【お酒】1631.若鶴 辛口 玄 本醸造 カップ [16.富山県の酒]
若鶴酒造株式会社
富山県砺波市三郎丸208
180ml
アルコール分15.0度以上16.0度未満
精米歩合67%
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
(以上、フタより転記)
昨日いただいた辛口 玄 カップ(普通酒)、そしてこのブログの草創期にいただいた若鶴純米吟醸カップに引き続き、今日も若鶴酒造さんのお酒をいただきます。
今日いただくこのお酒は、本醸造でした。
本醸造ですので、部屋の冷房をフル稼働させてから、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、あれ?
普通酒よりも薄いかな。
うまみは濃くはないですね。
米のうまみが弱めながらにあって、それが広がらずに舌の上を突いてくるみたいです。
熟成感はかすかにあって、角がなくて穏やかです。
苦みは感じません。
キレはよく、透明感をちょっとだけ感じます。
酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さを感じます。
スースー感が少しあって、それにちょいピリですよ。
甘みはやっぱりひかえめです。
ほとんどわからないくらいです。
ちょいスーちょいピリ辛口のお酒でした。
普通酒とちがって米のうまみがわかり、かつ苦みがありませんでした。
でもうまみ自体が舌を突いてくるようですし、すっぱさやちょいピリ、かつ辛口であったことからかなり引き締まっていてドライな感じがいたしました。
ところで、国税庁の直近の調査結果(全国市販酒類調査結果 平成29年度調査分)によれば、富山県産一般酒の日本酒度(+:辛口/-:甘口)の平均値は+7.4と全国二位(一位は高知県:+7.9)で、新潟県(+7.3)を凌駕する値でした(参考資料① 一般酒の成分分析等結果(平均値・県別)より)。
特定名称酒では各別の調査結果が出されておりましたが(ここでは割愛します)、一般酒すなわち普通酒でこのような値が出るということは、富山県ではこういう辛口のお酒が好まれているのでしょうか?
そういえばこの辛口玄シリーズは、富山県で酒集めをした際に最も頻繁に見かけたカップ酒でした。
【お酒】1630.若鶴 辛口 玄 カップ [16.富山県の酒]
若鶴酒造株式会社
富山県砺波市三郎丸208
180ml
アルコール分14.0度以上15.0度未満
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
(以上、フタより転記)
若鶴酒造さんのお酒は、このブログの草創期に若鶴 純米吟醸カップをいただいております。
この若鶴純米吟醸カップは、東急東横店の地下にある酒コーナーで見つけたものでした。
当時は、仕事で出かけた先や休日に都内や近所を歩き回った際に見つけたお酒を紹介していくつもりでした。
ところが、今となっては“酒集め”と称して泊りがけで地方へ出かけて散財しまくる始末。
酒は身を滅ぼすと言いますが、まさにその通りですわ。
今日いただくこの“辛口 玄”は、普通酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、薄い金色でした。
うまみは濃くはないですね。
最初に熟成感が来ますが、角がなくて穏やかです。
米のうまみや酒臭さはほとんどわからないくらいですよ。
苦みがあって、弱めですが、冷めるにつれて鋭さが出てくるみたいです。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めですが、これも冷めるにつれて鋭さが出てきます。
それにちょっとピリッと感じます。
甘みはやっぱりひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。
ちょい苦ちょいすっぱちょいぴりスッキリ辛口のお酒でした。
熟成感があったことから淡麗とは言い難いものの、角やしつこさはありませんでした。
それにキレがよくて辛口で、米のうまみや酒臭さを感じなかったことから、ドライというか薄さを感じてしまいました。
そこへすっぱさと苦みとが弱めながらに働いて、さらに味を引き締めているようでした。
まさに辛口。
お酒の味そのものよりも、合わせる料理のために設計された味わいのように感じました。
これはきっと、富山の海で採れる魚と合うのではないでしょうか。
蔵元さんが蔵を置く砺波市には、海はありませんけれどね。
“さつま黒若潮 25度 200ml”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]
若潮酒造株式会社
鹿児島県志布志市志布志町安楽215番地
品目:本格焼酎
アルコール分25度
内容量 200ml
原材料名 さつまいも、米こうじ
(以上、ラベルより転記)
《初回記事はこちら。》
《焼酎》66.さつま黒若潮 25度 200ml【追記あり】
やっと梅雨があけたと思ったら、今度は毎日毎日暑い日が続きますね。
(友情出演)
そりゃ旦那!
こんな時は、芋焼酎の水割りで暑気払いでしょうよ!
ということで、今日は黒麹仕込みの“さつま黒若潮”を選びましたよ。
こう暑いとさ、やっぱり肉を食べなきゃ体がもたないね。
国産の豚ロース肉(とんかつ用)でございます。
そぎ切りにして、塩、コショウ、それにナツメグで下味をつけておきます。
一緒に炒める野菜はこちら。
フライパンにオリーブオイルをひいて、肉と野菜とを軽く炒めます。
ひととおり火が通ったら、いったん取り出します。
次にタレを作りますよ。
バター、トマトケチャップ、
ウスターソース、赤ワイン。
これらを肉と野菜とを焼いたフライパンに投入して煮詰めます。
煮詰まったら肉と野菜とをフライパンに戻して、タレに絡めます。
洋食っぽい肉野菜炒めの完成です。
トマトケチャップの効果か、ちょっと甘め。
それに赤ワインの酸味と、肉の下味で用いたナツメグの香ばしさとが効いていてまいう~!
お肉もやわらかくておいしゅうございました。
そうそうそう!
肝腎の焼酎は、全量を水割りでいただきましたよ。
芋のふっくら感が厚いね。
それとともに、重さが少しあって、いい感じに来ますね。
黒麹に由来すると思われる香ばしさもしっかりしていますが、角がないですね。
さらに甘みもしっかりと感じますよ。
この“さつま黒若潮”は、黒麹仕込の芋焼酎の中でもかなりおいしいと思いますよ。
でもね、白麹仕込みの“さつま若潮”はね、より洗練されていておいしいのですよ!
ああ、また志布志へ行って、さつま若潮を買って帰りたいなぁ。
【お酒】1629.出雲誉 上撰 300ml [32.島根県の酒]
株式会社竹下本店
島根県雲南市掛合町掛合955の1
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
今日は、日本橋にある島根県のアンテナショップ“にほんばし島根館”にて入手した竹下本店さんの上撰普通酒をいただきます。
このお方、
能書きが付いておりましたので、興味がおありの方はご参照ください。
あたしゃさほど興味はないので、さっそくいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、冷房をかけた上で、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほぼ透明でした。
燗をつけると、お酒の甘い香りがちょっとだけ漂ってまいりました。
一口含むと、これは最初にっピリッとくるね。
強くはないものの、けっこう鋭いピリですよ。
酸味は、すっぱさが少しあって、これもやや鋭いみたいです。
スースー感はありません。
うまみはやや淡めですが、淡めなりに厚みを感じます。
米のうまみがじんわりと広がりますね。
苦みが少しあって、これも強くはないものの重さを感じます。
熟成感はありません。
甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはないものの、幅のある甘みです。
やや淡麗でちょい苦ちょいすっぱピリやや甘口のお酒でした。
かなりピリッときましたよ。
それにちょい苦とちょいすっぱとで、荒々しさを感じました。
でも雑味やクセはなく、しかもうまみが淡めなりにしっかりしておりました。
しかもそれらの味の要素を、甘みがうまくまとめてくれているようでした。
一口目には飲みにくさを感じたものの、じっくりと味わうとそれもこのお酒の良さだとわかるようなお酒。
これはもしかしたら、ラベルの人を表現した味わいなのでしょうか?
(このまとめかた、どうかな?、北川さん。)
【お酒】1628.ギンバンマイルド 名水仕込み 180ml 紙パック [16.富山県の酒]
銀盤酒造株式会社
富山県黒部市荻生4853ノ3
アルコール分 13%
米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類(米糖・オリゴ糖約25%含有)
内容量 180ml
(以上、パックの印刷事項より転記)
あたしゃね、このお酒を入手するまでは、紙パックのお酒には一切興味がなかったのですよ。
だって、おいしく飲めるとは到底思えなかったんだもん。
(一部大手蔵の製品を除いて)紙パックのお酒ってのはどれも糖類添加の三増酒で、しかも常温のものをストローでチューチューと吸って飲むわけですよ。
そんなのをおいしいと想像する方が難しいでしょうし、それに食事とも合わないだろうと思っていたものでね。
でもね、5月末に富山県の西側で酒集めをした際に、ついにこのお酒を入手してしまったのですよ。
入手した理由は、銀盤酒造さんのお酒だったから。
(一昨日に飲んだものを除いて)これまでにいただいた銀盤酒造さんのお酒はどれもみなおいしかったことから、もしかしたらこの紙パックの糖添三増酒も意外においしかったりなんかしちゃったりして?、って思ってしまったのでした。
糖類の内訳(米糖・オリゴ糖)と、その含有率まで書いてあるのは珍しいね。
なお、銀盤酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
銀盤 スマートボトル 本醸造 220ml瓶
銀盤 特撰生吟醸300ml瓶
銀盤 特撰 本醸造 カップ
銀盤 サケカップ 蘭
紙パックですからね、側面に付いているストローを使って飲むわけですよ。
こういう製品は燗にすることを想定していないと推測し、今日は常温でいただきますよ。
色見のために少しだけ盃に移してみましたが、無色透明でした。
ああ、やっぱり。
うまみは淡めというか、ほとんどわからないくらい薄めです。
よーく味わってみると、やわらかいうまみがごくかすかにあることがわかります。
しかもそれは、盃よりもストローで吸ったときのほうがよりわかりにくいようです。
酒臭さはなく、熟成感もまったく感じません。
一方で苦みが少しあって、薄めのせいか目立ちます。
キレはよいですね。
酸味はひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがあるみたいです。
ピリピリ感はありません。
甘みは意外にもややひかえめです。
べとつきやクドさはまったくなく、わずかに感じる程度です。
淡麗ちょい苦薄やや辛口のお酒でした。
これは私の感想ですが、うまみが薄いというか、弱いね。
常温だったことや、あるいはストローで飲んだことも弱く感じたことに影響しているのでしょうか?
また薄かったせいか、苦みはそれほど強くはなかったもののけっこう目立っておりました。
一方で、糖添三増酒にしては甘みがひかえめだったのは意外でした。
これも私の感想ですが、普段とは異なって、全量を飲み切った時点で酒が回ってきた感じがせず、なんか飲み足りない気がいたしました。
このお酒に限らず、およそ一合詰紙パックのお酒ってのは、その飲み方(ストロー)からして食卓で食事と合わせていただくことを想定していないのでしょうね。
ということは、いったいどういう状況で飲めばこの薄い味をおいしくいただくことができるのでしょうか?
それを理解するためには、様々な紙パックのお酒をいろいろな状況で試して修行を積んでいく必要があるみたいです。
やりたくないな。