしければいいんですよ。
おいしいお酒であることを願いつつ、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、けっこうはっきりしていました。
うまみは濃くはないですが、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)だけでなく、やわらかさも感じます。
ほんのわずかですが、香ばしさも感じました。
しかし、苦みや雑味はないですね。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさとともに、さわやかさをほどよく感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
さらっとしていて、決して表に出てこないあまみです。
これがコクに影響を与えていると思います。
全体的に味のバランスがよい、旨口のおいしいお酒でした。
しっかりしているものの、整った感じのする味わいだと思います。
特選を名乗るにふさわしいお酒ではないでしょうか。
(※1)津波克明『ぶらり地酒紀行-関東の酒蔵御案内』p.65(1996.5 けやき出版)
【お酒】684.武甲正宗 純米酒 生酒 カップ [11.埼玉県の酒]
武甲酒造株式会社
埼玉県秩父市宮側町21番27号
原材料名 米(国産)米麹(国産米)
アルコール分 14度
精米歩合 60%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
武甲酒造さんのお酒は、かつて糖添普通酒の武甲カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、純米酒の生酒です。
生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
すみません、色はわかりませんでした。
ほんのわずかですが、吟醸香のような香りがありました。
また、生酒のフレッシュな風味も感じましたが、それほど強くはありませんでした。
うまみはやや淡めです。
酒臭さはなくて、やわらかいうまみを感じます。
苦みや雑味はありませんね。
酸味はややひかえめです。
すっぱさはなくて、さわやかさを少し感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはどちらかというとひかえめですが、わずかに感じます。
でも、べとついた感じは全くありません。
全体として淡めで、口当たりのよい、やや淡麗で爽快旨口のおいしいお酒でした。
暑い日にはピッタリではないかと思います。