とうとう飲んでシマッタ?の記 [断酒]
もう11月だというのに、まだまた日差しが強くて蒸し暑さが残る週末。
その日はどうしても都内まで出かけて用事を済ませなければならなかった。
さっさと用事を済ませ、最寄り駅へ戻る途中、アーケードのある商店街を発見。
地図を見るとやや遠回りだが駅へ抜けられるようだったので、その商店街を歩いて行ったのでした。
アーケードのおかげで日差しは防げるものの、蒸し暑さまでは避けられない。
それでも商店街にある様々なお店の店先を眺めているうちに、蒸し暑さは幾分忘れることができました。
ところが、とある店の前に立ったとたん、汗が吹き返し、急に喉が渇いてしまった。
その店は、角打(かくうち)。
角打とは、店先で店の商品を飲むことができる酒屋さん。
中を覘くと、数人がカウンターの前に立って涼し気な顔をしながら、缶ビールや缶チューハイをおいしそうにゴクゴクと飲んでいらっしゃるじゃあ~りませんか!
もちろん、私は断酒中!
それ故、入るのはやめておこうと自分に言い聞かせ、立ち去ろうとしたのでした。
その時!
店の入り口にあったガラス製の冷蔵ケースが私の目にチラリ。
その中にはなんと、菊正宗の樽酒カップが並んでいるじゃあ~りませんか!
(写真はイメージです。)
「冷えたキクマサ樽酒、まちがいなくおいしいだろうなぁ!」
「飲めばきっと、蒸し暑さなんてふっとんでしまうだろうなぁ。!」
「ああ、飲みたいなぁ!」
断酒宣言をしてから一か月以上飲酒を我慢しているワタクシ。
この時、そろそろちょっとだけ飲んでもいいじゃないか!と、心の隅で思ってしまった。
でもオイラの断酒は脂肪肝を治すためでもあるので、そう簡単に飲み始めては治るものも治らない。
でも、
でも、
でも、
「キクマサ樽酒を一個だけ!」
「これ一個だけ飲んで、またやめればいい。」
そう思うや否や、ガラスの扉を横に引いて店の中に入ってしまったのでした。
「いらっしゃい。」
店番のおばさんが私に声をかけた。
「今日は蒸し暑いねぇ。」
「こういう日は飲みたくなるわよね。」
おばさんの口上のせいで、我慢は限界を超えた。
商売上手だこと。
私はカウンターに荷物を置いて自分の立ち位置を確保したのち、件 の冷蔵ケースへ向かった。
その扉を左手で開けて、右手でキクマサ樽酒を取り出した。
キクマサ樽酒はかなり冷えていて、取り出した右手に冷気をヒンヤリと感じる。
カウンターの上へ置くと、あっという間に結露をまとってしまったほどだった。
「230円です。」
おばさんにそう言われ、カバンから財布を取り出してお金を払った。
お金を払ってしまえば、もうこっちのもの!
フタを開けると、アルコールの香りとともに、樽酒特有の木香(樽の香り)がふわりと漂う。
もう飲むしかない、後戻りはできない。
「いただきます。」
そう心のなかで呟いて、一口。
水とは異なる、かすかなとろみを舌先で感じる。
そのあと、辛口でキリッと引き締まった米のうまみが舌の上にパッと広がる。
それを飲み込むと、馥郁たる木香とともに、酵母由来と思われる穏やかな香りが鼻へと抜けていく。
「ああ、うまいなぁ!」
「キクマサ樽酒って、こんなにうまかったんだ!」
二口目はゴクゴクと行けてしまい、一気に飲み干してしまいました。
心の底から満足したワタクシ。
こうして再び、深い眠りについたのでした。
( ˘ω˘ )zzz...
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
これは昨晩、ワタクシが見た夢です。
夢の中で酒を飲んで、大満足してやがる。
しかも味まではっきりと覚えている。
断酒してからは悪夢を見なくなったどころか、夢を見たとしてもすぐに忘れてしまうようなどうでもいい内容のものばかりでした。
それなのに、この夢だけははっきりと覚えている。
それはきっと、オイラの体が酒を欲しがっているからだろう。
これこそが、この後にめくるめく続く禁断症状の始まりなんだろうな。
あーあ、おそろしや。
その日はどうしても都内まで出かけて用事を済ませなければならなかった。
さっさと用事を済ませ、最寄り駅へ戻る途中、アーケードのある商店街を発見。
地図を見るとやや遠回りだが駅へ抜けられるようだったので、その商店街を歩いて行ったのでした。
アーケードのおかげで日差しは防げるものの、蒸し暑さまでは避けられない。
それでも商店街にある様々なお店の店先を眺めているうちに、蒸し暑さは幾分忘れることができました。
ところが、とある店の前に立ったとたん、汗が吹き返し、急に喉が渇いてしまった。
その店は、角打(かくうち)。
角打とは、店先で店の商品を飲むことができる酒屋さん。
中を覘くと、数人がカウンターの前に立って涼し気な顔をしながら、缶ビールや缶チューハイをおいしそうにゴクゴクと飲んでいらっしゃるじゃあ~りませんか!
もちろん、私は断酒中!
それ故、入るのはやめておこうと自分に言い聞かせ、立ち去ろうとしたのでした。
その時!
店の入り口にあったガラス製の冷蔵ケースが私の目にチラリ。
その中にはなんと、菊正宗の樽酒カップが並んでいるじゃあ~りませんか!
(写真はイメージです。)
「冷えたキクマサ樽酒、まちがいなくおいしいだろうなぁ!」
「飲めばきっと、蒸し暑さなんてふっとんでしまうだろうなぁ。!」
「ああ、飲みたいなぁ!」
断酒宣言をしてから一か月以上飲酒を我慢しているワタクシ。
この時、そろそろちょっとだけ飲んでもいいじゃないか!と、心の隅で思ってしまった。
でもオイラの断酒は脂肪肝を治すためでもあるので、そう簡単に飲み始めては治るものも治らない。
でも、
でも、
でも、
「キクマサ樽酒を一個だけ!」
「これ一個だけ飲んで、またやめればいい。」
そう思うや否や、ガラスの扉を横に引いて店の中に入ってしまったのでした。
「いらっしゃい。」
店番のおばさんが私に声をかけた。
「今日は蒸し暑いねぇ。」
「こういう日は飲みたくなるわよね。」
おばさんの口上のせいで、我慢は限界を超えた。
商売上手だこと。
私はカウンターに荷物を置いて自分の立ち位置を確保したのち、
その扉を左手で開けて、右手でキクマサ樽酒を取り出した。
キクマサ樽酒はかなり冷えていて、取り出した右手に冷気をヒンヤリと感じる。
カウンターの上へ置くと、あっという間に結露をまとってしまったほどだった。
「230円です。」
おばさんにそう言われ、カバンから財布を取り出してお金を払った。
お金を払ってしまえば、もうこっちのもの!
フタを開けると、アルコールの香りとともに、樽酒特有の木香(樽の香り)がふわりと漂う。
もう飲むしかない、後戻りはできない。
「いただきます。」
そう心のなかで呟いて、一口。
水とは異なる、かすかなとろみを舌先で感じる。
そのあと、辛口でキリッと引き締まった米のうまみが舌の上にパッと広がる。
それを飲み込むと、馥郁たる木香とともに、酵母由来と思われる穏やかな香りが鼻へと抜けていく。
「ああ、うまいなぁ!」
「キクマサ樽酒って、こんなにうまかったんだ!」
二口目はゴクゴクと行けてしまい、一気に飲み干してしまいました。
心の底から満足したワタクシ。
こうして再び、深い眠りについたのでした。
( ˘ω˘ )zzz...
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
これは昨晩、ワタクシが見た夢です。
夢の中で酒を飲んで、大満足してやがる。
しかも味まではっきりと覚えている。
断酒してからは悪夢を見なくなったどころか、夢を見たとしてもすぐに忘れてしまうようなどうでもいい内容のものばかりでした。
それなのに、この夢だけははっきりと覚えている。
それはきっと、オイラの体が酒を欲しがっているからだろう。
これこそが、この後にめくるめく続く禁断症状の始まりなんだろうな。
あーあ、おそろしや。
こんばんは。
10数年前、タバコをやめて半年から3年ぐらいは、
吸ってしまう夢をよく見たことを思い出します(汗)
お酒の方は、最近は平日禁酒をしてますが
麒麟山山水(お酒の元=天然水)で乗り越えてます。
by ライス (2022-11-07 20:54)
わっ ( *´艸`)
ほっ >^_^<
by ロコときどきキナコ (2022-11-07 21:38)
あぁ、夢だったんですねー(≧▽≦)
私、若い頃にダイエットしていた時、夢の中で「パイの実」を爆食いする夢を見た事があります(;・∀・)
「パイの実」、そこまで好きじゃないのに、どうしてだったんだろうー?
by Rinko (2022-11-08 07:57)
こんにちは。
夢で良かったですが、ストレスになっている感じなので・・・
何か代謝方法必要かもです!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2022-11-08 09:16)
夢にまで見るとは・・・、かつ、味も覚えているとは素晴らしい夢でしたね。これは神様が与えてくれたチャンスでは?ストレス解消に1回だけ・・・。
by newton (2022-11-08 15:18)
断酒の影響が色々出てそうですね。
拙者も脂肪肝でしたが-10kgダイエットで解消できました。
検診で「週2日の休肝日!」と言われ、一応今でもほぼ守っています。
by Rifle (2022-11-08 21:44)
夢だったんだ
無事断酒継続良かったです
そういえば自分も煙草をやめた後暫くは煙草を吸う夢を見ていたなぁ
確か”タバコやめたんだよなぁ”って悩みながら吸う夢^^;
by さる1号 (2022-11-09 05:29)
夢で香りもありありと再現していたのですね。
身体がお酒を欲しがっているんだろうな;;
by リュカ (2022-11-09 09:18)
ライスさん、夢に出てくるのは今回が初めてでしたが、つらいものがありますね。
本当は飲みたいのに、現実では飲めないつらさ。
麒麟山の水、うちの近所でも販売してくれないかな?
by skekhtehuacso (2022-11-09 20:16)
ロコときどきキナコさん、
夢ではおいしかったけれど、やっぱり起きているときに飲みたいですわ。
by skekhtehuacso (2022-11-09 20:17)
Rinkoさん、パイの実爆食いはすごいですね。
現実にやったら大変ですね。
by skekhtehuacso (2022-11-09 20:19)
Boss365さん、まちがいなくストレスでしょう。
他に発散方法があればよいのですけれど、今のところ見つかりません。
いかにこれまでの人生が酒浸りだったかよくわかります。
by skekhtehuacso (2022-11-09 20:21)
newtonさん、そう考えて一回だけ・・・。
といいつつ、一回で終わらせることはきっと不可能でしょう。
by skekhtehuacso (2022-11-09 20:22)
Rifleさん、来年の人間ドックまでは我慢して、その後は休肝日を設けて飲みたいと思います。
by skekhtehuacso (2022-11-09 20:23)
さる1号さん、私も夢の中で断酒中だと自分に言い聞かせたつもりだったのですが、やっぱり飲んでしまいました。
あー、こわ。
by skekhtehuacso (2022-11-09 20:24)
リュカさん、本当に味や香りまで感じたのでした。
不思議なものですわ。
まちがいなく禁断症状でしょう。
by skekhtehuacso (2022-11-09 20:25)
あ〜 夢かぁ〜 ドキドキしちゃった(>_<)
by のらん (2022-11-12 11:04)
のらんさん、
私も目覚めたとき、夢でよかったと思いました。
by skekhtehuacso (2022-11-12 18:31)