【お酒】294.羽前桜川 カップ [06.山形県の酒]
野沢酒造場 野沢重徳
山形県小国町大字小国小坂町213
原材料名・米・米麹・醸造アルコール・糖類・酸味料
アルコール分15.0度以上16.0度未満
180ml詰
(以上、フタより転記)
先日の旅行で、小国駅にて途中下車した際に入手したお酒です。
このお酒のフタには蔵元さんの名称とともに、個人の氏名が記載されています。
この表示から、この蔵元さんは会社(法人)ではなくて、個人事業主(自然人商人)であることがわかります。
地方では、個人で営業なさっている蔵元さんをときどき見かけます。
限られた地域のみでの流通を目的としていて、事業拡大を狙っていない場合には、個人事業主のままでも問題ないのかもしれません。
このカップ酒のフタは、横についているツマミを引っぱって、ふたの周りをぐるっとはがして開ける方式です。
これに出会ったのは、清泉川の純米酒カップに続いて二度目です。
くどいようですが、これって、20世紀の頃に普及していた開け方ですよね。
残念ながら、このお酒は、糖類・酸味料添加の三増酒でした。
これは完全に私の推測ですが、小国の地元の人々にとっては、糖類酸味料を添加して造ったこのお酒の味になじみがあるのではないでしょうか。
それ故、蔵元さんの一存で糖類酸味料の添加を廃止して、お酒の味を変えてしまうことはできないのではないかと思います。
限られた地域で流通しているお酒にとっては、一般大衆に広く好まれるように味を工夫することよりも、その地域の人々に愛され続けている味を守ることのほうが大事なのかもしれませんね。
私は、かつては三増酒を敬遠していましたが、“出会ったものはいただく”ことに方針を転換しましたので、このお酒もいただいてみたいと思います。
でもね、この色なんて、おいしそうじゃないですか。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
アルコールの香りが少しはっきりしているように感じました。
うまみはやや濃い目で、しっかりしています。
でも、酒臭さはあまり感じません。
もしかして、これは添加された酸味料に由来するうまみなのでしょうか。
香ばしさや苦味も少し感じました。
酸味はしっかりしています。
かなりスッキリしていて、スーッとさわやかな酸味です。
ほんのわずかにピリッと感じますが、気にはなりません。
甘みはやはりしっかりしています。
ですが、クドさは感じません。
甘いですが、酸味との調和のよい、やや濃醇でやや甘口のお酒でした。
これはまた絵が楽しいカップ
ですね☆
中身も美味しければ買ってきた
甲斐があったというものですね!
by あとりえSAKANA (2014-08-02 00:20)
あとりえSAKANAさん、このお酒は、まずくはないのですが、とてもおいしいというわけではありませんでした。
羽前桜川は、5月に山形へ行った際に駅前の居酒屋でいただいてとてもおいしかったので、これは入手せねばと思って小国へ出かけたのです。
しかし、今日いただいたこのお酒は、私が山形の居酒屋でいただいたものとはちがったようです。
手元には、もう一本別の羽前桜川があるので、それがおいしいことをただ祈るばかりです。
by skekhtehuacso (2014-08-02 00:40)
絵が面白いですね。
美味しい日本酒は最高ですね。
by toshi (2014-08-02 04:53)
猫が働いてくれるといいのですが(^_^;)
by green_blue_sky (2014-08-02 07:07)
こんにちは!
濃くて美味しそうに見えますよ~✿
まだこのような開封式のカップ、見たことないのです(゜o゜)
日本酒歴 浅いですから^^;
by ちゅんちゅんちゅん (2014-08-02 18:53)
toshiさん、コメントありがとうございます。
岩ガキもうまそうでした。
by skekhtehuacso (2014-08-02 21:13)
green_blue_skyさん、働かせるよりも、ご主人の危機を察知してご主人のためにけなげになにかしてくれるといいのですが。
まあ、そんなことしなくてもかわいいですけれどね。
by skekhtehuacso (2014-08-02 21:15)
ちゅんちゅんちゅんさん、今ではこの方式にはなかなか出会えないと思います。
by skekhtehuacso (2014-08-02 21:16)