【お酒】1244.関乃井 上撰 カップ [02.青森県の酒]
有限会社関乃井酒造
青森県むつ市柳町1の5の15
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類
内容量 180ml
アルコール分15度以上16度未満
(以上、カップの印刷事項とフタとより転記)
「 下北半島むつ市にある関乃井酒造は、本州最北端にある酒蔵。本州のてっぺん、今はもう下北半島にたった一軒の酒蔵。」(※1)
そんな関乃井酒造さんのこのお酒ですが、上撰の小印が付けられてはいるものの、まことに残念ながら糖類添加の三増酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、わかりにくいかもしれませんが、透明感があるものの少し茶色がかっているようでした。
うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じます。
ですがそれよりも、苦みと渋みとが少しはっきりしているようです。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少しと、アルコール由来と思われるさわやかさを少し感じます。
それに、ちょっとピリッと感じます。
甘みはややはっきりしています。
とろみのような舌触りはありますが、べとついた感じはしないみたいです。
苦みと渋みとがほどよく効いてキレのよい、ちょい苦ちょい渋ちょいピリやや甘口のお酒でした。
糖類添加の三増酒ではあるものの、甘みにクドさはないですね。
アル添が多めのように感じましたが、それも苦みや渋みの軽減とキレのよさとにうまく作用しているのではないかと感じました。
このちょい苦ちょい渋の味わいから推察するに、もしかしたらこのお酒は海のものと合わせることのみを考慮して造られているのではないでしょうか。
(※1)ノースプラットフォーム編集『青森県の地酒』p.56(2004.7 白神書院)
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