【お酒】106.福寿 神戸カップ [28.兵庫県の酒]
株式会社神戸酒心館
神戸市東灘区御影塚町一丁目8番17号
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
容量180ml
(以上、カップの印刷事項から転記)
灘五郷の一つ、御影郷にある蔵元のお酒です。
ここの蔵元さんでは、お酒を凍らせた“凍結酒”なるものを販売しています。
かつていただいたことがあったのですが、シャーベット状で冷たいので口当たりもよいのかと思っていたら、かなり飲み応えのある、あ、いや食べ応えのある、ガツンと来る味でした。
このカップ酒は、デザインがしゃれています。
その中に、震災に関連したメッセージが書かれています。
私には震災のことを語る資格はありませんが、こういうメッセージを読むと、神戸のみなさんが並々ならぬ苦労を乗り越えて今日の神戸を作り上げてこられたことに対する敬服の気持ちがこみ上げてきます。
そんな神戸のカップ酒を、今日もぬる燗でいただきます。
アルコールの香りとともに、酸味とうまみ、そして甘みを感じます。
酸味はちょっと目立ちますが、刺激のないやわらかい酸味です。
お酒の味を引き締めています。
うまみもやわらかくて、スッキリしています。
酒臭くはなくて、辛口の吟醸酒のようなうまみです。
甘みはほんのり感じます。
べとつかない、さらっとした淡い甘みです。
酸味とうまみ、甘みのバランスがよい、淡麗やや辛口のお酒でした。
このバランスは、丁寧に造られているからこそ出せるのだと思います。
もしかしたら、冷や(常温)か、あるいはつめたく冷やしていただいたほうが、酸味が目立たなくてもっとおいしかったかもしれません。
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