SSブログ

【お酒】52.聖泉(セイセン) 純米 カップ [12.千葉県の酒]

101.JPG
和蔵酒造株式会社
千葉県富津市竹岡1番地

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合62%
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)

房総半島南部の、浦賀水道(東京湾の南にある、房総半島と三浦半島とに挟まれた海峡)に面した地域を、内房(うちぼう)といいます。
このお酒の蔵元は、内房の、それも海に近い場所にあります。

房総半島の南部には、標高こそ300~400m台と低いのですが、鹿野山、愛宕山、清澄山、鋸山などの山々があって、“上総丘陵・安房丘陵”を形成しています。
この丘陵が半島南部の面積の多くを占めており、平地は海岸付近と河川の流域とにあるくらいです。
そんな地形のせいか、丘陵で降った雨が地面に浸透して地下水となり、それが低い平地で湧き出しているところがけっこうあります。
そして、その湧き水を利用してお酒を造っていらっしゃる蔵元さんが、少なからずあるのです。

この蔵元さんも、仕込み水に使う井戸が敷地内にあるようで、「ここの深井戸の水(泉)は、鋸山地層の水が流下したもので、味と量に恵まれている」とのこと。
そして、今日いただいたお酒も「酒の名前は、この井戸“聖泉"からという。」のだそうです(※1)。

それでは、このお水で造られたお酒を、今日もぬる燗でいただきます。
その前に、このお酒、いい色をしています。
色を見るだけでもおいしそうです。
102.JPG

まず、ほんのりとした甘みを感じました。
決してべたつかない、自然な甘みです。
うまみも濃いようです。
しかし、グッとくるものではなく、まろやかなうまみです。
酸味は弱めで、少し感じる程度です。
アルコールの香りはわずかです。

やさしい甘みとまろやかなうまみとで仕上げられた、濃醇旨口のおいしいお酒でした。

千葉県では、比較的小規模の蔵元さんが県内のほぼ全域に点在しています。
カップ酒の種類もけっこうあるようですので、どんどん探して、いただいていきたいと思います。
(ただし糖類添加の三増酒は避けさせていただきます。)

(※1)う沢喜久雄『房総酒蔵めぐり』p.22~23(2005.8 崙書房出版)
あ~酒臭かった!(25)  酒くさコメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

あ~酒臭かった! 25

酒くさコメント 2

ちゅんちゅんちゅん

おはようございます!
金色ですね~☆
これは美味しいでしょうね~☆☆
洋のおつまみとも相性良さそうです☆☆☆
by ちゅんちゅんちゅん (2013-10-25 06:49) 

skekhtehuacso

ちゅんちゅんちゅんさん、早朝からコメントありがとうございます。
この色は、お酒本来の色だと思います。
本来、お酒はお米や麹の影響で黄色く色づくものです
市販のお酒の多くが透明なのは、活性炭で脱色しているからです。
もっとも、光に当たって劣化して、黄色く着色することもありますが、この場合は味が変わってしまいます。
by skekhtehuacso (2013-10-25 22:07) 

酒くさコメント、書いちゃう!

お名前:[必須]
URL:
酒くさコメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0